みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

コウ争い

2015-09-02 13:49:50 | 日記

 取り立てて得意な分野はありませんが、最も苦手なのは”コウ争い”かも知れません。小生に限らず、平均的なアマ棋客においては”コウ争い”を得意とする人は少ないように思います。”コウ”の手が見えると、後先をあまり考えず、取り敢えず”コウ”を仕掛けたり、”損コウ”を打って、”コウ”に勝っても勝負に負けたり、はたまた”無コウ”を打ったりと反省することが多々あります。

 ”コウ”が発生する対局割合を調べると約60%でした((注1)参照)。一局に必ず現れると覚悟しなければならず、もう少し”コウ争い”を上手にならなければ棋力の向上は望めないようです。プロは特に”コウ立て”が巧妙で、 1)コウ立てしながら得をする 2)コウ材が多くなるようにコウ立てする  3)先手ヨセをコウ材にする  3)自分の”ダメ”が詰まるコウ立ては極力避ける  4)損コウは余程のことがない限り打たない など等。皆見習うべきですが、切迫した実戦ではなかなか難しそうです。せめて”コウ争い”を始める前に”コウ材”を数えるように心がけたいと思います。

 

(注1)2011年から2015年に日本棋院から発行された囲碁年鑑へ掲載された七大タイトル戦及び挑戦者決定リーグ戦、トーナメント戦の対局棋譜欄外に”コウ取り”の記述があったものの割合約61.5%)

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