今は昔、竹取の嫗といふ者ありけり。
野山を走りて饗をとりつつよろづのことに使ひけり。
名をば、虎っ娘ランナーとなむ言ひける。
4月恒例の筍マラニックに参加してきた。
高槻駅をスタートして卑弥呼由来の銅鏡が出土したといわれる古墳を見・・・。
かぐわしき新緑の中を走り・・・。
筍泥棒をしたい誘惑を抑えて竹林を横目に走り・・・。
安い朝堀の筍を買い求め・・・。
長岡京の筍ファスタで憩うという・・・。
そんな至極のマラニックに参加してきた。
おちゃらけマラニックのように見えているが、結構タフな山行きでもあった。
肋骨骨折以降の久しぶりのトレイルラン。
明日はしまなみ海道70キロのマラニックに行くという前日。
こんな事しててええんかいな~?
ええ事ないわっ!
ええ加減、歳考えて行動しいやっ!
と。我が家のかぐや姫は非常に怒っておった。
それでも嫗は明朝、かぐや姫がまだ夢の中の早朝5時には出立する。
あなたが月に帰ると言うても竹取の嫗は素知らぬ顔で
瀬戸内の海の上を走っておることでしょう。
本日神戸マラソンエントリー処理完了。
大阪マラソンとのツープラトンエントリーでありんす。
大阪マラソンは4月20日(金)時点でのエントリー数は既に94,374名を越えたとか。
最終倍率は恐ろしき数値になると予想される。
でもね~。何故か両方とも落ちる気しないのよね~。
その自信は以下のこんなしょ~もない理由から・・・・。
その1.
まずはデイリースポーツの企画で当選したGWのジャイアンツ戦チケット。
今週紙面掲載されたが、何と当選倍率100倍だった。
誌面で判明。超末席でラスト当選したわたくしだった。これぞ強運の証かと。
その2.
今季甲子園観戦勝率7割5分!(4戦、3勝1敗)
直近、vsカープ戦にて久保投手の完封もどきのナイスピッチングでの勝利。
その3.
秘かに進行しているマイプロジェクトが思惑通りに進行している事。
プロジェクト内容については未だ公開できないのが残念だが・・・。
以上3点の強運伝説でもってこの秋は浪速路を走るランナーtacocoさんです!!
余った神戸ゼッケンはどないする?という贅沢な笑い。
週末の天気は大荒れの予報だった。
日曜日は各地で大きなレースが開催されており、悪天候の中奮闘したラン仲間たちの健闘を称えたい。
天候の影響をまともに受けるのががランナー稼業。(いつから仕事やねんっ!)
この週末はレースこそなかったものの私も予定していたマラニックが中止になってかなり落胆。
ぽっかり時間が空いたので、目下ランナーへ育成中の姫2号を連れて鶴見緑地の練習会に参加することにした。
ところがこの選手。体力、走力とも一向に成長の兆しが見えない。
これまでレースに2回ほど強制出場させた。
10キロを60分強で走るという実力をこの日も大いに発揮された。
少し走っては「しんどい~」「疲れた~」を連発しては歩いてばかりしはる。
お陰で練習会は鶴見緑地周回を1周しただけで早退する羽目に・・・・。
一軍登録まではまだまだ道のり険しき育成選手であることよ。
勝手に走り出し勝手に成長し、初フルをサブフォーデビューした1号さんとは大違いだわ。
この日はコイツのせいでろくな練習が出来なかったが冒頭の面白情報を発掘してきてくれたから許してやるとしよう。
虎っ娘ランナーtacocoの類似品の如きこの店は吹田の某大学前にあるらしい。
姫2号曰く、看板にある通りたこ焼き&お洒落なbarであるそうだ。
これはぜひとも探検の価値ありかと。
家から10キロちょいと言うことは十分にラン圏内だ。
あのコースを辿って、あそこに立ち寄り、あれを観て、あのスウィーツを買い食いし・・・・・。♪♪♪
楽しきマラニック計画がふつふつと沸き起こる。
そのうち計画を立ち上げよっと♪
時間ある方ぜひご一緒を~。
今週火曜日16時、いきなり携帯の電話が鳴る。
市外局番神戸からの見知らぬナンバーが表示されている。
またどっかのイタデンか。
仕事中だったこともあってシカトしようかと思ったのだがたまたま手すきだったので
応答した。
「もしもし、tacocoさん(本名を提示)の携帯電話ですか?」
「はい」
「こちらデイリースポーツです。」
すわっ!
これは一昨日行われた甲子園マラニックの噂を聞きつけたスポーツ新聞がネタ不足のネタにしようとの取材依頼か!
と、色めきたったが・・・。
相手曰く。
「実は、応募された開幕企画、ジャイアンツ戦ご招待20名様に当選されました!」
そういえばそんなのに応募したっけ。
やった~。
それはそれで嬉しいお知らせやんっ!
てことで後日、GWのジャイアンツ戦のチケットが送られてくるそう。
真面目に頑張って虎ファンを続けていると良い事もあるのね。
ほんまに何でこんなにタイガースが好きやねんっ。
てくらい虎の勝敗に一喜一憂する毎日。
勝った翌日の朝は頗るご機嫌。
スポーツ新聞を熟読し、スポーツニュースを梯子視聴しルンルンで出勤する。
方や、負けた良く朝は目覚めた時点ですでにドドメ色。
一切のスポーツ情報を遮断して超不機嫌で一日がスタートする。
同じく熱烈なタイガースファンである芥川賞作家小川洋子氏は語っている。
「ときどき不思議に思いますよ、なんで、私はタイガースが負けただけで気分が悪いんだろうと。」
全く同感、共鳴、同志!
そんなどら息子みたいな球団の虜になって四半世紀以上。
今回の当選はそのご褒美だろう。
が。わたしゃ秋にはこれの当選にすべてを賭けております!
大阪マラソン2012
こんなとこで運気を使ってて良いものかどうか・・・・。
おっさんの星、山本昌お見事!46歳8ヶ月で先発勝利投手。
プロ野球最年長記録を更新したのだという。
結果的にはこの快挙をリアルタイムで見るために15名の精鋭ランナーがJR環状線のとある駅に集結したことになる。
目指すは20キロ先の甲子園球場。
人気企画、甲子園マラニックの2012版のスタートだ。
今年から新コース。
寄り道をしてこんな所に参詣する。この時点では上記数字が減る事を信じて疑わなかった。
禊の湯浴みもそこそこに、一行は居酒屋甲子園に無事ご到着。
しこたま喰って呑んで騒いで叫んで、風船飛ばしなどして遊んでいる間に・・・・。
気が付きゃ、眼前の舞台では中年のおっさんがどえらい事をやらかしていた。
8回2安打無失点で勝利投手となった46歳左腕。
敵ながらあっぱれだった。
スピードもキレも往年のものではないはず。
が、内外に投げ分ける絶妙のコントロール。
丁寧に低めを付く、冷静沈着な投球術。
ピンチにも動じぬ粘り。
老練な技は加齢による衰えを補って余りあるものだった。
悔しい思い以上に、この「おっさん魂」は大いに刺激を与えてくれた。
秋にはまたひとつ馬齢を重ねて迎えるであろうマラソンシーズン。
スピードもキレもなくなったのはこちとら同様だ。
が、眼前で繰り広げられた力投は良きお手本となった。
走力の衰えは冷静沈着なレース運びで補い、体力の衰えは我慢と辛抱でひたすら粘る!
まだまだ諦めず記録更新に挑戦しよう!加齢を言い訳にはしないぞっ!と。
負けた憂さも忘れて秘かに熱くなっていたわたくし。
とはいえ、贔屓チームの打線はつくづく情けなかったものよ。
盛り上がりシーンナッシングでジ・エンド。
参拝したボードの数字が減ることも叶わなかった。
しかし、瑣末なことに拘泥せずにとことん楽しみ尽くすのがこのマラニックのモットーだ。
反省会と称する酒盛りは場所を某白木屋に移して延々と続く・・・・・。
昼間あった出来事などすっかり忘れて、大カラオケ大会と化した反省会。
(昨年と全く同じ流れだ。)
かくして2012「甲子園マラニック」は目出度く大団円なり。
ご参加の皆様ありがとうございました。
来年もまた宜しくお願いいたします。
不敗神話が崩れて2年目。腐敗神話となった感あり。
この分で行くと来年は名称が少し変わるかもしれない・・・・・。
(白木屋)甲子園(店)マラニック
と。
生憎花冷えとなった先週末だが名桜スポットは花見客でそこそこ賑わっていたようだ。
四季折々の楽しいイベントは決して漏らさない主義の私はきっちり二日連続花見宴会をロックイン。
一日目の会場は長居公園植物園。
ラン練習でしょっちゅう利用する長居公園だが植物園に入るのは今回初。
有料(200円)とはいえこんなに贅沢な桜スポットが内包されていたとは。
長居公園→30キロ走→しんどい。
こんな図式しか念頭にないから足元にある絶景ポイントすら見落としてしまっていた。
ラン毒に犯された脳は視野が狭いと言える。
日本人がこれほど桜を愛するのも花見酒が付いているからなんだろう。
というくらいしこたま呑み喰いした揚句・・・・。
秋の紅葉を愛でる行楽は紅葉狩りというのに何ゆえ桜は桜狩りとは言わないのだろう。
などとくだらない疑問を呈しながらその後は慌しく「兎狩り」へ向かうtacoco。
今季初甲子園を勝利で飾るっ!
嬉しいには違いないのだが予想通りの貧打祭りにボルテージはちょっぴり低め。
兎チームの最強補強装備杉内投手に僅か3安打の12三振に抑えられ、得点シーンはエラーがらみで奪った初回の1点のみではね。打線もスタンドもさっぶい~。
これで9回に球児が被弾でもしておればほんまに凍りついていたと思う。
翌日曜日は毎年恒例の芦屋ファンランの応援&大花見宴会。
翌週に控えた甲子園マラニックの下見ランも兼ねて家から23キロ走って行った。
下見ランって?あ~た、何回これやってますの?
と言うなかれ。今年はちょっとコースを変えてみるつもりなのだ。
こんなのを拝むために寄り道しようかと・・・。
【尼崎商店街にある有名なボード】
来週末のお天気はどやろか?
虎っ子の皆さん、好天と勝利を祈ってみな良い子で過ごしましょうね!
PS.
昼間にここまで下書きした後、夕刻のナイターランで藤井捕手への顔面デッドボールの実況中継を聴く。
虎党の皆さま、何よりもまず藤井選手の速やかな快復を真剣に祈りましょう。
2日前から朝の腹筋トレを再開した。
先日の練習会では1キロ5分20秒で走れるまでになった。
練習後はまだ少し痛みがあるが、寝返り時の痛みもマシになってきたし少しだけ背伸びも出来るようになってきた。
少しづつだが確実に復活に向けて進んでいるような気がする。
復活と言えば今朝のスポーツ紙の野球欄を独占していたのがタイガースの安藤優也投手。
2003年はストッパーして、2005年は先発投手として優勝に大きく貢献した。
2007年からは3年連続で開幕投手を務めたタイガースのエースだった。
「だった」と過去形で言われるのは2010年、右肩の故障から二軍落ち。
それでも決して腐ることなく懸命にリハビリと練習をこなしていた。
努力が報われるまで595日もかかった。昨夜見事に復活の勝利を挙げた。
ヒーローインタビューで感極まる彼の姿を見て貰い泣きしてしまった。
【デイリーからのヒーローインタの画像】
【こちらは2003年優勝祝賀イベントでの安藤選手とtacocoのツーショット】
男の涙は美しい。
但しそれは何かをやり遂げたヒーローの涙に限る。
こんな「男の涙」は醜いだけ。
【デイリー画像より、元巨人軍代表清武氏】
清武イリュージョンに侵されたのか、兎軍団は自慢の札束重装備がまだうまく機能していないようだ。
明日は甲子園での今季初観戦だ。
お家騒動&朝日新聞の告発で浮き足立つ兎さんとの闘い。
楽しみだ~。
大阪から京都へ行くにはたくさんの交通手段がある。
阪急京都線、JR京都線、京阪電車、マイカーなど。
このたびそこに「ラン」という手段が加わった!
これは京都まで初めて走って行った時のブログ記事の一文。
京都まで走った事を嬉々として綴った初々しい姿だが。
その後は、哀しいことに京都まで走るのは当たり前の身となってしまった。
しかしこのたびは京都までのルートに新しい選択肢が加わった事を嬉々として綴る。
これまで馬鹿の一つ覚えで京都までのルートは淀川河川敷しか知らなかった。
先週末ラン仲間Jさんの先導で京街道を辿っていく京都旅を初経験させてもらった。
ざっとこんなコースで。
京阪北浜駅スタート。
↓
8.5km地点 守口宿・文禄堤跡(京阪守口駅)※
↓
20km地点 枚方宿・枚方遊郭跡(京阪枚方駅)※
↓
30km地点 橋本遊郭跡<鬼龍院花子の生涯>(京阪橋本駅)※
↓
40km地点 中書島遊郭跡(京阪中書島駅)※
↓
45km地点 撞木町遊郭跡<大石内蔵助>
↓
46km地点 京阪黒染駅ゴール
豊臣秀吉が大坂城と伏見城を結ぶため、淀川沿いに文禄堤と呼ばれる堤を整備し築いたのが京街道。
その後、徳川家康が京街道をさらに発展させ、伏見宿、淀宿、枚方宿、守口宿の四カ所に宿駅を設けこの四次と東海道五十三次を合わせて東海道は五十七次と呼ばれているんだってさ。
江戸時代、洛中を通ることが許されなかった大名は参勤交代の際は大津方面から山科との境にある追分で東海道と分かれて伏見へと向かいこの街道を辿ったそうな。
また新たな知識を得たわ。いくつになっても勉強は楽しいな。
道中、こんな石碑やら碑文やらを読みながら往く。
実に風流なマラニックだ。
これが映画の撮影に使われた橋本遊郭に現存する建物。
歴史を感じるその佇まいから、その昔苦界にあった女性たちの哀しい言葉が聞こえてくるような気がした。
だってね。くしくも今夢中になって読んでいる本がこれだもの。
渾身のルポタージュに絶賛しつつ読み続けている。
有難い事に、貪るように読書していると忘れる事が出来るのだ。
両膝、両腕、手のひらに酷い打ち身、擦り傷の痛みを・・・。
実はこのマラニックで私はまたまた大転倒をやらかしている。
まだ癒えない肋骨の負傷をかばう為にすり足の走り方が災いして突起物に躓いてしまったのだ。
両膝と両肘、両手くんが総動員でヒビ残る肋骨君を守ってくれた。
その犠牲で彼らの負傷はかなり酷いが。
そして私が肋骨ヒビ持ちだと知っている同行のメンバーは皆慌てふためいた。
その節は流血騒ぎで心配掛けてほんまにすいませ~ん。
でも打ち上げでの飲みっぷりを見たら大丈夫だとわかっていただけたことでしょう。
この一カ月で3回も転倒アクシデントに見舞われている私。
老化現象が進行しているとも取れるが。
交通事故よりましやんっ!
擦り傷、切り傷は日にち薬で治るしっ!と、本人はいたってポジティブ。
この調子で行くと夏までには計7回くらい転ぶか。
でも8回起き上がってやるから・・・、万一その場に居合わせた皆さんどうぞご心配なくね。