神鍋マラソン。
こんなに美味しい大会だったんだ!と、9年ぶりに知る。
まだ新米ランナーだった頃出場した時は、8月の暑さに完全に参ってレース後何にも口に出来ず、早々と会場を後にしたほろ苦い思い出がある。
但馬牛、いわなの塩焼き、かき氷、アイスクリーム、プリン、冷製スープ、ヤクルトetc。
心づくしの振る舞いを、今回は全部平らげてやったさ。
打ち上げに出石そばとビールで乾杯。
またまた完璧なラン旅に仕上げた。
そんなこんなで楽しむのは結構なのだが…。
肝心のタイムが9年前よりも30秒も遅いってどういう事?
やはり「先祖還り」は予想以上に進行している?
「どんだけ四国が好きやねんシリーズ」
第6弾はうどんマラニック&剣山登山。
今年になって6回目の四国上陸だ。
一日目はうどん県での観光マラニック20キロ。
うどん屋4件とスウィーツ店4軒を巡り幸せいっぱい、お腹いっぱい。
二日目が念願の剣山登山。標高1,955m、四国第二の高峰で百名山の一つであり、この絶景に、たった1時間弱で辿り着く。
なんとコスパの高いお山だろう。
携帯電波も届かない此処へは、W杯やら交流戦やら・・・下界の憂さ憂さも届かない。
桃源郷へのエスケープは大正解だった。
珍しくラン無しの休日は刎頸の友との山行き。
大峯山稲村が岳へ。
数十年前、まだ二人ともお暇なマダムだった頃には想像だにしなかった。
一人は市民ランナーにもう一人は登山家になろうとは。
女二人だけの道行。ランは封印してゆっくり歩きで登ると、風景が違った。
樹々や、花を愛で、土の匂いを感じ、鳥の声に耳を傾けetc。
存分に山と会話した気がする。
母公堂まで下山したら茶菓のご接待を受けた。有難く美味しくいただく。
やっぱり少しは走りたくなってので友に待たせて女人入山禁止の結界門まで走った。
「女人入山禁止」宗教上の色々な言い伝えがあるのだろうが、何度見てもこの文字にはいい感じがしない。私だけ?
敦賀で美味しいと評判のパン屋を巡り、水晶浜という美しい海岸沿いを夕焼けランし、北陸の鄙びた旅館で海の幸に舌鼓を打つ。
20代最後の夜をそんなふうに母と過ごした娘。
これは喜ぶべき事なのか、哀しむべき出来事なのか・・・。
しかし、迎えた翌朝はこれ以上ない幸せな、生誕祭となった事は間違いない。
ラン仲間たちが開いてくれた福井の美味しい食材いっぱいのバーベキューパーティー。
サプライズで用意してくれたバースディーケーキに、アコースティックギター生演奏でのバースディーソング!
なんて贅沢なっ!
福井の皆の暖かいおもてなしに触れてお腹も心も満腹になった。
本当にありがとう!
そして母は公約通り、半額シール貼付式を強行する。
賞味期限近い為、本日より半額セールとなりました。
どこぞに胃腸の丈夫な男子おらんかね。