虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

分厚い封筒。

2009年02月26日 | ランニング
いつもながら、東京マラソンのゼッケンは分厚い封筒で送られてくる。
「いつもながら・・」
というフレーズに2年連続、35倍の倍率(2008年5倍x2009年7倍)を突破して当選した者の優越感をたっぷり込めたつもりだ。
嫌味たらしくね~。
        
何かええものが入っているのかとわくわくするのだが、分厚い中身はほとんどが宣伝のチラシだった。これも昨年と全く同じだ。

今年も局アナや芸能人達が大挙出場してくるのだろうな。
3年連続で落選し憤る多くのラン友たちを見るにつけ、優先枠で出場する彼等の存在には複雑な気持ちだ。
しかし、今ではお祭り的な意味合いを持つこの大会を広汎に盛り上げているのも彼等の存在あってのこと。
割り切らなければいけないのだろうな、とも思う。

そうは言っても、「彼女」のように無抽選で出場する事をこうも大っぴらに公表されると、正規手続きでしかエントリーできない我々としては少々腹立たしくもなるというもの。
彼女とはグラビアアイドル安田美沙子のこと。
昨年末のホノルルマラソンにて、初マラソンを4時間24分で完走したそうだ。
(ちなみにtacocoさんも同じく初マラソンをホノルルで走り、タイムは4時間29分だったとか。)
東京マラソンへの抱負を嬉々として語る彼女の弁。
「ハワイで完全燃焼したものの、せっかく走る仲間ができたのに、このまま終わるのは寂しいと思っていたときに、東京マラソン出場の話が浮上しました。出来れば4時間を切って走りたい!」だってさ。
東京マラソンのエントリー締め切りは昨年9月。当選発表は昨年11月。彼女がホノルルを走ったのは昨年12月。
ありゃま。
見え見えバレバレな、こんなコメントを公表しても宜しいのですか。
東京マラソン事務局様。

まっ、こんな特殊な方々は別として、幸運にも今年も走らせていただけるわたくし。
落選した仲間たちの分も、頑張って楽しんで走ってこなければ!!

とはいえ、走力が持久力、スピードとも日経平均並みに急降下している今日この頃。
記録を狙えるこの大会をマジ走りするか、諦めて観光ランに徹するか。
大いに迷うところだ。

今週末に長居周回路で敢行する30キロのペーランの結果を見てその結論を出すつもり。
恐らく。
   撃沈 → 観光ランに逃げる
の図になるかと・・。

久しぶりの六甲

2009年02月23日 | ランニング
最後に六甲を走ったのは何時だったろう?
昨年の8月に初めて全縦を走破して以来かもしれない。
という事は約半振りの山ラン♪う~ん楽しみ。

 頂上付近の気温は氷点下。さっぶ~。
樹氷が綺麗!と歓声を挙げたのは良いが・・
帰路はこんな雪道もあって超怖っ~。

て事で久しぶりの山ランを大いに楽しんだのだが・・・。
その実。
最初の登りで既に歩き入りの世界。
その後も登りの半分近くをとぼとぼと歩くていたらく。
同行者の足を大いに引っ張ってしまった。
う~ん、わたしってこれ程弱いランナーだったけ?
あまりの不甲斐なさにちょっと凹む。

気分転換にと、ちょっと芸術の世界に逃げてみる。

  【少し足を伸ばしてここまで。】

          
   【ウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘宝展】
どうしても観にいきたかった出し物。
期待通り実に素晴らしかった!!
六甲ラン後の筋肉痛を忘れ去る程、魅惑の立ちっ放し1時間強。
贅を限りのハプスブルク家の秘宝に酔いしれた。
当時の中世ヨーロッパ貴族の「生活と文化」の豊穣に感服する。
が、何も卑屈になることもない。
同じ時期、我が国では江戸文化絢爛期。
こちらも決して引けを取らない素晴らしい文化文政の花が咲いていたのだから。

等等、得意の独りよがり歴史講釈を考えながら・・・・・。
帰途に着く頃には本日の六甲撃沈の後遺症もすっかり癒え。
何という充実の休日だった!と思えるしぶとさ。

転んでもタダでは起きない。まさに極楽雑草人生。
この厳しいご時勢にそのノウハウを伝授いたしましょうか?

不祥事続出。

2009年02月20日 | ランニング

昨年末、初参加して大いに気に入った宝塚ハーフマラソン。
この大会で栄えあるスターターを努めたのが宝塚市長の阪上氏だった。
のにぃ~~~。
逮捕されちゃいましたよ。収賄容疑ですって。
何さらしてんねんっ!

何さらしてんねんっ!
中川大臣。
ぇ~加減にしなさいや。
この私ですら大事なレース前は3日も断酒するんですよ!
大事な会議の直前にワイン飲んでど~すんのっ!
あなたへの罰として、以後我々ランナー間では二日酔いでレースに出場する事を
        「中川走り」
と名づけ、蔑み罵りつつ、戒めの言葉としてその名を永遠に留め置きます。
 (そこの酔拳ランナー!そう、君よ、君のことっ!よぉ~っく、聞いときなさいねっ!)

度重なる政治家達の不祥事に引き換え、我が居住地の若き首長様は、中々
奮闘しておられます。(まっ、賛否両論色々あるとは言え・・・。)

泉州マラソンの興奮冷めやらぬ先日、この首長様宛てに以下のようなメールをしたためました。


いつもメルマガ配信ありがとうございます。
知事の活躍を府民として大きな期待を持って見つめています。

中略

さて、私はランニングをこよなく愛す十年来の市民ランナーです。
嬉しい事に昨今は空前のランニングブーム。
火付け役は言わずと知れた東京マラソンです。
先日大阪府下で唯一開催される市民ランナーの為のフルマラソン大会、「泉州国際マラソン」に参加してきました。
途切れない沿道の応援やダンジリ囃子の鳴り響く走りやすいコースなど、噂どおりの大変素晴らしい大会でした。
その伝統の大会が、低迷する経済情勢の影響を受けメインスポンサー撤退の囁などもあって来年以降の開催が危ぶまれているとか。
府下で唯一のフルマラソン大会の灯は断じて絶やしてはなりません。
府庁としては、これを機に「大」大阪マラソン開催を検討していただけないものでしょうか。
既存の泉州マラソンのノウハウを踏襲しつつ、知事考案の新府庁大阪南港WTCから関西のハブ空港、関空までのワンウェイマラソンコース。
これこそ大東京マラソンに匹敵する夢の「大」大阪マラソン構想です!
経済波及効果と予算との兼ね合いや府警との警備体制交渉などクリアすべき問題は数多くあるかと思われます。
が、知事推奨の大阪ミュージアム構想に並ぶ府民の文化的、健康的事業の一環として、ご一考いただければ幸いです。
暗いニュースばかりが吹き荒れる今こそ前途明るいニュースがもたらされる事を願ってやみません。




独断専横の妄想かもしれませんが、

        「大阪マラソン」

ちょっぴり期待してしまいます。


泉州な人々。

2009年02月16日 | ランニング

大阪府で開催される唯一の公認フルマラソン市民レース、
「泉州国際マラソン」が好天の日曜日に開催された。
一昨年出場して自己記録を3分縮めたこの大会は私にとってもひと際思い入れ深い。
近場のレースでもあり毎年ラン仲間が大挙出場する。
中でも今年はどうしてもそのゴールを見届けたい仲間がいる。
このレースで2時間半を切って琵琶湖マラソンを目指す我がチームの期待の星、M君だ。
そのハイレベルな走りと歴史的瞬間をこの目で見届けたい!と、得意の応援ランに繰り出す事に。
スタート地点の浜寺公園から選手達は数箇所の迂回路を経由してゴールを目指すが、まっすぐにゴール会場へ向かう応援ランは距離にして20キロくらい。
皆にエールを送りまくった後、AM10時半。浜寺公園を後にする。
号砲は11時だが今回は何分高速ランナーの追っかけをしなければならない為早めの作戦開始だ。
行く道はかつてランナーだった頃(今は違うのか?)夢のように駆け抜けた同じ道。様々な記憶がフラッシュバックする。
この地点で擦れ違った仲間の事、この曲がり角で感じた事、この川を渡る時に思った事、この地点で目にした風景etc。
同じ道を颯爽と駆け抜けた2年前の出来事が走力も無残に落ちた今、走馬灯のように蘇る。
ワンウェイの広く走りやすいコース。途切れない沿道の応援。
随所で響くだんじり囃子。
       
今、こうして余裕の目で眺めるとこの大会は噂通り実に素晴らしい。
応援ランがスタートして15キロ。
選手の距離標識25キロ地点で早くもトップ選手に追い抜かれる。
遅れる事数分。
なんと我が息子@候補が3~4番手で颯爽と駈けてくるではないか!あまりの速さにシャッターチャンスも逃してしまったほど。
「Mくん、頑張れっ!」の掛け声に一瞬振り向いた後、ぐっと右足に力
を込めた。(ような気がした。)
その後必死の追っ駆け。31キロ地点にて4キロを迂回してきた彼等にやっとの事で追いつく。
凛々しいその後姿だけを辛うじてカメラに収めた。
     
そろそろ応援ラン20キロの旅も終了。
スカイブリッジの袂を定点応援地点として陣取る。
ここは魔のブリッジへの入り口(33キロ地点)と、魔のブリッジからの出口(40キロ地点)が重なる恐ろしいポイントなのだ。
続々と通過するラン仲間たち。
すでによれよれの状態で地獄へ突入する者あれば、余裕溢れてビクトリーロードへ突っ走る者あり。
応援の目は33キロと40キロ地点を目まぐるしく動く。
悲喜こもごもあれども、皆が皆、輝いて見える!
佇む事2時間余り。たくさんの感動を貰った。
とはいえ、やっぱりマラソンは参加してこそ。
走ってここ    を通過する感動に勝るものはないっ!


さてここで
tacocoが選ぶ本日のMVP!!
【年齢と反比例してまたまた自己新を打ち出したMさん!サブスリー目前。アラファイブの星!】

【「今日はファンランよ~。」と言いつつ自己記録を13分も更新。あっさり私の記録を抜き去ったMちゃん。ママさんランナーの星!】

【惜しくも2時間半切りはならなかったが堂々の総合6位。表彰台での晴れ姿のM君。Rラン期待の星!】
くしくも同じイニシャル「M」の3人へ。
今日の記事は君達へのトリビュートだよっ!!


来年は選手としてこの泉州路を駆け抜けよう!と決意!!
こんなのを

【打ち上げ風景】
より美味しく頂く為に・・・・。


って結局それかいっ?


マラソン川柳。

2009年02月11日 | ランニング

先日発表されたサラリーマン川柳入選100選。
今年も中々笑える力作揃いだった。
 
「チェンジしろ! 怒鳴った部長が チェンジした」
「能あるが 隠しっぱなしで もう定年」
「パパがいい!」 それがいつしか 「パパはいい」
etc

不況、政治不安を反映した作品が多かったようだが、暗い話題も
ユーモア交りで表現すると妙にほっこりさせられる。

亀ランナーにとって、フルマラソンの42.195キロの道のりは長い。
なにせ4時間近くも時間を費やすのだから。
途中で、度々退屈する、走る事に飽きる事さえある。
内緒だがそんな時、tacocoが退屈凌ぎに行う密かな遊びが
「川柳ひねり」だったりする。
   ゴッ、シチ,ゴっ。 5,7,5。
と、指を折っていると、ちんたら走りでも知らぬ間に距離が過ぎていってくれるから楽しい。

発句した句は右から左で忘れてしまいほとんどが迷宮入りだが、懸命に記憶をつま繰って行くと、ちらほら思い出してきた。

【距離表示編】
①見落としたはずの距離標示 なんでここに?
②6と8 読み違えて我 ここに切れ
【撃沈編】
③もう二度と走るもんかと また決意
④俺さまを するり抜き去る おばはんランナー
⑤鬼が棲み 悪魔が囁く 35キロ
【ゴール編】
⑥ラス5キロ、雲がビールの泡に見え。
⑦記憶から「辛い」を濾過するフィニッシュゾーン
⑧そこにしかない「もの」が待つ、という「ゴール」
【応援編】
⑨これ以上 頑張れねぇやと 笑顔で返答
⑩「頑張れっ!」が「お帰り~っ!」に変って嗚咽する。 
etc

  んなバカな事やってないで、もっと速よ、走れっ!!

お叱りごもっとも。


でも、皆さん、何考えて走ってます?


鬼の霍乱

2009年02月08日 | ランニング

その日は朝から何かおかしかった。
鼻風邪に加えて変な寒気がするしいつもの食欲がない。
軽くやばい?と感じつつここ10年来寝込んだ事がない身は発熱の感覚すら忘れていたし。
レース明けで身体が鈍ってるんだろ、走ればすっきりするはず。と。
予定されていた練習会&亀寿司宴会に向けて出掛ける。
鶴見緑地では18キロほどのラン。
翌日の大和郡山市民マラソンに向けての丁度良い按配の練習となった。
銭湯で湯浴みの後は、さあ、お馴染みの酒池肉林の場へ。

    
だが、何かおかしいなぁ。
生ビールがあんまり美味しくないぞ。
2杯目を意地で飲み干した後は、あろうことかウーロン茶を所望してしまう。
脳より口よりも、身体はほんと正直だ。

帰路の自転車旅は雲の上を漕ぐようだった。
酔いとはまた違ったフワフワ感に身体の芯からのゾクゾク感。
あ~、なんか懐かしい感覚だなぁ。もしかしてこれが発熱って奴だったっけ?
帰宅後の実測値は38度。どおりでしんどいはずだ。
まっ、一晩眠れば快復するだろうとフラフラ状態で明日のレースの支度をする、
あほ

しかし、一晩眠ればレースに出られる程、身体の信号「熱」は甘くはないのだった。
翌朝無念のDNS決断。当たり前か。
それでも。あ~、悔しい!!

やっぱり、「あほ」でも「鬼」でも風邪は引くんだ。
鬼の
tacocoさんも節分で喰らった豆攻撃の後遺症で弱っていたのか・・・。

最近のおちちゃんシリーズでお気に入りのこの一遍みたく。

ハァハァ、ゼイゼイ。

風邪のウィルス、すべて打ち返して完全復活!!

神様がくれた休日でした。


がっガーミンがっ!

2009年02月05日 | ランニング

ピンポ~ン♪

何故だか知らぬが、突然やってきた宅配の小包。
何故だか知らぬが、福澤諭吉さん数枚を要求する、配達のお兄さん。
何故だか知らぬが、こんなブツが我が家に・・・・・。







   【ネット価格35800円也】

超不況のこの折り、こっ、こんな高価な買い物を勝手にした奴は誰っ!

    すみません。ブツヨクニマケマシタ~。  by tacoco


でもっ。
「消費」こそが不況打破の最良最高最短の解決策ではないかと・・。
今こそ明日を恐れず、みんな、欲しい物を手に入れよう!
無駄遣い、みんなでやれば怖くない?


さてさて、清水の舞台から飛び降りるような覚悟で入手したこの高額アイテム。
早速利用するぞ!と、強化練習に取り組む。
メインレースを控えたその夜は折よく練習意欲も高揚していた。
よっしゃ~、いつものコースで1000キロx5本!!
ニューアイテムで頑張るぜっ。

   しっか~~~っし!









   使い方、わからんっ!!             
                            ドテッ。

結局この日の練習はいつもの手押しウォッチで済ませる。
俄かに暗雲立ち込める心象風景。
突如、こんなフレーズがロールアップする。

♪スタイリースタイリー、スタイリースタイリー、
     ワタシニデンワシテクダサイ。

衝動買いで買ったは良いがいつしか忘れ去られ、部屋の片隅でホコリをかぶる亡霊機器達。


いかん、いかん。
走力アップへの秘密兵器として大枚はたいて購入したこの機器を亡霊になどしてなるものか!
その後、日本語マニュアルと格闘し、何とかラップ、距離表示、履歴、バーチャルランナーなどの初歩的スペックは利用できる様になった。

散歩道をマーキングする飼い犬の如く、マイコースを走り回り距離をチェックする日々。
「ああ、そっか。ここまではxxキロやったんや~。」
「この周回は1キロなかったんやね~。」
etc。
さっすがはGPS。役に立つわ~。楽しいわ~♪





あんのぉ~、それって。
ぜ~んぜん、走力強化には役立ってないのでは・・・・・。

  ドキッ、ギクッ、グサッ!!

でも、大丈夫、大丈夫。
その内心優しくメカに強いラン友が正しい使用方法を懇切丁寧に指導してくれるって。


なっ、そこの君達っ!!    
と、(密かにメンチ切る・・・・・)

そして、こちら宜野座のメンチは大暴れだとか。(byサンスポ)

         
そのままシーズンを通して暴れてくだされ。


表彰台へ?

2009年02月02日 | ランニング
今季のレース目標はタイムではなく順位に置く!
と言う作戦に出たわたくし。
(そろそろジリ貧のレースタイムに恐れをなしての魂胆ミエミエ?)
これまでも小さな大会では何度か入賞にすべり込み、表彰台に登らせてもらったりはした。
が、今年の目標はあっくまでも
    陸連登録レースでの優勝!

その為に、日夜練習に励む!

事はせず~~~~。   ドテッ。
自分のタイムで勝負できそうな大会を物色しまくる姑息な手段に走る。
そして見つけ出したのがこの大会。
      
地方大会ながら陸連登録レースであり、エントリーする部門の昨年度優勝タイムは自己ベストより5分も遅い!
   (しかも部門歴代レコードタイムでさえ1分ほど遅い!)
即決!今期のメインレースはここっ!
ここで表彰台のいちばんてっぺんを狙う!

懸案であった、こちらも。  ↓ 
 
  
【大盛況の祝賀会。
      スクリーンの前に鎮座ましますのが鳴尾浜トラオ先生!!】
豪傑ランナー諸氏の寛容なるコメントによって禁酒の呪縛を解いたお陰で、レースを忘れて素晴らしい宴を楽しむ事が出来た。
虎仲間の皆さんから沢山のエールを貰い、toraoさんからも固い頑張れ
握手を頂くなど、懸案どころか逆に勇気を漲らせて帰ってきた。
(祝賀会スタッフの皆様本当にありがとうございました。)

明けて、2月1日はプロ野球界の元旦。
各チームが一斉にキャンプインする日。
この日は、関西地方は大荒れの天気だった。
各地で開催の有名レースでも強風がランナー達を悩ませたと聞く。
さてこちら熊野ではレース直前のtacocoさん。
数字上では間違いなく2位以下を13ゲース差で引き離すような状況でススタートラインに並ぶ。
行きの道中でも、「姐さんの優勝間違いなし!」と皆で大騒ぎし、副賞の梅干し(きっとあるだろうとの勝手な思い込み)の分け前を算段するなど大爆笑ロードムービーを展開していた。
誰もが優勝を信じて・・・・・・・。
そして、11時きっかりに号砲が響く。
今日のレースは記録との闘いじゃない。
気になるのは時計ではなく。周りの女子だけ~~っ!


前半、強風と闘いつつ踏ん張る。
梅干ゲットの為、表彰台てっぺんの為、初めての大レース制覇の為、今季最大の目標の為、タイガースペナント奪取の為(これは何で?)
etc。
折り返し地点にて後ろの女子は?の大チェック。
400m位後ろに同じ部門の女子一名発見。
よし。彼女を徹底マークだ。
後半はひたひたと追ってくる足音にひたすら怯えて走った。
追い抜いて行くのが男性だと知っては一安心。
女子にだけには「ゼッタイヌニカテハイケナイ!」モードの逃げ走り。
ハーハー、ゼイゼイとひたすら逃げる。必死で逃げる。とにかく逃げる。
これが結構苦しかった~。が、やっとゴール。
結局後続の女子には誰にも抜かされなかった。
そう。こんな風に普通の走りさえすれば優勝は確実だったのだ。



開幕。わざと弱い振りして登場し、ゴール間際に本領発揮。
自作自演で伝説などを創り上げ、優勝をかっさらったGチームが現れるまでは・・・・。
そんなチームが、いやそんな選手がこんな田舎のレースにもいた!
彼女にはスタート直後からあっという間に引き離されて、一瞬のうち
に背中が見えなくなっていた。
走りのレベルが違う。
結局4分も離されてゴールするという全くの完敗。
後で知った。元国際選手だったのだと。改めてそのスピードに納得。
でもそんな実力なら登録の部で出場してよぉぉ~。
と見当違いなクレームを心中にて叫ぶ。
秒差で競り負けたらもっと悔しった事だろう。
むしろ雲泥の力の差を前にしては。
    銀メダル!!
でも十分満足のこの笑顔となる。
          
お隣がジャイアンツいや優勝された元国際ランナー様。
そのまた隣がプレゼンターの北京オリンピック代表NTT大崎悟史選手。
これで今季の一大目標は達成できたのか否か?
誠に微妙な結果ではあるが、この方と一緒に走れただけでもうお腹いっぱいかも。
       
東京目黒区からエントリーの近藤真彦さん。
お忍びで前泊しての参加だとか。
本来ならインタビューも遠慮すべきですが、と一言だけ感想を語って
おられた。
「44歳記念でフルマラソンを完走したかった。」のだと。
きゃ~!マッチ~~~~!!


   「銀ギラギンにさりげなく~」♪


と、tacocoさん銀メダル物語。
これにて一件落着。