虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

勝負靴再び

2012年02月27日 | ランニング

ランナーになってから脚がどんどん巨大化していっている。
数年前までこれで闊歩していた事が嘘のように靴箱に並ぶ23センチのピンヒール。
今、履けば「纏足」になるに違いない。

元旦に、名古屋用にと購入した勝負靴は遂に25センチ階級に格上げされた。
いくらランナーとはいえこれほどデカ脚の女子も珍しかろう。
おっさん化現象は、靴サイズにまで波及してしまったか。
と、嘆きながら。
先週、練習会にてニューシューズの試し走りをしてみた。
ところがだ。
25インチはやはり少々デカ過ぎたようだ!
ちゃんと試着したのに何でこんなの選んだのやら。

元旦のお買いものだったし、お屠蘇で酔っ払ってた事がアダとなったか・・・・・。
ランシューは決して大は小を兼ねないっ!
ましてや大事な名古屋の勝負靴だ。
バーゲン扱いのないスカイセンサー、
大会ひとつのために12,800円X2が財布から消えるのか・・・・。
それでも妥協はできないわと、雨上がりの土曜日。
ランコースを長居ステップまでの15キロに設定し、買い直しを即断。
せめて色だけでも違うのをと、青色を選んだ。
0.5違いのスカイセンサーが並ぶ玄関先。

      
2回だけ履いた25のスカイセンサー、誰かいらんやろか。

懐がかなりお寒くなったので、その日の夜はお得なチケットを活用してリーズナブルに楽しむ作戦に出る。
心斎橋の、とあるカラオケボックス。
フード3品を選べて2時間飲み放題、歌い放題。
これで一人1200円って儲けもんではないかい?
(by GROOPON)

姫2号の美声は、無駄な出費で傷ついた心の痛手を癒してくれるわ。

この娘、10キロ60分超の鈍足やけどこんな使用方法があったのね。


泉州マラソン応援

2012年02月20日 | ランニング

4年連続の泉州マラソン応援ラン。
仲間のスタートを見送った後、迂回ルートをショートカットしてまっすぐにゴール地点を目指す。
9キロ地点から28キロ地点までずっと選手と併走できるのでランと応援が両立するという応援ランとしては最高の条件なのだ。
今年の同伴者は国際ランナーSちゃん。
前日に次の本番レースに向けての「最終頑張る練習」30キロ走をしてきた為に脚は既に売り切れ状態。
彼女の高速ギアに付いていけるのか甚だ不安だ。

制限時間が30分長くなった為今年のスタート時間は10時半。
張り詰めた雰囲気のスタート直前風景。
      

3週間後のことを思うと緊張感が我がことのようにひしひしと伝わってくる。
スタートを見送ると同時に応援ランもスタート。
6キロほど走ると早くもトップランナー集団がやってきた。
これもほぼ例年通り。
続いて招待選手ワイナイナが登場。声を掛けるとにこやかに手を振ってくれた。
スタート直前にも握手攻め、ツーショット撮影攻めに愛想良く応対していた彼。
お仕事とはいえサービス精神旺盛な方だわ。
ほどなくサブスリーの仲間たちが颯爽と駆け抜けていく。
それからは知った顔が途切れることなく続く。
声援を送り続けていると19キロの応援ランがあっという間に楽しく過ぎていく。
ここから南海電車の高架を左折する選手たちと別れて40キロ地点へ先回り。
走ること3キロほどで、スカイブリッジとマリンブリッジが眼前に聳え立つ。
泉州マラソン名物の最大の難所だ。
二つの巨大なブリッジをこれから攻める選手と征服してきた選手たちがすれ違うポイントがこの40.5キロ地点。絶好の定点応援ポイントなのだ。
       
隣にいるSちゃんは昨年ここをを3時間8分前後で通過した。
やった~、国際資格ゲット間違いなし!と驚喜したのをはっきりと覚えている。
だが、ゴールタイムは惜しくも3時間15分45秒。
2週間後の篠山マラソンで奇跡のビベンジを果たして見事国際資格をゲットしたのだった。
あれから1年。去来する様々な思い出に耽っているうちに次々とゴールしていく仲間たち。

頬を紅潮させて自己ベストを報告した仲間、期待に応えられずに撃沈した者、復活を果たした奴、
国際資格を得て号泣した子、レースを目いっぱい楽しんだもの・・・。
今年も様々なドラマがあった。
胸いっぱいになった応援ランの旅の後は当然のごとくお腹いっぱいの旅に繰り出す。
今年の打ち上げは2年振りに訪れた幻想空間のここ。
        
   かつての遊郭、飛田新地にある「鯛よし百番」。

大正中期の遊郭の建物を使用した料亭で建物は国の有形文化財となっている。
廓と外とを隔てる大門。
その名残を留める照明灯を潜って、不思議な異空間を予約のお店を目指してプチトリップ。
料亭という名で営業する妖しいお店が軒を連ねている。
屋内に人形のように座っている女人はみな勿体無いほどの美形揃いである。
こんなお仕事をして満足なんだろうか?
大きなお世話かもしれないが娘を持つ母としてさまざまな思いが錯綜する。
昼間の泉州路の旅とは完全異質の道のりだった。

辿り着いた淫靡な座敷では、昼間の興奮覚めやらぬ数十名のランナーたちの酒宴が始まった。
昼夜にわたって緊と緩、剛と柔の両極みを楽しむゾンビのような集団。
レースには参加しなくとも、あれやこれやと十二分に楽しんだ一日だった。


名古屋のゼッケン

2012年02月16日 | ランニング

早くも名古屋ウィメンズのゼッケン引換証が届いた。

          
パンフレットを読んで見ると・・・。
史上初の試み?
「女子オンリーの市民マラソン大会」
だけあって随所にユニークな企画がみられるようだ。

最初に気になった「女子だけの大会」という特異性を顕著に示す事例がある。
普通大きな大会の身分照明には、運転免許証が必携とされるが、この大会に関して免許証は不可。
健康保険証、住民票、パスポートのいずれかが必要だと明記されている。
さ~て。ここで問題です。
それは何故でしょうか?
その答え。
私も初めて知ったが運転免許証には性別の表記がないからだそうだ。
なるほど。
女装の男子の代走は絶対に阻止しようという大会側の強い決意の表れなのね。
でも、いくらオネェブームとは言え、ほんまにそんな奴いるのか?

参加賞も女性大会ならではの選別で、メインスポンサーであるメナードの化粧品セット。
Tシャツよりずっと嬉しい逸品だ。
受付会場でもメナードのブースがありネイルやスキンケアのイベントを開催してくれるらしい。
他にも女性好みのブースが競い合って並んでいることだろう。
こちらも大いに楽しそう。

そして何といっても目玉の企画がこれ  ↓ 

     大会公認イケメン軍団「おもてなしタキシード隊

選りすぐりの男前がゴールする女子ランナーたちをお出迎えし、完走メダルならぬティファニーのネックレスを首にかけてくれるというだから!
一体誰が発案したのか、遊び心満載の心憎い演出だ。
しかも選ばれたイケメンのラインナップはHPに公開されており何と人気投票まで企画されている。
当然わたしも厳正なる自己審査の上、ポチッと一票を投じておいた。
名前もインプットしたので、ゴールシーンではこの子目掛けて最後のダッシュをやらかそうと思っている。
好みじゃない男子が近づいて来たら突き飛ばしてでもっ!
ああ、ほんまに楽しみは尽きない。


ただひとつだけ気掛かりな事がある。
全く個人的な事だが・・。
この大会、スタート&ゴールが名古屋ドームなのだ。
寒風吹きすさぶ屋外よりもスタート前の待機時間も安心だとは思うが。

恐ろしい魔物が棲むというナゴド。
この戦場でまるで金縛りにあったかのように動きを封じられた虎戦士たちを何度見た事だろう。
虎っ娘ランナーを自称するtacoco選手。
魔界に紛れ込んだ異分子をナゴドの魔物は真っ先に標的にするのでは・・・。
そして虎戦士同様金縛りに合って・・・・・・。
ああ、それだけが恐ろしい。

ということで・・・・・・・・。
もし惨敗レースとなったならナゴドの魔物のせいってことで、宜しく。


レースマジック

2012年02月13日 | ランニング

目下、走力低下大キャンペーン中のわたくし。
定例練習会の最近の練習メニュー、キロ5分ペース走のたった6キロですら皆に付いていくのがやっとだ。
ゴール後は「もうこれ以上一歩も走れせん」状態になる。
そんな腑抜けランナーが週末、久しぶりにハーフのレースに参加してきた。

       
           【いかるがの里、法隆寺ハーフマラソン】

参加賞のリュック目当てに選択した大会だったのに・・・・・・。
今年の参加賞はタオル(@タンスにいっぱいあるのに)だった。

         【Tシャツは可愛い】

大雪で急遽中止となった昨年の赤字補填で経費が削られたのかもしれない。
かなり、がっかり。
でもレースはかなり真剣。
走力低下キャンペーン中とはいえ、何とか1時間50分は切たい!
だけど無理か、きっと無理だ、あの練習風景では切れる道理がない。
ぐだぐだと葛藤・・・・。

田舎の小さなハーフレースだ。もっと気楽に行こうっと。
8の字型のコースは前半がアップダウンの繰り返しのジェットコースターコース。
後半は打って変わってのどかな田園風景コース。
途中、路地抜けあり、住宅街走行あり、急カーブ&ジグザグ進路の連続と、
実にファンタスティックなコースだった。
走りにくい反面、最後まで退屈しないで楽しむ事ができたかもしれない。
だからなのか・・・・・・・・・。

ゴール後、完走証のネットタイムを見てびっくり!!

練習でのあの軟弱者がハーフの距離をキロ5分弱で走りきってるっ!

ラビリンスのようなこのコースで、鈍足に不思議な魔法が掛かったのだろうか。
レースマジックの摩訶不思議、ここに極まれり。

納得したレース後では、振る舞い豚汁のお味も格別に美味しく感ずる。
 【具だくさんの豚汁はお代わり自由】


      だが、しか~しっ!!
この喜びに水を差す、実にいや~な噂を耳にした。

   このレース、
       300Mほど距離が短いんだってよ~っ!



聞かなかった事にする。
知らなかった事にする。
噂の真贋もあえて詮索しないことにする。

暫くはこのちっぽけな充足感に浸っていたい・・・・・。


古来稀なる

2012年02月10日 | ランニング

練習会の後、この日が70歳の誕生日というメンバーの古稀を祝う宴を催した。


      

 【バレンタインデーも近いのでチョコレートケーキを作って・・・】

古稀とは・・・・。

「70歳まで生きるのは古くから稀である」
という杜甫の詩に由来するとか。
しかし、今日の主役の御仁は、練習会でも私と肩を並べて軽快に走られる健脚の持主。尚且つダンディーで素敵なお姿からは、決してそんな年齢だとはお見受けできない。
この方に限らず、ランニング界では年齢を聞いて驚愕する快足のお爺様方が数多いらっしゃる。
しかも、皆さんおしなべて外見も若々しく大変魅力的だ。
  「チョイ悪ジジィ」
  「チャラ爺」

という流行り言葉の見本的な方々であろう。
ラン業界以外でも最近では元気な爺婆ブーム。
高齢化社会を憂うる気持ちなど吹っ飛ぶほど。
杜甫さんもびっくりの「古来稀な」血気盛んでいらっしゃるのだ。

諸先輩方に負けまいと私もサバイバルゲームに参戦する気満々。

      目指すは古稀でサブフォー!
かなり至難とはいえ、そのタイムが樹立できれば・・・・・・だ。

「1歳刻みランキング」で栄えある首位に立てる!(女子の部)

その日まで絶対に元気で生き残ってやる。
もし達成したらば、みんな私を称号付きで呼んでね。

     「レディー、ババ
tacoco

と!


完敗宣言

2012年02月06日 | ランニング

せん姫がこんな事を言い出した時、私は我が耳を疑った。
     「30キロの練習がしたいんねん。」

滴はいよいよ本気になってきた。
最近では定期練習会に皆勤する優等生ぶり発揮する彼女。
6キロペース走では談笑しながら走る姫に追いつくことが出来なくなっているわたくし。
この上持久力まで付けられたらほんまに勝ち目はないぞ。
はっきり言ってかなりやばい・・・・・。
それでも敵に塩を送るが如く、要望に応える形で30キロ練習会を企画してやることにした。
それにしても、これまで一度も30キロの練習をした事が無いということの方がよっぽど驚きだ。
そんな甘さでもサブフォーは出来るのね。さすがは練習せん姫さまだわ。
さて、大阪国際女子マラソンの興奮冷めやらぬ2月4日。
長居公園周回路にて30キロ走練習会は開催された。
仲悪い母子二人だけにはしないでね!との呼掛けに10数名の仲間が集まってくれた。
みんな、ありがとう!!
母娘は並んでスタートし、始めはお喋りなどしていたのだが、姫は好調なのか次第にスピードを上げる。
あっという間に100m以上も離されてしまった。
それからは、ず~っと姫の背中を見て走る展開に。
そこで浮かんだフレーズが今日の記事のタイトルだ。
彼女が力を付けたのか、私が零落したのか?
いづれにしても名古屋での古馬の敗北は自明の事となりつつあるな・・・・・と。

  ♪お前と一緒に走る前に~、言っておきたいことがある~。
      脚は遅く作れ、いつも後ろにいろ、たやすいはずだ、手を抜けば良い~♪

一抹の寂しさをこんな替え歌でごまかしながら・・・。

「もう姫のことは無視して自分の練習に徹するぞっ。」

と本日の練習テーマ、「キロ5分20秒で30キロ走」を目指して黙々と走り続けた。
すると、ああ、また「やっぱりこれか。」
ずるずるとスピードが落ちてくる姫君。
きっちり15キロのポイントで追いつく。
「いつかは追い抜かれるとは思っていたけどね。」と苦笑いの姫。
後半はずっと苦しそうだったが、最後まで走りきったド根性は立派。
練習で初の30キロ達成!
今日の頑張りが本番での粘りに繋がると良いのだが。
「少しは強くなってもらわないと張り合いがないからねっ!」

目標ペースをしっかりこなした母は打って変わって上から目線で偉そうにのたまうのだった。
記事のタイトルも「完敗宣言」から元歌の「関白宣言」に戻そうっと。

だって古馬はその翌日も老体に鞭打って場末の大会とはいえ10キロのレースに出場。

          

乳酸溜まった脚で奮闘したのだから・・・・・・・。


2012甲子園マラニック

2012年02月02日 | タイガース

早いもので、もうこんな季節になりました。
プロ野球は2月1日、一斉にキャンプインしいよいよ球春到来です!
同日、チケット争奪戦も団体チケット予約からスタートしました。
朝10時から電話をかけ続け午後1時半やっとつながり、皆様お待ちかねの・・・。

   2012年 甲子園マラニック

下記要領にて開催の運びとなりました!!

日付 :4月15日(日) 14時試合開始 vs 中日ドラゴンズ
   集合場所:JR桜ノ宮駅 西口改札(大川側の方)
   集合時間:AM9時(時間厳守!) 
   チケット代:3塁アルプス席、2500円+手数料の計2600円。
   走行距離: 約21キロ  
       JR桜ノ宮~大川~淀川~国道2号線(ここまでで約8キロ)
       尼崎~西宮~武庫川河川敷(約12キロ)
        ~鳴尾浜、スーパー銭湯「熊野の郷」にて、     
            http://www.kumano-no-sato.com/index2.html     
     禊の湯浴み後、銭湯の送迎バスにて聖地甲子園球場

と、内容は例年とほぼ同じです。
昨年度のセリーグ覇者とはいえ落合マジック無きドラゴンズは怖くはありませんっ!
今年も勝利に向かってラン&シャウトです。
チケットは18名分確保しました。

永い冬でした。よくここまでヤキュの無い生活が辛抱できたものです。
それもランあっての事かと。
毎年シーズンオフになると思います。

      ランナーになって本当に良かった!!と。

二毛作の裏作。
今年は名古屋で豊作の収穫をしてきてから開幕と行きたいものでっすっ!!