36度。体温と同じ気温の京都の街を走ってきた。
週末は「熱中症の危険を危惧して戸外での激しい運動は控えるように!」
との警告が出されたほどの暑さだったとか。
でもこんな楽しげなマラニックのお誘いがあれば猛暑を押してでも参加したくなる。
『京都のモダンを走る!』歴史探訪マラニック
今回は、レトロな京都を走ろうという企画です。
一気に100年、明治時代にスリップして、近代(モダン)の京都を探訪します。
京都といえば、名の知れたお寺や神社がいっぱいありますが、実は明治の洋風建築も多く残っているんです。
例えば、有名な南禅寺の水路閣など疎水関連の施設、旧日銀本店、龍谷大学や同志社大学は今でも明治時代の校舎を使っているし、三条通は洋館を散策するおしゃれな観光スポットになっています。 他にも、教会や銀行、郵便局や銭湯、喫茶店やレストランなど、レトロな建築が街中に点在しています。
今回は、そんなレトロな明治建築を訪ねて洛中を走ろうと思っています。
ランナーであり高校教師でもあるK先生企画のマラニックだ。
k先生の解説の妙もあって実にアカデミックで毎回楽しみにしている。
【母校の重文校舎もコースに含まれていて尚更感激】
今回もポイント毎に興味深いレクチャーを授けてくださり大変勉強になった。
のだが・・・。何せ半端なく暑い。
次第に冒されてくる脳みそが先生の薀蓄に付いていけなくなっていく。
百戦錬磨?の私ですらこの状態だから、へばりモードのメンバーも出てきた。
後半は予定コースを若干ショートカットして何とか全員無事に京都タワー温泉に帰って来られた。
この日摂取した飲料はペットボトル500mlX5本。
さて翌日曜日も猛暑は続く。
それでも懲りずに向かうは高野山町石道。
大好きなトレイルコースとあってバテ気味の身体など無視して出掛けて行った。
お馴染みの九度山駅~慈尊院~大門~極楽橋駅の約25キロ。
お気に入りのコースとはいえはここのランは秋に限るわ。
夏場は滝汗と渇水のダブル地獄でボロボロになる事覚悟の上でね。
ラスト600mの激坂を登りきった先に突如として現れる朱塗りの大門の威容。
これがこのルートの最大の醍醐味!何度行っても感動する。
この日の摂取ペットボトル7本。
猛暑の週末二日間。
6000mlもの水分を飲み同じだけの汗をかき、打ち上げと称して同じだけの麦酒を摂取した。
これって健康?不健康?
なにわの夏の風物詩「天神祭」は日本三大祭のひとつで一千年の歴史を誇る祭りだそうな。
メインイベントの船渡御が行われる大川はマイランニングコース。
毎年この日は通勤路と練習コース剥奪という憂き目に見舞われるのだが、由緒ある祭りが地元で開催される恩恵の方が大きいかも。
てことで昨夜は地の利を生かして地元民だけが知る穴場で奉納花火を優雅に楽しんできた。
昼間の猛暑の余韻を残す大阪の夜。
大勢の人いきれもあって界隈はうだるような暑さだ。
大混雑の人込みを掻き分けて花火の観覧場所を確保するのは汗だくの大仕事だろう。
方や、ジモピーtacocoが開拓した絶好の花火観戦スポットとは・・・。
打ち上げ場所から500mの至近距離にある小さな公園。
高層ビル群に埋もれる場所であって眼前にはきっちり花火一輪分の間隙があるという、稀有なスペースなのだ。
【こんな感じで花火が観賞できる】
ここから観覧する天神祭奉納花火は圧巻!
身内だけで独占するのは勿体ない。
と、今年はラン仲間に声掛けして練習&花火鑑賞会をドタ企画した。
大阪城公園寸水前を7時に出発。
桜ノ宮橋(通称、銀橋)あたりに来ると周辺は恐ろしいほどの人波だったが、何とかそこを逃れて裏道に入る。
大川端から1本筋を隔てただけなのに一気に人海が消えるから不思議。
さくっと走って目的地の公園着。
すぐ近くにコンビニまである。ほんまに至れり尽くせりの立地条件なのだ。
さっそくビールとつまみを入手してシートを拡げ花火開始を待たずにプチ宴会スタート。
乾杯からほどなく花火が始まった。
ビール片手に至近距離でゆったりと花火を観る。
何と言う贅沢だろう。
集まったメンバーも皆大喜び。
来年はもっと早めに告知して一杯仲間を誘ってみよかな・・・。
但し来年までこの空間が維持できていればの話だけど。
なにせ都会の一等地。
右隣には昨年までなかった高層マンションが建設されたし、眼前のこの空間だっていつ剥奪されてもおかしくない状況だ。
こうやって都会からはどんどんと風流がなくなっていくんだろうか。
打ち水の路地。氷売りの自転車。
床机で将棋指すステテコ姿の親爺。
合成着色料だらけのアイスキャンディー。
縁側で食べる西瓜。
入道雲の下の虫カゴ。
都会にあっても夏の風流を満喫できた昭和が懐かしいな~。
ノスタルジックに浸るのは歳喰った証拠か・・・・・。
来年の盛夏。
この場所に皆を引率出来る体力が残っているかどうかも怪しい。
ありがたいご利益をたっぷりいただいた「大阪七坂スタンプラリー」
二匹目のなんやらを狙って「大阪七福神巡り」マラニック」に行ってきた。
大阪市内にある7箇所の社寺を巡って七福神にお参りするというもの。
スタート地点は通天閣とする。
ここにあるラジウム温泉が昨今のマラソンブームに乗っかってランナー向けに荷物の預かりをしてくれるようになったからだ。
荷物を預けてまずは今宮戎神社へ。
いわずと知れた商売の神様恵比寿さん(えべっさん)
日本経済のV字回復を祈念する。塩漬けの株が日の目を見るように。
続いて大黒主神社の大黒天さんへ。
食物、財宝の神さん、一生、喰いっぱぐれがありませんように・・・と図々しくお願い。
日本橋まで走ると大乗坊には毘沙門天さんがいらっしゃる。
勝負事の神さん、馬券がいっぱい当たりますようにと虫の良いお願い。
そっからすぐ近くの法案寺には、弁財天さん。
七福神の紅一点で学問と財福の神さん。
良いブログが書けるように我に文才を・・と無理なお願い。
美味しいジェラートのお店がある谷町7丁目の長久寺には福禄寿さんが。
七坂マラニックでも立ち寄った大阪城への抜け穴がある三光神社には寿老神さんがいらっしゃる。お二方とも長寿の神さん。
いくつになっても元気で走っていられますように・・・と。
さて最後の四天王寺さん。
布袋堂の布袋さんにお参り。
開運、良縁、子宝の神様だと。
子宝!と聞いて合わす掌にぐっと力が篭もる。
今最も欲しい「孫」が早く授かりますように!あっ、いやその前に良縁の方か。
いやはや何とも欲深い。
大阪七福神を巡る、大阪の七欲人やがな。
あまりの強欲にご利益どころが罰が当たったのか・・・。
帰宅したら、腰痛(スタッフ舞洲では走れないからと早朝ランを決行した時に発症。)が。
かな~り悪化していた。
どっかに腰の神様あったっけ。
そこへのマラニック企画せな・・・・・・。
不肖tacocoラン歴10数年、未だ舞洲を知らず。
いや知らなかった。
「舞洲24時間リレーマラソン」
起承転結のないランイベントは私の性に合わない!と、何度誘われてもスルーしてきた。
起承転結とは即ち「ラン、フロ、呑み、寝る」の1day完結型のこと。
舞洲24時間には、その4項目中、ラン以外何もないに等しい。
(規律上アルコールはご法度)
今回その舞洲に始めて乗り込んだ。
但しエントリーランナーではなくあくまでもスタッフとしてね。
そして舞洲の舞洲たる熱狂に罹患することとなる。
予想通り舞洲は暑い、眠い、しんどいの三重苦だった。
だが、起承転結の「結」にはそんな苦行をはるかに凌駕するとんでもないフィナーレが用意されていた!
制限タイム1時間前から会場は興奮の坩堝と化す。
雄叫び、ハイタッチ、激走、歓声、絶叫。
さらに盛り上げるDJのハイテンションMC。
まもなく正午。
気温も急上昇しているが、ここに至っての舞洲は「暑い」よりも「熱い」が相応しい。
会場いにいる全ての人々が完全にヒートアップ。
24時間、襷を繋いで走るという単純な取り組みがこれほど人を発熱させるものなのか。
降り注ぐ太陽の中、弾ける笑顔と汗がまぶしい。
愚行とも思えるこの行為の先にある「何か」が見えた気がした。
あの輪の外からでさえも・・・・・・。
人気の大会であるはずだ。
やはり来年はあちら側でこの感動を味わってみなければ・・・・。
強く思った。
【頑張ったチームへのトロフィー】
アジサイの名所は関西にも数多くある。
が、市民ランナーにとっては聖地生駒ボルダーコース途中にあるあじさい園だろう。
見頃は逃したが名残りの姿を観賞したくて週末にひとっ走りいってきた。
前週末が大雨だったこともあってあじさい園周辺はハイカー達で大賑わい。
大入りに応えてあじさい君たちも頑張ってくれていた。
美しさを競い合う百花繚乱。あ~、ええもん見られたわ~。
と・・・・・・・・・。
普通ならこれで大満足して帰路につくはず。
だが今回もまた一緒に行ったメンバーが最悪だった。
例の狂気の「しまなみランバカ旅行」のメンバー5人だったのだ。
このメンバーのこと。大阪城からここ生駒までは当然脚のみで来ている。
誰が電車なんか乗るもんかい。
森之宮をスタートして中央大通りをひたすら東へ東へ。
石切の参道を経てほんまに酷い激坂を登り。
興法寺を経由して生駒ボルダーコースに出る・・・、というルート。
ここから走って引き返すだけでも相当にしんどいはず。
でも化け物軍団の面々はボルダーコースを往復してから引き返すと当たり前のようにおっしゃる。
今はこんなにチキンになり果てた私だが。
かつてそこそこ頑張っていた頃はこの厳しきアップダウンコースに幾度もタイムトライアルを仕掛けていたっけ。既に遠い日々だが。
軟弱ランナーに成り下がったとはいえ今は付いていくしかない。
ただし、チキンはチキン。
道は熟知しているので途中でお先に折り返しすことを念頭に置いていた。
久しぶりの生駒ボルダーコースはきつかった。
こんな道のりを歩かずに往復していたもんだと感心する。
さてさてその復路。
生駒を下山してみると、下界の暑いこと暑いこと。
きっと今日の気温は今年初の真夏日だろう。
日陰のない中央大通りは修羅の道に思えた。
ここから森之宮までまだ10キロはある。
チキンは途中離脱して地下鉄のお世話になる事を心の底で決めていた。
そしたら隊長が信じられないお言葉を発してくださる。
「暑過ぎる。長田から地下鉄に乗ろう。」と。
残る化け物コンビ2名も一緒にリタイアしてくれると言うではないか。
初めてこいつらが人間に見えた瞬間だ。
皆の走行距離は42キロだったとか。
ショートカットした私は35キロくらいか?
化け物数名は・・・・。
こんな苦行の後、七夕駅伝に出場して3キロを襷を持って激走したそうな。
健康のためにやっぱり友達は選ぼう!
強く決心した七夕の日曜日であった。
ランナーにとってランニングシューズは言わば戦友だ。
数々のレースを共に闘い、良い思い出も苦い思いをも共有している。
そんな大切な友の・・・・。
底がへたってきたからといって、そうあっさり簡単に処分できるものではない。
が、いつかは未練を断ち切り、「処分」という名の別れを経験しなければならないのが現実。
苦痛の「断捨離」を実行するために自らあみだした方法がある。
「ニューシューズ購入&旧シューズお別れラン」
だ。
先週末アシックスの即売会に同伴させてもらえることになった。
ちょうどウルトラ用のシューズを探していたので嬉しいオファーだ。
お誂え向きにそろそろお払い箱にすべきブツが一足ある。
永年愛用したスカイセンサー君。
コヤツは「洞爺湖マラソン」での相棒だった!
その時のタイムが恐らく生涯自己ベストとなるだろう。
そんな特筆すべき相棒とのラストランが今回のアシックス即売会会場までの迂回ランとなる。
9時開場。
本来なら並んで整理券をゲットしなければならないのだが・・・。
朝早くから並んでくれているのは子分その1。
彼から「姐さん、整理券ゲットできやしたっ!」のメールあり。
やったね。これで開場ぎりぎりま走っていられる。
前夜ゲリラ豪雨があった水溜りだらけの道を約12キロ。
我が愛すべき老靴はこんなに泥んこになってしまった。
これなら未練なく・・・・・・・・。
会員様限定のアシックス即売会へは初めて参加。
元来アシックスっ子の私にはそこは魅惑ワールドだった。
欲しかったゲルフェザーを4800円で、ゲルカヤノを5800円という破格値でゲット。
その他ボトルポーチ、ウェア、山用の帽子など手当たり次第に購入した。
【戦利品の数々…】
さて肝心の愛着シューズ君だ。
会場を出てから、相棒を買ったばかりのゲルカヤノ君に履き替える。
永い付き合いを感謝しつつ彼とはその場で涙のお別れをした。
それから慌ただしく本日の戦利品をリュックにぎゅーぎゅーに詰め込む。
復路ランの旅支度だが帰りもランであることを全く失念していた。
買い過ぎやろ~!
舌切り雀の婆さんのように荷物が重いわ。
だけど大好きなアシックスをこんだけ大人買いしても・・・・。
締めて16,800円也はかなり嬉しい!
やっぱ、持つべきものは子分、いやラン仲間やね!!
Gさんありがとう!
鳥取県にある「名探偵コナン」の里へプチ旅行してきた。
総勢28名、民宿を一軒借り切っての大人の遠足だった。
原作者の青山剛昌氏の出身地,栄町や記念館のある北栄町は街全体コナン一色。
橋やマンホールまでコナン君だ。
三朝温泉にも近いので観光スポットとして人気も高いのだろう。
我々も脚を伸ばして湯治に繰り出した。
52度あるという源泉を薄めて湯舟を満たしているというが、熱いのなんのって。
全員茹で蛸状態で身体はぽっかぽっか。
これならさぞかし「アレ」が旨いだろう、と。
観光もそこそこに宿に戻りこんな風景が繰り出されることになる。
これが正しい大人の遠足。
6時半から始まった宴会は同じ場所でそのまま二次会へ突入して12時過ぎまで。
何と延々6時間も。貸切りだからこそ許される無礼講だ。
宿の瓶ビール42本。買い出しの缶ビール類140本。
6時間で消えたアルコールの数だという。
これが恐ろしい大人の遠足だ。
それでも翌朝6時から周辺の散策ジョグに繰り出す。
これが大人の遠足、いや年寄りの遠足か。
早朝の倉吉の街は風情或るたたずまいでええ感じで、「三文」得した気分になった。
今回の旅にはオプショナルツアーが用意されているという。
連行された所にはこんな不可解なゲートが設営されてあった。
しかも、こんな身体で10キロも走れというではないか。
遁走防止用にとゼッケンやらIDチップまで植え付けられた。
ムカムカした。腹が立ったからではなく、二日酔いの吐き気で・・・・・。
脱走不可能だと観念して渋々スタートする。
アルコール分が汗で排出されるまでの5キロがしんどかった。
脚に疲れが溜まって来た次の5キロはもっとしんどかった。
やっとこさゴールしたら、甘いご褒美が待っていた。
極旨のスイカが食べ放題!!
そしてお腹に優しい「ながいも汁」(美味)まで。
「すいかながいもマラソン」
オプショナルツアーの名をそういうのだそうだ。
その名の通り美味しいツアーだった。
冒頭にあるコナン画像は完走証と参加賞のTシャツにあるイラスト。
美味しく可愛い大会である。
帰り道、湯原温泉に立ち寄り露天風呂でレースの汗を流す。
これが小粋な大人の遠足である。
一泊二日。
これだけコンテンツ満載の旅で掛かった費用は何と、15,000円也。(レース代含む)
これが賢い大人の遠足だ。