交流戦明けの五日間も続いた野球飢餓状態。
飢えて枯れそうな花に水をやる如く、後半戦再開の初日は野球三昧の
一日を送った。
タイガースはこの日秋田への遠征試合。
その隙にと、普段なら滅多な事では入場できない甲子園グリーンシート
に潜入だ。
本日のスターティングメンバー!
先発安藤&狩野の豪華バッテリー。
そう、ウェスタンリーグ、vs広島戦。
この人もこちらでは頑張っている。
桜井のクリーンヒットの決定的瞬間。
安藤は微妙な調子だったが、とりあえず弟分チームは快勝。
指揮を取っていたのは、オールジャパンのユニフォームに身を包んだ
この方。
背番号77の勝利のハイタッチシーンを懐かしい思いで眺める。
今回の観戦で強く思った。
いつものて鳴り物、応援歌は騒音でしかなかったのだ・・。と。
ボールがミットに落ちる心地よい響き、選手の威勢の良い掛け声、うねる打球音、観衆の拍手etc。
本来の「野球の音」こそが観戦のライブ感をいや増してくれるのだ。
あの応援を楽しみに来られているファンも多いのだろうが、たまには
「鳴り物禁止デー」を設ける事などご一考くださいませんかね。
私設応援団の皆様・・・・・・。
そして、ここからは、桟敷をテレビ観戦付きの居酒屋に移して夜の部。
後半戦初日、
タイガースvsスワローズ。in秋田こまちスタジアム。
周知の通り兄貴分も快勝し、虎の居酒屋で皆と快哉をあげる。
虎の快調に歩調を合わせるように、ここんところ脚のご機嫌もすこぶ
る良い。
今朝の練習、20キロランも軽快だった。
「虎」も「脚」も、この快調のまま、
10月の日本シリーズ&四万十川ウルトラマラソン
まで突っ走ってくれ~。
先週末、楽しみの極地を味あわせていただいた乗鞍の大会。
この大会、実は節目の第十回大会だった。
この十年間を主催者の妻として陰で支えてくださった女性がいる。
その方の訃報を今朝受けた。
乗鞍は彼女が数年間暮らした土地。
毎年この大会をライフワークとしていた彼女。
今年は、病院のベッドの上で、逐一送られてくる大会の楽しい写真を見ては病魔と懸命に闘っていたという。
皆に元気を貰い、皆に元気を与えながら奇跡の四日間を。
大会当日の乗鞍の天気予報は完全なる雨だった。
夜中に降った豪雨は彼女を慕う人達の号泣だったのだろうか。
スタート前に降り続けたったしとど雨はこの場に居れない彼女の哀しみ
の涙だったのだろうか。
そして何より、スタート直前に奇跡的に上がった雨。
乗鞍がそのハンサムな威容を参加者である我々に垣間見せてくれ
たのは、心優しき彼女が私達へ向けた最期の贈り物だったのだろ
うか・・・・・。
思ってはいけない、そんなこんなを思いながら何週目かは涙に濡れながら走っていた。
笑顔で切った、このゴールテープも彼女が十年前に手作りしたもの。
訃報を受け、今宵は帰宅後取るものもとりあえず、
彼女が見立ててくれたランニングウェアに着替え縁あるお店までラン。
お店の前で合掌してきた。
この店内でいつも優しい笑顔であれこれ相談に乗ってくれた彼女を思い出しながら・・。
お母さんみたいに、お姉さんみたいに、沢山のラン仲間に慕われて
いた人。
本当に、いい人ほど早く逝く。
あなたが愛した乗鞍で私達はこれからも毎年子供に帰って楽しんで
いますね。
何時の日かあなたをもう一度迎えるその日まで。
あなたはそっちの楽園から「地上の楽園」を見守っていてください。
いつもの菩薩のようなあの笑顔で。
合掌。
きた。
あまりの楽しさにまるで「浦島太郎」状態。
現実に舞い戻った彼は年齢を失ったが私は言葉を失ったかのよう。
陶酔しきった絶景と満腹しまくった美食の画像を羅列する事しか出来ない・・・・・・。
その感動を伝えるボキャブラリーを失った。
(てか、元々そんなボキャを持ち合わせていない・・とも言う。)
とにかくこ~んな絶景の中を、楽しく走り、尚且つ
こ~んな美味を食いまくり、
それでいて決して頑張ってはいけない大会だったのだ。
ただひたすらランを楽しむ大会。
そこには・・・・・。
【感動のゴールシーン】と、
【ゴール後のご褒美】が
待ち受けるのみ!!
まさに地上の楽園がここにあった。
罰当たりなほどの楽しい休日。
与えられた罰と言えば・・・・・
この泥靴をやっつける事のみ。
雨の中のトレイルラン。
その他泥まみれの洗濯物のお土産がどっさり。
あ~、明日会社休みたい~。(涙)
交流戦変則日程で2日連続野球がない日々。
しかも関西地区は連日の雨。
走れない、ヤキュ無し。
こういう時はひたすら本に没頭。まさに晴耕雨読の実践。
で、まずこれを読み・・・・・・・・。
野球まっしぐら青年達のひたむきさに純粋に心酔していた情熱を奪われ、春夏の高校野球期間には熱闘甲子園を見て感動して眠る楽しみ
を奪われた、罪作りな一冊。
目からウロコの怖い本だった。
高校野球ファンの方、楽しみ半減を覚悟で是非一読を!
続いて第二のインタレストに関する本を読む。
それはもちマラソン!
著者は元サッカー選手。マラソンに目覚めて5年。
私のラン歴とオーバーラップ。しかも著述業。
あとがきには、
「走る、書く、走る、書く・・・」を繰り返し、執筆に行き詰ったらとりあえず走りに出かける。すると、文章がすっとまとまる、とある。
う~ん、素人脚本家を自認する私とはこの部分で既に大共感。
この書はノンフィクションならぬランフィクション
だとのたまっておられる。
これは、走りながらプロットを練り上げる私の脚本に全く通じる。
心底共感し楽しめたこの本は、先に読んだ一作から得たマイナーな刺激の浄化作用ともなった。
しかも、柏レイソルをこよなく愛すこの著者のマイランニングコースは
手賀沼周辺だという。
手賀沼とは我がチーム関東組の定番コースであり、この夏合宿にて初
めて訪れる地ではないか!
浅からぬ縁を感じつつ、一気に完読。
方や我がタイガースはこの週末、本拠地甲子園にて交流戦優勝を賭
けて日本ハムとの2連戦。
きっと連勝するよ!!
何故って、敗戦の女神tacocoは週末本拠地関西を離れるから。
こ~んな絶景の中を60キロ走る為に阪神戦の中継のない長野まで
遠征するのだから・・・・。
帰阪した暁には「タイガース交流戦優勝!」
の新聞記事が踊っている事を確信している。
「オ・カ・ジ」
という言葉をご存知だろうか?
関西のおばちゃん代表上沼恵美子さん作成の造語なのだが。
上沼女史曰く、オカジとは「オヤジ」と「オカン」の両方を兼任する人を讃える言葉だとか。(上沼さん自身を含めての。)
それってまるで私のことやんかっ!と。
長年これは自分の代名詞だと思ってきた。
てことで、母の日をあれ程祝ってもらった「オカジ」tacocoは、父の日
の6月15日。
この日も、感謝されて当然とばかり、それに相応しい楽しい楽しい
ラン行事を満喫させていただいてきた。
アサヒビール西宮工場見学、
「20分一本勝負生ビール3杯リミット」という嬉しい企画。
この工場へのアクセスは阪急今津線「阪神国道駅」からたったの
徒歩約2分。
ところが、ここへ至るのに阪神武庫川駅から五ヶ池ピクニックロード→本山神呪寺→101段階段上がりダッシュ→甲山大師堂→阪急甲陽園駅→夙川→芦屋オアシスロード→アサヒビール西宮工場、
という25キロをわざわざ走って駆けつけた酒飲みランナーの集団。
【武庫川河川敷でのスタート風景!】
ただひたすら美味しいビールをより美味しく戴くためだけに!
甲山頂上付近からの絶景を味わいなどして・・・・・・。
無事、この地上の楽園に辿りついた!
新鮮なスーパードライも旨かったが、特に出来立ての黒生は味わった事がない程の美味だった。
まるでドリップ仕立ての濃いぃコーヒーにアルコール風味を添加したか
の如く。
「リミット3杯」というアサヒビール側が用意したルールを周回遅れする事もなく、軽々ノルマ達成し、
「いや~、さすがに昼間のビールは効くな~。も~飲めんわ~。」
などとほざきながらも、ひとっ風呂浴びると。
打ち上げの飲み放題居酒屋では、さらに飲むわ、飲むわ。
給水した水分、締めて3リットル以上か?
水だけなら決してこれ程は飲めないのに実に不思議だ。
ほんまにええ「父の日」を過ごさせて戴きました~。
観戦勝率はすこぶる悪いわたくしだが、反面、くじ運は結構良かった
りするから不思議。
最近も、 「当選」
の嬉しい文字が躍る、郵便を立て続けに2通も受け取った。
【その1】
映画「ぐるりのこと」の試写会チケット。
今週初め早速お招きに預かってきた。
リリー・フランキーの初主演作品。
平凡ではないが、さりとて波瀾万丈でもない普通の夫婦の10年間を、等身大の視線で描き切った作品。
大どんでん返しもスペクタルも美形も何にも登場しないが、心にじんわりと残る秀作だった。
芸達者の演技は、それだけで見ごたえのある芸となるのだと、当たり前のことを、末端の演劇関係者として再認識した。
う~ん、実に儲けものの観賞会だった。
続いては【尼崎信用金庫】より
がんばれ阪神タイガース定期預金「虎の雄叫び」にお預けいただ
き誠にありがとうございます。昨年のセントラルリーグの公式戦に
おける阪神タイガースの戦績は善戦むなしく3位という結果に終わ
りました・・・
以下省略、
という、お詫びの文章が添えられ、
「コンピューター抽選によりBIGプレゼントに当選しました!」、
の文字が踊る。
同封されていたのが、デパート商品券2万円分。
お詫びたって、あ~た。
今年の好成績によって頂いた喜びは昨年の悔しさにお釣りが来る位
感謝感激ですのにぃ。
ともかく有難く頂戴いたしまする。
観戦勝率と引き換えに得たこのくじ運。
運気上昇気流に乗っからねばと、競争倍率の高いこの大会に参加申し込みをした。
「四万十100キロマラソン」!!
人気高いこの大会は毎年、かなりの抽選倍率となるそうだ。
当選するには相当のくじ運を要するらしい。
当選すると信じて既にウルトラマラソンむけの練習メニューに切り替えつつあるわたくし。
ここまで覚悟したからには、何とか参加したい。
その為ならば、少々の観戦負け試合試合も覚悟の上か?
虎ファンの皆様ごめんなさ~い。
こんな状況の身の上で7月は計4試合も観戦予定です。
しかも頂上決戦ばかり。
負け試合はわたくし一人が請け負います。
後の試合で総て勝ってください!!
秋。
四万十の地で初ウルトラ完走の感激と共に日本シリーズの勝ち試合
を観戦する事を夢見ておりますからっ!
絶好調の阪神タイガースは今日も勝って貯金を20とす!
う~ん虎戦士もすべてかっこ良いのだが、本日は試合をほったらかしにしてこの美形に酔い痴れてきた。
我が家から5キロの距離にある梅田の映画館へ行くのに・・・・・・・。
一体どういうコースを辿ったのか?
30キロも走って行き着いたという。
そしてスーパー銭湯でひとっ風呂浴びての鑑賞体勢。
たかが映画観るのにこんな遠回りする人っているのかしらん。
(いる訳な~い!)
「ナルニア国物語・第二章」カスピアン王子の角笛
第一章で既に虜になっているわたくし。
待ちに待っていた第二章にやっと巡り合えました~。
このファンタジーは大人でも十二分に楽しめます!
特に女性諸君!
と~ても美しい映像と共に、と~ても美しい青年達が多数勇躍する
映像は、すべての鬱屈を忘れさせてくれる程、ファンタスティッ~ク!!
(って鬱屈など無縁のように好き勝手している奴が言うなって?)
特に第二章の主役、カスピアン王子に扮したベン・ハーンズくんは
最高にかっこ良いのです!(金本さんの次に。)
観ているだけで、目も心も充たされまっす~。
本日は珍しくギャル系の完全ミーハーな記事になってますが、
以下は本来の親爺系の情報となります。
今日6月8日は語呂あわせで「炉端の日」だって知ってました?
知らずに訪れた行きつけの炉端のお店。
タダでさえ安いお店なのに、「炉端の日」記念として全品半額セールですって!
2名でたらふく飲み食いして、お会計がびっくり仰天の。
締めて2800円也!
信じられな~い。
虎は勝ち 脚も目も腹も 充たされし
休日にゲップ~。
まだまだ続くレース後の楽しいオフの日々。
今宵は今宵とて、姫のバースデーという名目の下、プチフランス料理コースを奮発してのディナーデート。
いつもの安居酒屋ではなく、バースデーバージョンでちょっとゴージャス
に・・・・・。
【私の傑作2作品とのスリーショット】
でもってオフの日々に、白昼夢の如く、まさに夢の様な次なる「夢」
を夢想してみたりする・・・・。(夢文字4連発!)
その白昼夢とは。
スーパーアスリートランナーを婿に迎え、彼の伴走コーチでもって猛練
習し、孫の目の前でサブ3.5を達成する!!
ってこんなのどうやろ?
ほんでもって悪乗りついでに夢のレース企画を夢想してみたりする。
題して
「tacoco家、婿取りレース」!!
年齢関門なし、標準参加資格は、
「姑の30キロペース走を給水ボトルを抱えて
キロ5分以内でサポートできる走力を有する者」
とあるのみ。
かぐや姫をゲットする為に青年貴族が姫の無理難題に悪戦苦闘した
如く精鋭アスリート青年達がその脚力を競うレース。
なんというファンタスティック!
まさに「夢」ならではの展開。
どう?嫁募集中の脚力に自信のあるスーパーランナー諸君。
こんな恐ろしいレースにエントリーする勇気ある青年はいるかな~?
おらんっ!!!
よな~。
アンチエイジングは大変だ。
フルマラソン後のダメージがこれ程長引くのは初めて事だ。
やはり老いた筋肉細胞は復活にもそれ相応の時間を要するのだろう。
「華麗なる加齢」を目指すのも中々骨が折れるもんだ。
それにしても、メインレース一週間後に主催したマラニックを
「ぬる~い設定」にしておいて本当に良かった~。
名付けて
「走って走っておすし屋さん!」
このブログに度々登場する、ランナーであり熱いジャイアンツ魂を持つ
マスターの、例のお寿司屋さん。
まだ連行していないラン友たちの要望に答えて企画したマラニック。
とはいえ、マラニックとは名ばかり。
単に寿司屋でたらふく飲み食いしたいが為に設けられた「練習会」、
という、まさに本末転倒の企画なのだ。
大阪市内の緑の楽園、鶴見緑地公園。
この広大なエリアをあちらへこちらへと、ゆく~り、和気藹々と走る。
途中何度も脚を止めては、
華を愛で、
華に酔い、
風景に感嘆し、
ボロボロの脚にとって、誠に心地よ~いリハビリランであった。
この後はお約束の寿司屋にて、
「tacocoさん、PBお祝い会」!!
レース後、この名目での宴席はこれで三回目。
「かんぱ~い!」「おめでとう~!」「かんぱ~い!」
と・・・・・・。
ろくに走りもせず、こんなことばかりやっていた一週間。
自分へのご褒美も、ええ加減ほどほどにしないと、体重とともに思わ
ぬしっぺ返しがあるかもね。
金本さんのようにかっこ良くこう言って、次の目標に向けて復活し
たいものだ。
「この記録は通過点。」