虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

母娘バトル続編

2012年06月28日 | ランニング

拙ブログでの人気?シリーズ。「母娘バトル」というのがあった。
が、このシリーズは最後の直接対決「名古屋ウィメンズ」で打ち切りになったそうだ。
古馬がアクシデントによるTKO負けだったこのレース。
それでは本当の決着はついていないという見方もある。
まして自己ベストではほんの3分とはいえ母馬が勝っている状態なのだし・・・。
だが、ここんとこの追い切り(1キロインターバル)では・・。
毎回3馬身くらい、タイムでいうと30秒以上も引き離されてフィニッシュしている。
次のフルマラソンでは母の自己ベストを超えるのは必至だろう。
諸事情により大阪マラソンにエントリーしなかったせん姫は福知山マラソンに出場予定だとか。
仮に直接対決があったとしても大差で勝敗が決するのは目に見えている。
これではレースもストーリーも全く盛り上がらない。
かくして編成部よりシリーズ打ち切りの沙汰が下ったそうな。ほんまかいな・・。
しか~しっ!人気シリーズには続編がつきもの。
二匹目のどじょうを狙うプロデューサーは早くも続編に着手したという。
     「母娘バトル」続編
は人気ドラマ「相棒」の如く相手役を変えてスタートするらしい。
    大阪マラソンで直接対決?!
挑戦者はなんと姫2号だとっ!

【姫2号、プロフィール】
  ラン歴1年。自己ベスト10キロ62分。月間走行距離80キロ未満。
  スポーツ経験全くなし。

全然あかんやん!
こっちこそ大差決着で盛り上りゼロ。完全なる企画倒れやんか~。
しか~しっ!
大どんでん返しのサプライズで、大穴万馬券の可能性があるやもしれぬ。
その理由1.開催日まで5ヶ月ある。その間強化練習可能。
      2.初フルで大阪マラソンを当てた強運の持ち主。
      3.御歳24歳、若さの力あり。
      4.10年間、学生演劇で鍛えた体力はスポーツマンに匹敵する?
etc。

とにもかくにもラン初心者がどんなレースを展開するのやら勝負の行方よりも興味は深いわ。
いずれにしてもだ。
彼女の成長曲線と私の下落曲線が交わる瞬間もそう遠くないだろう。
さすれば低レベルで申し訳ないが接戦が繰り広げられる日も近いかと。
大阪マラソンをエピローグにして・・・。
また新たな非喜劇の物語が始まるかもしれない。
バトル続編は2012.11.25、封切予定!


妙見に喝

2012年06月25日 | ランニング

土曜日は久しぶりの甲子園巡礼。
試合開始は2時からのデーゲームなのに何故か集合は午前9時に阪急石橋駅とな?
今回はラン仲間Mちゃんが確保してくれた6枚のチケットでの観戦会。
ランナーが6人集まれば、「おまけ」にランが付いてくるのは当たり前のこと。
集合した虎ランナー7
名で石橋駅から西国街道を辿り伊丹から西宮へと約20キロの旅
途中、こちらに立ち寄って心を込めて必勝祈願をした。

        
             【タイガース御用達の広田神社】

「梅雨空のように湿った打線が今日こそ爆発して快勝いたしますように・・・。」と。
真剣に祈願すれば願いは通じるという事は先日の「七坂マラニック」で実証済みだ。
神様はまたもや真摯な願いを聞き入れてくださった!
暗雲を切り裂く弾丸ライナーを目の前に放り込んでくれたのは、私淑する金本さんだった!
田淵幸一の持つ記録に並んだ474号メモリアルアーチ。
ヒーローインタをライブで見たのはいつ以来だろう。
少し舌足らずな甘いお声が聖地にこだまする。
当意即妙のウィットに飛んだ受け答え。クレバーな脳は相変わらず健在だ。
右肩の故障を抱え守備に若干の不安を持ちつつもスタメンを任される責務。
成績が伴わないと厳しいバッシングを浴びるのも覚悟の上でのこと。
試練を真っ向から受け止めて、ここぞという場面でこうして結果を出されるのだから敬服!
見えない所でなされる努力がその強い精神力を支えているのだと思う。
晴れのお立ち台の影にいっぱいあったであろう金本さんの悔しさや辛さを思ったら泣けてきた。
座り込んでこっそり涙を拭っていたら・・・・。
     
不覚にもその姿を同行のW夫婦に激写されてしまった。
ここんとこずっと不甲斐ない末端アスリートも大いに奮起を促された試合観戦だった。
しかし、その後がいけない。
嬉しすぎて美酒を飲みすぎ・・・・。
大切な練習を控えた翌朝は二日酔いで最低の体調で迎えることとなる。
師匠のアーチの残像がなかったならば妙見山往復42キロ
の激練など消化しきれなかった事だろう。
こんな脆弱な精神のへっぽこアスリートを支えていただく為にも金本さんにはまだまだ現役で活躍していただかねば。


七坂のご利益

2012年06月21日 | ランニング

大阪マラソンの抽選結果が発表された。
目下ラン業界では当落悲喜こもごもの話題で大いに賑わっている。
ずっと落ち続けている籤運ナッシングの方があるかと思えば、片や当選しまくりの強運な方がいる。
当落の偏りは数学的な確率論から考えれば何とも不思議な現象といえる。
「確率論から考えれば不思議な現象」
実はその珍現象を地でいく世にも奇妙なストーリーがある。
籤運の悪い方特に必見の話題かも・・・・・・。
が、その前に断っておく。
ブログネタのために捏造した話では決してない!と。

或る日新聞記事からこんなイベントを発掘した。

 大阪市天王寺区の観光スポット「天王寺七坂」の魅力を再発見してもらおうと、地元の「てんのうじ観光ボランティアガイド協議会」が企画したスタンプラリーが始まった。押印用の冊子には坂ごとに歴史や見どころなどを紹介、同会では「スタンプ7つを集めるともらえるのは『ご利益(りやく)』です」とPRしている。

そんなイベントをみつけた。
これをラン仕立てにして開催したのが先週行われた
「大阪七阪スタンプラリー&プリンセストヨトミロケ地&谷町スウィーツ巡り」
マラニック
だった。
参加者の方々から「良かった!」「楽しかった!」の声をいっぱい頂き立案者として面目躍如。
喜びのあまり、翌日のブログに勇み足でこんな記事を書いた。

  ほんまにご利益があるというスタンプもめでたく7つゲット。
  満願で今日参加のランナーは皆、大阪マラソン当選間違いなし!

軽い気持ちで書いた一文だが、大阪マラソンの当選発表後。
気になって参加者の当落をリサーチしてみた。
驚いたっ!!
以下がその内訳。
    マラニック参加者16名。
    内、大阪マラソンエントリー者11名。
    大阪マラソン当選者、10名っ!!

何と当選確率90%強。
大阪マラソンの当選倍率が5.2倍だった事を考え合わせるとこの数字がいかに驚異的かわかっていただけるかと。
まして今回の参加者&当選者の中には・・・・・。
籤運「ナッシングクウィーン」M嬢と、エントリー連戦落選帝王のG氏がいたのだからっ!
今回唯一落選したS嬢は今季サブスリーを目指す女傑。
本当の浪速路@大阪国際が花道として用意されているのだから枠外と考えていただこう。
となると当選確率は100%になる?

2012年大阪マラソン、落選してがっかりしているそこのあなたっ!
今すぐ天王寺七坂を坂道ダッシュしてください!
2013年の当選は確約されるかも・・・・。(笑)
これがご利益ある7つのスタンプですぞ。 ↓

       

言い忘れましたが主催者tacocoは当然の当選!
念願のこてこて浪速路を粘走しますよっ!


大阪七阪マラニック

2012年06月18日 | ランニング

「大阪七阪スタンプラリー&プリンセストヨトミロケ地&谷町スウィーツ巡り」
そんな盛りだくさんなマラニック企画を思いついた。
一週間前の日曜日。
抜歯後のまだ腫上がった歯茎を抱えて下見ランをしたのだが、自画自賛できるほど実におもろい内容に仕上がった。
大まかなコースはこんな感じ。
大阪城天守閣コース→三光神社(真田の抜け穴)→ 空堀商店街
→高級チョコ店エクチュアと古民家カフェ(練)→榎大明神→大阪七坂坂道ダッシュ→四天王寺
(ご利益ある亀カステラ)→絶品ジェラートチルコドーロ、伝説のクリームパンイエナetc 

週間天気予報では絶望視されたお天気だったが持ち前の晴れ女パワーを発揮して日曜日は絶好のマラニック日和に大逆転してやったさ。
急な思いつきと声掛けにもかかわらず沢山の仲間が参集してくれた。
スタート前の大阪城噴水前。まずはマスコミに何度も登場しているベーカリーショップ「イエナ」の噂のクリームパンをほうばる。
        
今回のマラニックでスウィートスポット一押しだったこのお店は残念ながら日曜が休日。
ここの絶品カスタードを是非とも食してもらいたい企画者は前日にクリームパンを入手。
スタート前の試食会でほんの一口づつ体験いただくことにした。
お口汚しの後は大阪城天守閣を目指す。
次なる目的地はここからつながるという真田の抜け穴。
(映画「プリンセストヨトミ」でのポイントとなる場所。)
お隣では今だファン多い真田幸村様が大阪城を死守すべく上町台地を睥睨していた。
    
最初のスウィーツスポット「エクチュア」で生チョコを補給した後。
(めっちゃセレブなお味どした)
        
さぁ、我々も天王寺七坂を攻めるべく出陣だ!
生玉神社にてスタンプカーード(100円)を購入して。
   生玉真言坂、源聖寺坂、口縄坂、愛染坂、清水坂、天神坂、逢坂
の七つの坂を坂道ダッシュで攻める!
たかが100mほどの坂道、たったの7つ、と侮ることなかれ。
これが相当ハードな練習だとは実際やってみたらきっと君にもわかるでしょう。
       
   【何せひとつひとつの坂がすべてこんな激坂っす】
6番目のスタンプ押印神社である安居神社は真田幸村自刃の地であるとう。
闘い敗れた幸村像が疲れた表情で鎮座してはる。
     
同様に我々一行も闘い疲れていた。
残る敵は逢坂ひとつ。
これをやっつけた後は「チルコドーロ」のジェラートが待っている!
    
誰一人討ち死にすること無く全員が絶品ジェラートに出会えた幸せ。
ご利益があるというスタンプもめでたく7つゲット。

  

満願達成した本日の参加のランナーは近日中に発表ある大阪マラソンの当選は間違いなし!
だとか?
とにもかくにも企画が大盛況で目出度し目出度し。
コンテンツ満載のこのコース、是非一度お試しあれ。


恐怖体験

2012年06月11日 | ランニング

恐怖の抜歯本番日。
早朝5時から朝ランをさくっと済ませて臨戦態勢を整えた。
そして夕刻、歯科診察台の人となる。
大ヤブ先生様、どうか宜しくお願いいたしまする!縋る想い也。
第一関門は麻酔の注射。
痛みは経験値で折込済みだったが化膿しまくった歯茎へのそれは予想を上回わった!
既に前途多難だ。
麻酔が効いたことを確認した後、いよいよ本丸への工事がスタートだ。
ペンチらしきもの?で奥歯をぐいぐい引っ張る医師。
途端に耐えられない激痛が襲う。
うめき声を上げる患者の状況を見た医師は、即座に麻酔薬の増量キャンペーンを展開してくれた。仕切り直しで工事再開。
さらに力を込めてぐいぐいとやられるが・・・。ほどなく医師は恐怖のつぶやきを発する。
「これではあかんな・・・。」
席を外して何やら新しきアイテムを手に戻ってきたようだ。
「ようだ・・・。」と曖昧な表現をするのは恐怖飽和状態の患者が何も目にするまいと堅く目を閉じていたから。
故にそれがどんな凶器であったのか今もって不明である。
新アイテムでパワーアップした彼は、下顎が千切れんばかりにぐいぐい引っ張りはる。
「う~ん・・・・・・・」またまた不穏なむつぶやきを発する医師。
患者の脳裏に戦慄が走る。
医師の説明はこうであった。
「歯の根っこが平行に生えていなくて、片方の根っこだけが斜めに延びてます。普通では抜けないので歯をばらばらにして抜いていきますね。」
そうか、歯も性格同様ひん曲がっていたのね。
妙に納得して、もうどうにでもしてくれ~。と心の中で叫んだ。
次なる作業は分解作業だ。
ギュイ~~ン。歯科特有の金属音が響く。
長年連れ添ったマイ歯~が大音響の元でばらばらにされていく。
可哀想な私の歯よ・・・。
その後ペンチ引き抜き作業が数度にわたって施工され、生きた心地なしの数十分の格闘はやっとこさ終わった。
「はい。抜けましたよ。」の言葉は天使の囁きのようだった。
身も心もくたくた。
その夜は酒も運動も禁止されて、麻酔が切れてからの痛みと最後の苦闘を終えて・・・・。
永い永い抜歯工事は完了した。
大ヤブ先生ありがとうございました。
今後の治療も引き続き宜しくです。
その苗字に負けることなく歯科医としてご活躍されますことを心から願ってやみません。

一夜明けて翌日。
練習会でハーフの距離を汗だくになって頑張った。
打ち上げでしっかりとビール消毒をするためにっ!
痛みも和らいだ日曜日は・・・・。
近く立ち上げる
「大阪七阪スタンプラリー&プリンセストヨトミロケ地&谷町スウィーツ巡り」
なるマラニック企画の試走で15キロほど大阪市内を走り回る。
その日の夜は、姫二号がトマト鍋の美味しいお店に連れていってくれ、全快祝い代わりにご馳走してくれた。

        

おかげで完全復活。
来週日曜日のマラニックも楽しい内容になりそう。
時間あるなら是非ご参加くださいね~。


俎板の上の鯉

2012年06月07日 | ランニング

塩麹なるものが話題となって久しい。
先日貢物としてやっとこれが我が家にやってきた。(てか欲しけりゃ買えよ!)
     

さっそくレシピを検索して色々と作ってみたさ~。
      
        【キュウリとキャベツの浅漬け】
糠漬と浅塩漬けの中間くらいの漬かり具合で乙なお味に仕上がった。日本酒に合うっ!
            
               【豆腐の塩麹漬け】
普通の豆腐がチーズのようなこくのあるお味に変身。
沖縄の豆腐ように近いかな?泡盛が飲みたくなるっ!
     
      【鶏むね肉の塩麹漬けとレタスの炒め物】
安物の鶏肉を一晩漬け込んだだけでこんなに柔らかくまろやかに仕上がるんだ!
(私も一晩漬かってみよっかな。少しは柔和になれるかも・・。)ビールに最高!

今宵のお家居酒屋はこんな感じで常よりも貪欲に酒量もちょいとオーバー・・・。
してもええやんね~っ?
だって今宵は抜歯イブ。
明日の午後6時半には噂の大ヤブ医者の手に掛かるのだから~っ!
「本当にあった哂い話」参照。

tacocoただ今俎板の上の鯉状態。
(There is no escape)
 


明日香路を走る。

2012年06月04日 | ランニング

起伏に富み、新緑が薫る、鳥がさえずり、
絶景が味わえるコースは明日香ならではです。
こんな素晴らしい惹句に騙されて行ってきました。
明日香古京走る会との合同練習会に参加すべく奈良明日香村まで。
コースは石舞台公園スタート→(畑地区経由)→談山神社→石舞台公園
(片道約7.5km、往復約15km)


談山神社とは藤原鎌足と中大兄皇子が「大化の改新」の談合を行った所という言い伝えでの命名であるとか。
太古の歴史的事実を含有した由緒正しき神社である。

飛鳥の風景。
鄙びた雅さ、悠久を感じるこの雰囲気には何度訪れても癒される。
        
大好きな風景の中を走れるんだ♪と嬉しがっていたのはスタートするまでの話。
噂には聞いていたが想像を遥かに凌ぐタフな登りが延々と続くコースに完全敗北。
ゆっくりでも決して歩くまいの信念も一度崩れてしまえば、実に脆い。
安きに流されて何度歩いたことだろう。
「村岡ダブルフルはやっぱり66キロにエントリーするべきだった。」
師匠A氏を恨む事数度。
(Aさん、日曜日午前中。背中に霊気を感じませんでしたか?)
談山神社まではめっちゃ厳しい登りが7キロも続く。
絶対に漏れてはならない政治の密談やものね。
鎌足さんも皇子様もこんな厳しい登りを歩まれてまでの談合やったんや~。
色んな事を考えながらひ~ひ~は~は~。
やっと折り返しポイントに到着。
帰路は下りオンリーだ。今度はお気に入りの風景を楽しみながらあっという間に下山。
こうして練習会という名の猛烈しごき教室は無事に終了した。
ご褒美のビールとお弁当が振舞われると、練習会場だった場所は昼餉のプチ宴会場と一転した。
          
お腹もランもすっかり満腹になったというのにまだ午後2時だ。
これなら第二幕も存分に楽しめるわ。
で、用意された第二幕の宴は友人宅にて。
           
ご馳走が並び会話も弾み・・と夜も更けるまで・・・。
帰宅の為に天王寺から環状線に乗車した。
第一幕の激走と第二幕の痛飲でついウトウト。
車掌アナウンスの声でふっと目覚めた。
    「次は、天王寺、天王寺~~。」
    「はて?天王寺から乗ったのに、次の駅が天王寺とは?ここはどこ?」
状況を飲み込めるまで数十秒かかった。
環状線1周していたのだった。電車はそのまま最終電車となった。
ちょっと危なかったが滑り込みセーフでご帰還。
こんなのはほんの可愛いやらかしだ。
だって酔いにまつわる悲惨な失敗談を持つ御仁はまわりにごまんといるから。
階段落ちやったもの数名。
転倒で骨折したもの数名。
京都からの帰途、姫路あたりまで乗り過ごしたもの数名。
逆に神戸から大阪通り越して北の果てまで行ったものetc。枚挙に暇なし。

皆様も深酒から大きな災いに巻き込まれないように自戒くださいませね。
これぞまさしく「大過の戒心」ですぞ。
お後がよろしいようで。


本当にあった哂い噺

2012年06月01日 | ランニング

これは本当にあった笑い噺である。
断っておく。ブログネタの為に創作したわけでは決してない。

ひと月くらい前から左下の奥歯に痛みがあった。
歯医者嫌いの体質でずるずると放置していたら、3週間前の月曜日。
遂に耐えがたい痛みとなる。
退社後、近所の歯科医に駆け込んだ。
「○○○歯科」という花の名前の付いた小奇麗な歯科医院だった。
痛みはさらに増し、順番待ちの待合室では失神するかと思うほどの激痛に。
これほどの歯痛は生まれて初めての体験だった。
応急処置を施され、痛み止めと抗生物質の処方を受けると。
ともかく激痛だけは治まった。
3日後、再診に訪れたら抜歯を宣告された。
「ただしこの腫れの状態では麻酔も効きにくいし抜歯後悶絶するほど痛んだりするので、腫れが引いたら抜きましょう。」との説明。
週に一度通院して3週間経過したが、腫れは全く引かない、時折激痛も襲う。
昨日、4度目の通院時にその事を訴えると。
「やはり抜歯するしかありませんね。抜きましょう。」と爽やかに仰る。
恐怖にひきつる患者。
「でっ、でも先生、この腫れの状態で抜いたら『麻酔も効きかない。抜いた後に悶絶する痛みがくる。』と言われましたよ・・。」
「まっ、その頃よりは少しはましになっているから大丈夫でしょう。」
でこのすさまじい歯茎の腫れを持つ患者は不安と疑惑の目を医師に向ける。
それを察したか、医師はこう結論した。
「では今日きつい抗生物質を出します。それを3日間服用した後の来週抜歯しましょう!」と。
それならもっと前に処方してくれよ~。なんで3週間もほっとくの!
もしかしてこの医者ヤブ?
不信感が沸々と湧き上がった。
そんな気持ちで帰宅して何気なく処方箋を見て・・・・・・・。
驚愕&爆笑した。


      


本当に大ヤブ医者だったのだっ!
「大藪」という性を持ちながら医師を志すには相当な勇気がいった事だろう。
医学生の時も幾度もからかわれたに違いない。
そう思うと何だかこの先生に愛着を持ってしまった。
開業した医院に花の名を付けたのも頷けるといもの。
まさか「大藪歯科医院」との看板はあげれまい。

さて来週の金曜日、大ヤブ医者の手により抜歯されるtacocoの運命やいかに・・・。
チャンチャン。