虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

夢十夜

2007年03月03日 | 脚本
脚本の筆が遅々として進まない。

昨年の「プラシーボ」に引き続いて、1月開催の大阪市立高等学校演劇祭での上演作品用にと書き進めていたものだったが、どうにも間に合いそうにない為、8月の演劇祭用にと照準を変更させてもらった。

題名「ザ・hideんち・コード」

プロットを思いついた頃、話題をさらっていた「ダビンチ・コード」をもじってタイトリングしたが、今や既に時代遅れ。

主人公は、札付きの不良少年hide。
祖父の突然の死。
遺品の家系図には、自分が豊臣家の末裔であることが示唆されていた。
じいちゃんの遺言状には、大阪夏の陣の際、豊臣家家臣が某所に隠した財宝の存在を匂わせる謎の相聞歌が。
お宝目当てで始まったhideの謎解き行脚は、いつしか更生の道へと繋がっていく・・・・。

昨今付けあがり気味の若者たちへ「甘ったれんなよ。ブォッケ~!」というメッセージを添えて送る痛快コメディー。
に、仕立て上げるつもりだったのだが・・・・・。


ここへ来て筆は一向に進まない。



書くことに対する意欲減退の理由が、最近判明した。

原因は







このおっさん







このオヤジ!!

「夢十夜」シリーズに続く連載「妄想授業」シリーズ

こんなオモロイもの読まされたら、何も書けませんって!

あんたら、ほんまに、いい加減にしいや~。

ず~っと、そっちに行ってなさい。
連載休止、中止は許しませんからねっ!


その内、これをそっくりパクッて、演劇祭にもってくから。




HPF公演無事終了。

2006年08月01日 | 脚本
7月30日、HPF(大阪高校演劇祭)にて、私の原作脚本の公演の幕が切って落とされました。
今回は通し稽古を見学したい欲望をひたすら封印して、出来栄えを気にしつつも本番当日まで、大人しく待ちました。
これは、私の敬愛する脚本家、三谷幸喜氏の「脚本家は自身の脚本を演出家に手渡した時点で、どのように料理されようとも、一切の注文をつけてはいけない。」という考えに啓蒙されての行動パターンです。
しかしそうは言うものの、一体どんな仕上がりになっているのか気が気ではなく、会場では本番前の役者と同じ緊張感で幕の開くのを待っておりました。

公演時間約1時間15分、原作者であることもすっかり忘れての爆笑、爆笑。
沸きに沸く会場。
(しかし、原作者一押しの笑い取る場面!では、コケルことコケルこと。)
ほとんどミスもなく、無事公演終了。
秀逸でありました。絶賛です。自身の脚本にではなく、演出の力と演劇部員の演技力に対して。
講評の先生にも良い評価をいただいたようです。
以下に抜粋しました。

昨年に続き、重いテーマをコミカルかつ軽快に仕上げる作風は非常に面白い。
構成も良く適度な暗転と場面の長さである。舞台美術も場所を表現するのに工夫が見られる。
照明・音響、共に適切で臨場感を増している。
役者は昨年より数段上手くなっている。演技の成長が早い。皆、生き生きと動く。
(中略)
劇中で登場する夢の遊園地が素晴らしく、将来ぜひとも造って欲しいテーマパークである。
どんな不幸とも共存しながら、前向きに生きて行くラストシーンが秀逸。

生みの苦しみの末の全く自信のなかった脚本を土台に、素晴らしい舞台を魅せてくれた部員たちと指導に当たられた顧問のM先生にここで改めて敬意を表します。

皆と仲良く、皆に優しく、皆に迷惑を掛けないで生きるetc。
ここで言う「皆」にマイノリティーは含まれるのか?
予てより疑問を持っていました。
故に、この作品は、病気や障害、イジメや数々の偏見と闘う全ての人々に対するトリビュートの気持ちを込めて書いたものです。
「負けない勇気に乾杯!!」
(劇中、ラストシーン台詞より。)

現状の我が愛するタイガースと自分自身への激励も含めて・・・・・。

脛痛と演劇祭

2006年07月28日 | 脚本
先週週末、26キロペース走の練習をして以来、右足の脛に痛みが出ている。
おかしいなぁ、長年、この脛をかじっていた姫1号は、無事、就職内定をいただき、来春からは、娘年金1号学費返済型の支払い体勢に入るはずなのに。
さては、最後のひとかじりに、高価な就職祝いを所望するのか、はたまた卒業旅行のカンパを無心するつもりなのか。まさか、年金の支払い拒否を画策しているのではあるまいなっ!

続いて、姫2号は最近不機嫌極まりなく。
その原因はこれ
彼女にとっては、クラブ生活最後の高校演劇祭。
ところが、本番直前になっても仕上がりが、どうもかんばしくない模様だ。

主役&部長としての重責に加えて、自宅では、脚本原作者である母から、「で、どうなの?うまく演出できそうなの?誰がネックなのよ?」と、質問攻め。
蒸し風呂状態の部室での、通し稽古の繰り返しは、若者といえども、夏バテ状態に陥る。。
今にも潰れそうな様子が手に取るように判るぞよ。

でも、苦しみなさい。もっと、苦しみなさい!
苦しみこそが、人間を進化させるのです!

はいっ、勿論、母も頑張りますっ!
猛暑にも、右足脛痛にも、タイガースの連敗にもめげず!!

なんたって、

「新庄君&森本君を応援しよう!札幌ドームツアー」
(オプション、北海道マラソン収容バスツアー!)
まで、あと30日!!


脚本完成!

2006年06月08日 | 脚本
脱肛!
もとい
脱稿!
某高校演劇部がHPF(高校演劇祭)にて上演する作品の脚本が、提出期限を大幅に遅れて、先日ついに最終脱稿した。クタ~っ!
♪ぞ~うさん、ぞ~うさん お~鼻がながいのね~・・・。
誰もが知っている童謡「ぞうさん」。
作者である、まどみちおがこの歌に込めた想いを知っているだろうか。
彼はこう言っている。
 「この地球上の動物はみんな鼻は長くないのです。そういう状況の中で『お前は鼻が長いね』と言われたとしたら,それは『お前は不具だね』と言われたように受けとるのが普通だと思います。しかるにこのゾウは,いかにも嬉しそうに『そうよ,母さんも長いのよ』と答えます。長いねと言ってくれたのが嬉しくてたまらないかのように,褒められたかのように」
この話を知ってから、長い間「ぞうさん」の歌詞に秘められた作者のこの思いについて考えていた。自分なりの解釈が確立した時、次回作の脚本のテーマにしようと決めた。

プロットを練り、半分ほどを書き上げた或る日、私は、ブログ上で知った一人の少女に魅せられてしまう。理由は『こっぱずかしくて』書けないが、この子を主役に「書きたい!」という想いは日々強まり、遂にテーマを方向転換。
難病と明るく闘う少女が主役となった。

しかし、これが苦労の始まりやった。
題材を実在の人物から取った抑圧に加えて、この病気に関する知識の希薄さ。
顧問の先生からもその辺の指摘が、激しく入った。
思慮の浅さを反省しつつ、今一度、奥深いこの病気のことをお勉強。
改稿、改稿で苦しみつつ、やっと脱稿。
これで、私の手から離れた~。
今週から、演劇部では本読みを開始したそう。
8月の本番では良い作品に仕上がることをただ祈るのみ。


ネタ提供を快諾してくださった、りささん&こりさちゃん、ありがとうございました。

また、困った時のネット頼りと、何処かしことヤフッてたお陰で、知り合えたかわいいブログ友達のおんたまちゃんもありがとね。君の情報も大いに役立ちました。