虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

モチベ低下

2008年11月30日 | ランニング

その昔、学生時代。
試験日になると決まってこういう奴がいた。
  「あかんわ~、全然勉強してへん~。絶対欠点やわ~。」
そのくせそれなりの点数を取る奴。

長じて後、ランニングの世界に足を踏み入れたら、ランナーにこの
手合いが非常に多い事に気付かされる。
「ランナーは大嘘つきだ!」が持論になるに至る。
今日は全然ダメ。ファンランよ~。といっては颯爽と駆け抜けるランナ
ーを何度目にした事だろう。


だが、しかし最近、自分自身が既にこの範疇に入ってる事を認識した。

「100キロ明けのレースだから試験レースよ。記録は二の次よ~。」
と公言していた今回の福知山マラソン。
それなのに、自己ベストを出せなかった結果を受けてこの1週間はかなり重症なバーンナウト状態に陥っている自分。
口とは裏腹に、心の底では相当自己新狙いのレースだったのだろう。
レース後の状態を見て改めて思った。
昨年のランニング日誌を読むと11月は330キロも走っている。
今年は今日の締めランで270キロ。

11月締めのランは。
神戸学院大学女子駅伝部主催の  
  「女子駅伝のつどい~タスキをつないで一緒に走ろう!」

昨年に続いて2度目の参加。
今回も女子駅伝部の学生の皆様並びに関係者の皆様お世話に
なりました~。
参加費無料で、こんなに美しいコースを
 

楽しく走らせて頂き・・・・、
おまけに加圧トレーニングやらテーピングやらのオプションメニュー
ありぃの給水サービスありぃの。
参加賞には天然酵母パン、ポカリスウェット、タオル等色々
頂戴しぃの、と。
モチベーション低下中のヘタレランナーにはもってこいのファンラン
企画。ほんまに有難い大会であったのだから。


タイガースが歴史的V逸をしたシーズンオフ。
藤川球児は数週間一歩も家から出られなかった程落ち込んで
いたという。
それと比べるのもおこがましいが、少しは判る気がする今の心境だ。
先日のファンの集いでの彼は既に来季に向けて
気持ちを切り替えたらしく、頼もしいコメントを発してくれていた。
へっぽこランナーと言えども、私もはよ再始動せねば。



昨年のランニング日誌、12月1日の欄には

   尼崎練習会にて30キロ走」
   
とある。
昨年はまだまだ元気だったんだから。


傲慢レース

2008年11月24日 | ランニング

4年連続の出場となる福知山マラソン。

初めてサブフォーを達成して号泣した一回目。
自己記録を10分も縮めて上り調子だった二回目。
大きな故障明けで痛みと闘いながらも前年の記録を上回った三回目。
四回目は一体どんなレースになるんだろうか。
数々の思い出が一杯詰まった会場に今年も足を踏み入れる。

絶好の天候コンディション。おまけに体調もほぼ万全と、
いかなるエクスキューズもなくレースに臨む。

福知山のコースはスタート直後から下り坂が続く。
号砲と同時に、目標タイム目指してこの下りをぶっ飛ばす。
「イーブンペースで行けば自己新は出るよ。」
という先輩諸氏のアドバイスを全く無視して・・・・・。
それというのも、独りよがりのあほな作戦があったから。
前半突っ込みすぎても、今回はきっと潰れない!きっと粘れるはず!
このとんでも自信はこんな妄信的観点からきていた ↓ 。

  なんつ~たかて100キロを走り切った脚なんやから!
  あの苦しいラスト10キロを耐えたのだからフルのラスト10キロ
  くらいなんちゃないさ~。
と。
魔の30キロ地点を颯爽と駆け抜ける自分を想像して、
「あ~、早く来い来い、30キロ地点♪」
と鼻歌交じりに前半を走る傲慢ランナーひとり。
追い抜いていくラン仲間は皆こう言って通り過ぎていった。
「ちょっとペース速過ぎるよ~。」
「tacocoさん、自己新狙いならもう少しペース落として!」

「いいんです!これが今回の作戦ですからっ!」
と傲慢に答えるわたくし。


25キロ過ぎ。
定番通りの脚の疲労感が現れる。

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━.

さぁ、こっから粘るのがウルトラランナーさ~。
と、意気盛んだったのも32キロ地点まで。
あっれ~。脚が進まん。苦しい、しんどい。
けど、頑張れるよね。粘れるよね。あとたった10キロやん。
君はあの地獄のラスト10キロを走り切ったんやろ。
それに比べればど~って事ないっしょ?
と宥めすかしても脚は運ばない。
ごぼう抜きでヒーローになるはずのイメージトレーニングは何処へ?
100キロのラストに勝るとも劣らないほどの苦しさ。
時計を見て記録更新が無理だと悟った時、あまりの不甲斐なさに、
様々なマイナス感情が脳裏をよぎった。
「もう記録狙いは終戦宣言かなぁ~。」etc。

福知山名物ラスト1キロの激坂をよたよたと上りきり、
3時間43分33秒でゴール。
今年春に出した自己新には到底及ばず。
しかし福知山マラソン出場タイムの中では自己新という。
進歩しているのか後退しているのかまたまた微妙なるタイムである。

 前半ぶっ飛ばし、後半貯金使い果たしの大減速ゴール。

これってどこかであったような展開。はて?


あっ。この方達だっ!




 

 【レース前日に行われた
                          『ファンの集い』のショット】

そう言えば・・・。
この日カーボの締めとして食したこれもいけなかったのかもしれない。

  【新井弁当穴子飯】
                        (美味しかったのだが。)


でも、最後の挨拶で選手会長赤星君は高々に宣言してくれた。
「この悔しさを忘れず来年は必ず日本一になります!」と。

私も終戦宣言撤回。
東京で、もう一回だけ頑張ろっかなぁ。


イニシエーション

2008年11月22日 | ランニング

フルマラソンレースは。
いっちょ前に自分なりのイニシエーション(通過儀礼)を設けている。

2週間前。
  ①30キロのペース走を行う。
  ②美容室に行く。

1週間前。
  ①カーボ抜きLSDをする。
  ②カーボローディング開始。(低炭水化物食)

3日前。
  ①炭水化物制限終了。
  ②禁酒開始。(これが最も辛い。)
2日前。
  ①1000m2本勝負のインターバル。

という流れ。

昨夜6時半、最後のイニシエーションの為にjogで家を出発。
大川沿いの一キロのマイコース。
時計を入れて厳粛な気持ちでスタート。
すると、なにやら道路沿いが騒がしい。しかもそこだけぽっかりと
明るい。まるで縁日でもやっているような・・・・。
不振に思いつつ無視して、ダッシュ&ダッシュ。
久しぶりのスピード走は嘔吐を催すほどキツかった。
まっ、ウルトラ明けとしては合格ラインかな、と思えるタイムで終了。
これにて大会のスタートラインまでランは封印となる。

翌朝の新聞で知った。あの「縁日」のような明るさの正体を。

                










        

ほんとにお騒がせな方。

才能のある方なのだから、法を逸脱したが為の手痛いイニシエーション
を乗り越えてまた良いものを作り出していただきたい。

方や、才能のないランナーさん。
屁のツッパリにもならない(流行語大賞候補)形だけイニシエーションを
無駄にせぬよう盛大頑張ってくれ給え。


パーソナル指導。

2008年11月17日 | ランニング

次のレースには間に合わないとしても、東京マラソンでの自己新目指してパーソナルレッスンを受ける事にした。
週明けの月曜日、第一回目の練習会に参加してきた。
受講生2名の少数精鋭レッスン。
指導者は鍼灸師でもありかつ自らもサブスリーランナー&ウルトラレースでもすんごい記録を持ってはる方。

フォームチェックやトレーニングメニュー指導、補強運動、ケア、故障を未然に防ぐ練習法やストレッチ愁訴があるならそれを除くのを目的とした練習。
というのがコンセプトでキツイ練習や距離を踏む練習はない。

初レッスンにて収穫は大有り。

今日のポイントは重心を高く軸を意識する事。
これはランニングの基本中の基本だとか。
JOGの中で身につけていくようにと。
そのJOGもレースでのタイム向上を目指すのなら
「しんどくはないが決して楽ではないペース」で行うべき。
楽なJOGは楽しいけれど絶対に記録には結びつかない。
ついついお買い物ファンランに流れがちな私にとってこれは手厳しい
アドバイスだ。

フォームチェックでは、やや腰が落ち、骨盤が前傾しているとの指摘。
腕振りを改善するようにとの指導。
意識するポイントは胸椎の2番と3番の間くらいを伸ばすイメージでと。

目線を高く、腰高のイメージで走る事。
上半身を前に倒して倒れていく感覚で走り出す。
足の運びは蹴る事よりも脚を前に運ぶ事を意識するように。
そして、前に出した足は返しを速くする事。etc。
ええ事を一杯教わった気がするのに覚えている事は数点だけ。
でも、腰高、視線高、脱骨盤前傾、正しい脚の運びetc。
記憶に残ったこのポイントを改善するだけでも充分に速くなれる気がする。(錯覚かもしれんが・・・・)

練習後のストレッチでは、ふくらはぎ、太もも裏が頻繁に攣るとの愁訴
に対し、効果的な予防のストレッチ方法を教わる。
う~ん、これは極めて効きそうだ。早速明日から試すぞ!

今後、週一ペースでのレッスン。
東京マラソンまで数ヶ月あるし。
これはちょっと期待できるかも。と、今からワクワク。
受講希望のランナーあれば、あと数名は参加可能だとか。
あくまで少数での中身の濃~い指導が大前提みたい。
でもこのレッスンはかなりなお値打ちかも。
週一回、大阪城公園に7時に集合できる方。
ご希望ならご一緒しましょう。


郵便物3点。

2008年11月13日 | ランニング

今週、立て続けに届いた郵便物3点。

その1.
四万十ウルトラマラソン完走証。
       
脚のダメージも癒え、感動も薄らいだ頃。
思い起こせよ、とばかりに絶妙のタイミングでポストに投函される。
そういえば今週末11月16日(日)16:30~17:25。

「四万十川ウルトラマラソン あなたがいたから、強くなれた。(第14回)」
と題してサンテレビ様にて放送があるそう。
サブタイトルには
  四万十川の雄大な景色と、沿道の温かい声援に励まされ、約1800人の
  ランナーが過酷なロードレースに挑んだ。それぞれの胸に熱い思いを
  抱いたランナーたちの姿を追う。

と、ある。
タイガースのナイター中継がない隙間にこういう企画。
さすがはサンテレビ様。
某国営栄放送には拒否したい受信料もサンテレビ様には喜んでお支払い致しますっよ!!

その2.


11月22日。
「タイガースファンの集い 2008」のチケット。
当選した虎仲間からのご招待だ。ありがとうね!
真弓新監督は列席されるのだろうか。
手術後の金本さんはどうだろう・・・。
嬉しい予定がまたひとつ。

その3.
      
遂にやってきた。
11月23日の福知山マラソンゼッケン。
NO.は「度とでない世界金本さんっ!」
完全数の金本さんがいてはる。それだけで良いゼッケンNO.!!

ありゃ?ららら~。
こうしてみてみると、「ファンの集い」は「福知山マラソン」前日やんっ。
そんな事しててええの~?
ええのよ~。
その頃はまな板の上の鯉やから、何しても良いかと。
但し、禁酒だけは自分に課せてますのでヨロシクね。
ご同伴者様。

 


本番に向け練習。

2008年11月11日 | ランニング

土曜日出勤だった週末の日曜日は唯一の休日だった。
本来なら楽しいはずの休日の朝なのに何故か気分がメランコリー。
それもそのはず。
この日は福知山マラソン二週間前。
当然、勝負のフルマラソン前の恒例、ペース走を課せねばならない。
密練で長居公園周回30キロを自己ベストでのペース走。
キロ5分10秒を自分に強いていたのだ。
当日長居周回路には様々なラン仲間が集結していた。
さすがにランシーズン本番だ。皆一様に真剣なる練習の姿。
これは嫌でも触発される。
ところが事前にフルマラソンレース2週間前に30キロ走はツーマッチ。
ハーフにしておきなさい!とのベテランランナー様からのご指導あり。
やった~!これは嬉しいご指摘と、すぐさま下方修正。
キロ5分ペースでのハーフ走に切り替える。

ところがこれはこれでキツカッタさ~。
結局キロ5分5秒位での上がりにて撃沈してしまった。
春のハーフペース走ではキロ5分で上がれたのに~。
何たるざまだ。
これにて、やっぱり福知山での自己新は無理だと諦念す。
でもまっ、言い訳は初ウルトラの疲れが残っていたから~。
って事に出来るっし~。
と、反省もそこそこに練習後はまたまたグルメの人と也~♪
         
と~ても行ってみたかった「竹取物語」なる居酒屋にてかぐや姫気分
で飲みほ~食べほ~の豪遊。

御簾の中にて、
苦しゅうない、近こ~寄れ。姫は今宵ご機嫌じゃ~。
とか何とか。

それでも、2週間後はパリッと走るっすよ!!

金本さんも膝の手術を終えリハビリ練習再開されたと聞いております
からっ!!


ドラフト

2008年11月07日 | ランニング

ドラフトの本来の意味は「人を選抜する事」とある。

今日という日を、まるでドラフトで指名を待つ候補者のような気持ちで迎
えた。

朝から何度メールをチェックしたことだろう。

早々と指名を受けた選手からの喜びのメールが入る。
私は?と焦る。まだ結果が来ないという事はやはり選に漏れたのか?
不安がよぎる。

午後2時04分。
遂に待ち人メールが送信された。

差出人は東京マラソン事務局。
当選倍率7.5倍の超難関。
諦めと期待のあい半ばする気持ちでドキドキと開封。

◇◇ 東京マラソン 抽選結果(当選)のお知らせ ◇◇

先ず初めに、こんな文字が躍る。
続けて
このたびは東京マラソンへご応募いただき、誠にありがとうございました。
平成20年7月22日から9月22日の募集期間にて定員を大幅に超える申込みがあり
厳正なる抽選を行いましたところ、当選とさせていただきました。

やった~。
  見事難関クリア。2年連続の当選!!

ドラフトに勝利
!!
これってやっぱりタイガースファン同情枠?
ありがとう心優しき東京人達。
日本シリーズ、これまで密かに西武を応援してきてました。
今日から兎を応援しまっす!

さぁ、問題発生。
記念すべき東京マラソン。
1万円の元取り観光ファンランに徹するか。
記録狙いで爆走するか。

う~ん、嬉しい悩み発生。


お得な週末

2008年11月05日 | ランニング

先週末はごっちゃンデスの3連休だった。
1日は同窓会にてノスタルディックに浸り。
2日は復帰レースでまずまずの結果を出し。
その夕は。
四万十初ウルトラ完走祝いと称して、かつて頂いた事のない程美味しいイタリアンディナーをご馳走になった。
   
  
秋の味覚の松茸やら栗やらがふんだんに取り入れられた超ご馳走。
ランナー冥利に尽きます。

明けて翌3日。
いつものコースをいつものジョグ。
ところがいつものコースがいつもの風景じゃない。

ブラリと立ち寄ってみるとこんなイベントが催されていた。

11月3日(祝)毛馬公園にて
ウォーキングイベント開催!!
・エンジョイコース(飛翔橋コース・往復・約3.4km)
・チャレンジコース(蕪村句碑コース・往復約6km)
・ドリームコース(赤川鉄橋コース往復・往復約9km)
体力に合わせてチャレンジ!!
ウォーキングなので、無理なく、体力作りできますね。
当日、(社)日本ウォーキング業界公認指導員
中村省三さんによる、ウオーキングレッスンあり!

当日受付可能という事なので
「走ってもいいのですか?」と聞くと、
「いいですよ」との回答。
それではと、スタンプカードをいただいてエントリー。
いつものjogコースをいつものようにjog。
チェックポイントに寄るとお菓子を頂ける。
4つのチェックポイントにてチョコやらラムネやら飴玉やら総てゲットして
ゴール。
ウォーキングレースなのに大人気なく1.5倍もコース制覇して、トップで
ゴール。
いつものジョグコースをただ走っただけなのに給水ドリンクを頂き、
完走商品まで頂戴する。
ただいつものコースをいつものように走っただけなのに・・。
ほんま申し訳ないっす。

  
このカレンダーは来年重宝できそう。
走った距離が記入できるようになっているし消費カロリーもわかる
様になっている。有難い。
その他数々の恩恵を賜り、至れり尽くせりの練習をサポート頂いた。
しかもエントリー費無料。

あ~、ほんまにえ~三連休どした。


週明けはその分ハードな練習を自分に課す。
だいっ嫌いなスピード練習。一人インターバル走。

四万十以来久しぶりの過酷な練習。
福地山に向けtacoco始動!!


モード切替レース

2008年11月02日 | ランニング

日本シリーズが羨ましいような熱き闘いを繰り広げている。
方やここ、つわものどもが夢の址。
         
ひっそりと改装中の甲子園球場。
だが、この日は多くのランナー達で賑わっていた。
そう、tacocoさんのライフワークレース、西宮国際ハーフマラソン。
      
お世話になった甲子園球場へのお礼参りを兼ねて毎年参加しているレースだ。
ウルトラマラソン完走の為にキロ6分台のLSD練習ばかりしてきた今シーズン。ここらでモードを切り替えなければならない。
ハーフを避けて10キロの部にエントリーした今年。
本日の目標はまずは50分で走りきる事!
100キロの疲れは払拭できているのだろうか。
右足の故障は癒えているのだろうか。
何よりキロ5分を切って走る事を体が思い出してくれるのだろうか。
開会式。主催者の方の挨拶。
「来年はタイガースが日本シリーズの激戦の中でこの大会を迎えたいと思います!!」と、KYなスピーチをかましてくれる。
そこんとこは触れてくれるなよ!まだ疵は癒えていないっちゅうねん。
そんな事軽々しく口にできる君はほんとの虎ファンと違うやろっ!
と、心拍数が少なからず上がる。
そんなこんなで、不安いっぱいでスタートラインに立つ。
号砲!
でも、10キロは短い。
特筆すべきエピソードもなく、あっという間にゴール。
タイムは50分25秒くらい。
う~ん、やはり50分は切れなかったか。
まだウルトラの疲れが残っているからとか、スタートから500m付近まで続いた大渋滞とか、色々言い訳はあるが・・・・・・・。
最大の言い訳は、これかも。






レース前日、京都の某ホテルで開催された大学の同窓会に出席した。しかも、
       
真昼間の宴会で会費1万円也と言う、ラン仲間の打ち上げの常識を
超越する会費。これの元を取るべく卑しく飲み食いしてしまった為だ。

しかし、レースを棒にしてまで出席した甲斐はあった。
20数年ぶりに再会した旧友達。
一分間話をしただけで瞬く間に皆タイムスリップ。
あの頃に戻って親近感込めて語り合えるから実に不思議だ。

真昼間の宴会を終え徒歩で懐かしきキャンパスへ繰り出す。

 【重要文化財に指定されている学舎】
                 黒光りする廊下は、今も土足厳禁だ。
     
【厳かな佇まいのキャンパス】    【密かに潜り込んだ教室】
まるで時が止まったかのように総てが昔のままだった。
真新しいビルに立て替えられ昔日の面影を全く残していない他の学舎とは一線を画したこの学舎だけの特権。
国の重文に指定された建造物はおいそれとはいじれないのだろう。
ここを学び舎とする我々は幸せ者だということか。
記憶を一気にフラッシュバックさせながら、皆で記念撮影。

少し後退した頭部、メタボなお腹、顔面に刻み込まれた皺etc、
あの頃にはなかったヒトとしての年輪をエッセンスに加えて。
同じ時代に生まれ、同じ年月成長し、同じ時勢を駆け抜けた同胞との再会。そこには20年以上もの空白を超越する摩訶不思議な心地よい空間があった。
当然の如く設けられた二次会の宴席。
まだまだ語り足りないし、時を忘れて喋り尽くしたい!

哀しきランナーの性。
この大いなる欲望をも抑制させる「翌日のレース」という存在。

そこまでして臨んだレースだが、
はてさて、モード切替には成功したのか否か。
これが、また極めて微妙~!