虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

本当にあった哂い噺

2012年06月01日 | ランニング

これは本当にあった笑い噺である。
断っておく。ブログネタの為に創作したわけでは決してない。

ひと月くらい前から左下の奥歯に痛みがあった。
歯医者嫌いの体質でずるずると放置していたら、3週間前の月曜日。
遂に耐えがたい痛みとなる。
退社後、近所の歯科医に駆け込んだ。
「○○○歯科」という花の名前の付いた小奇麗な歯科医院だった。
痛みはさらに増し、順番待ちの待合室では失神するかと思うほどの激痛に。
これほどの歯痛は生まれて初めての体験だった。
応急処置を施され、痛み止めと抗生物質の処方を受けると。
ともかく激痛だけは治まった。
3日後、再診に訪れたら抜歯を宣告された。
「ただしこの腫れの状態では麻酔も効きにくいし抜歯後悶絶するほど痛んだりするので、腫れが引いたら抜きましょう。」との説明。
週に一度通院して3週間経過したが、腫れは全く引かない、時折激痛も襲う。
昨日、4度目の通院時にその事を訴えると。
「やはり抜歯するしかありませんね。抜きましょう。」と爽やかに仰る。
恐怖にひきつる患者。
「でっ、でも先生、この腫れの状態で抜いたら『麻酔も効きかない。抜いた後に悶絶する痛みがくる。』と言われましたよ・・。」
「まっ、その頃よりは少しはましになっているから大丈夫でしょう。」
でこのすさまじい歯茎の腫れを持つ患者は不安と疑惑の目を医師に向ける。
それを察したか、医師はこう結論した。
「では今日きつい抗生物質を出します。それを3日間服用した後の来週抜歯しましょう!」と。
それならもっと前に処方してくれよ~。なんで3週間もほっとくの!
もしかしてこの医者ヤブ?
不信感が沸々と湧き上がった。
そんな気持ちで帰宅して何気なく処方箋を見て・・・・・・・。
驚愕&爆笑した。


      


本当に大ヤブ医者だったのだっ!
「大藪」という性を持ちながら医師を志すには相当な勇気がいった事だろう。
医学生の時も幾度もからかわれたに違いない。
そう思うと何だかこの先生に愛着を持ってしまった。
開業した医院に花の名を付けたのも頷けるといもの。
まさか「大藪歯科医院」との看板はあげれまい。

さて来週の金曜日、大ヤブ医者の手により抜歯されるtacocoの運命やいかに・・・。
チャンチャン。