虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

明日香路を走る。

2012年06月04日 | ランニング

起伏に富み、新緑が薫る、鳥がさえずり、
絶景が味わえるコースは明日香ならではです。
こんな素晴らしい惹句に騙されて行ってきました。
明日香古京走る会との合同練習会に参加すべく奈良明日香村まで。
コースは石舞台公園スタート→(畑地区経由)→談山神社→石舞台公園
(片道約7.5km、往復約15km)


談山神社とは藤原鎌足と中大兄皇子が「大化の改新」の談合を行った所という言い伝えでの命名であるとか。
太古の歴史的事実を含有した由緒正しき神社である。

飛鳥の風景。
鄙びた雅さ、悠久を感じるこの雰囲気には何度訪れても癒される。
        
大好きな風景の中を走れるんだ♪と嬉しがっていたのはスタートするまでの話。
噂には聞いていたが想像を遥かに凌ぐタフな登りが延々と続くコースに完全敗北。
ゆっくりでも決して歩くまいの信念も一度崩れてしまえば、実に脆い。
安きに流されて何度歩いたことだろう。
「村岡ダブルフルはやっぱり66キロにエントリーするべきだった。」
師匠A氏を恨む事数度。
(Aさん、日曜日午前中。背中に霊気を感じませんでしたか?)
談山神社まではめっちゃ厳しい登りが7キロも続く。
絶対に漏れてはならない政治の密談やものね。
鎌足さんも皇子様もこんな厳しい登りを歩まれてまでの談合やったんや~。
色んな事を考えながらひ~ひ~は~は~。
やっと折り返しポイントに到着。
帰路は下りオンリーだ。今度はお気に入りの風景を楽しみながらあっという間に下山。
こうして練習会という名の猛烈しごき教室は無事に終了した。
ご褒美のビールとお弁当が振舞われると、練習会場だった場所は昼餉のプチ宴会場と一転した。
          
お腹もランもすっかり満腹になったというのにまだ午後2時だ。
これなら第二幕も存分に楽しめるわ。
で、用意された第二幕の宴は友人宅にて。
           
ご馳走が並び会話も弾み・・と夜も更けるまで・・・。
帰宅の為に天王寺から環状線に乗車した。
第一幕の激走と第二幕の痛飲でついウトウト。
車掌アナウンスの声でふっと目覚めた。
    「次は、天王寺、天王寺~~。」
    「はて?天王寺から乗ったのに、次の駅が天王寺とは?ここはどこ?」
状況を飲み込めるまで数十秒かかった。
環状線1周していたのだった。電車はそのまま最終電車となった。
ちょっと危なかったが滑り込みセーフでご帰還。
こんなのはほんの可愛いやらかしだ。
だって酔いにまつわる悲惨な失敗談を持つ御仁はまわりにごまんといるから。
階段落ちやったもの数名。
転倒で骨折したもの数名。
京都からの帰途、姫路あたりまで乗り過ごしたもの数名。
逆に神戸から大阪通り越して北の果てまで行ったものetc。枚挙に暇なし。

皆様も深酒から大きな災いに巻き込まれないように自戒くださいませね。
これぞまさしく「大過の戒心」ですぞ。
お後がよろしいようで。