虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

走り収め

2007年12月31日 | ランニング

毎年、大晦日の神聖なる行事。
タイガースカレンダーを2008年モノに貼り替える。
優勝を祈念しつつ心を込めて。

      

老若男女17名分のお年玉を準備し・・・・・・
     

あとは、手抜き大掃除と元旦のご膳の支度を済ませれば年末進行から無罪放免される。

で、正真正銘の本年の集大成「走り収め」は大晦日恒例の・・・・・

       
「除夜の鐘ラン」


「大阪町中時報鐘」

我が家から走っていける除夜の鐘ポイントの正式名称である。
除夜の鐘を突かせていただける上に、年越しそばやお神酒の振る舞いまである。

大阪市内のど真ん中にあるこの鐘。
そのいわれは結構古く、
 寛永11年(1634)3代将軍家光が大坂城へ来た時に、大坂の地子銀(じしぎん)今 
 で言う固定資産税の永久免除を約束したという。その恩恵に感謝して作られたの
 がこの釣鐘。
 昭和に入ってからは「大阪町中時報鐘」として地元有志の努力により保存され、日
 に3回鐘の音をひびかせている。現地の町名、釣鐘町もこれによるらしい。

「曽根崎心中」のクライマックスで遊女お初と醤油屋手代徳兵衛が今生の最後に鐘
の音を聞く有名なシーン。あれはこの鐘の音なんだそうだ。

      【昨年の様子】

往復10キロ強。
今年1年間、大きな怪我も病気もなく健康で元気に走れた事に対する感謝ランだ。
更には、来年の地球の「健康」を願う祈願ランでもある。




そして、
皆様の2008年も素晴らしい年でありますように・・。


加古川マラソン

2007年12月24日 | ランニング

コンディション
   天候  :  最高
   体調  :  最高
   調整  :  完璧
   練習  :  不安
   気合  :  不足

という感じで臨んだ第19回加古川マラソン。

前日までの予報では雨。
気合不足は雨ならDNSと決め込んでいたが為だ。

    

ゲストランナーは土佐礼子さん。
ラスト7キロの強烈な向かい風ルートを彼女の粘りにあやかって疾走したい・・。
と、ここで初めて少しだけ気合が入った。


9時40分、スタート。
3年連続応援で訪れていたこの大会。
苦手な向かい風と忘年会シーズンに開催されると言う事であれ程忌避していたレ
ースのスタートラインに自分が立つとは・・・。
やれやれ、どうなることやら。

追い風を受けて走った10キロは、やはり突っ込みすぎ。
設定タイムより2分も速い。
「ゆっくり粘れよ~。」
それを見かねた仲間のT氏が声を掛けて追い抜いていく。
この大会は折り返しが2回ある。
河川敷で退屈かと思っていたが、すれ違うランナー達とエール交換しながら走るの
で、かなり楽しい。
10キロを過ぎ対岸コースへ。
一転しての向かい風にタイムは大幅失速する。
ここを何とか堪えて、帰りの追い風で挽回するぞっ!
の、つもりが・・・・・。
一度落ちたペースを立て直すのは至難の業だと痛感。
脳は確かに加速を伝達したのだが、「足」は一大謀反を起こすのだ。

くっそ~、この足どもめ。
よし、作戦NO.01。
30キロ地点でカーボショッツを援軍に差し向けよう。そこでギアチャンジだ。
ところが、この秘密兵器ですら「へぼ足」の返り討ちにあってしまう。

へぼ足に悪態をつきつつなんとか35キロ地点へ。
さあ、ラスト7キロ。
「かつめし」と並ぶ、加古川名物の向かい風コースのお出ましだ。

何を隠そうこの時点ではまだ自己ベストが射程圏内だったのだ。

しかし、ここの向かい風は関東の某球団のなりふり構わぬ大型補強に匹敵する手強さ。
加古川名物に完膚なきまでに叩きのめされた。
一生懸命走っているのに全然前に進まない・・・、という夢を何度も見た事がある。
あの世界がここに現実に展開されている。
走っている感覚で想定していたラップより30秒も遅い1キロのラップを見た時には
絶句、悶絶した。
「何これ?嘘?時計狂ってる?」
狂っていたのは、あなたの頭と足。

この後、完全にドロップアウト。FUNRUNモードでヨチヨチとゴールへ。
「あと1キロや。頑張れ~!」
無様な姿を見かねたかYさんが檄を飛ばして追い抜いていく。
これに触発され気を取り直してランモードへ切り替えたが、時既に遅く平凡なタイム
にてのフィニッシュ。

瓢箪からは駒も出なかったし、棚からぼた餅も降ってこなかった。
マツリダゴッホ(2007年有馬記大穴馬)も出なかった。
練習での成果が全く振るわなかったので、予想通りの結果だ。

まぁ、そんな事はもういい。
さあさぁ、とにもかくにもこれで年内のノルマは果たした。

お待ちかねのこの風景。
        
今回の打ち上げは地元在住のH氏のご自宅にて。

完敗を喫した加古川名物をここではやっつけてやる。(違っ!)
      


このレースを最後にフルマラソンの記録短縮狙いから撤退しようと考えていた。
打ち上げの席で、この日自己ベストを出してすこぶる上機嫌のA氏、M氏に挟まれた
事が運の尽き。
私の課題をやんやと指摘され、またその対策を滔滔と講義されまくり、何だかまだ活
路がありそうな気持ちになる阿呆。
そして、また性懲りもなく木に登ろうとしている阿呆。

その気にさせた方々、木に登ったアホを見捨てないで責任とって来シーズンもご指導くださいましね~。 

本年の走り収め、完。

さ~、忘年会出まくるぞ~っ! 


光のルネサンス

2007年12月20日 | 日記
マイランニングコースでは四季折々たくさんのイベントが開催される。
ここ数年暮れの風物詩となったのが、【OSAKA光のルネサンス

今年で5回目。神戸のルミナリエに追随する形で年々バージョンアップされている。

家から約6キロ。勿論、毎年ランで鑑賞に行っている。
今年もお使いランを兼ねて様子伺いに行ってみることに。
クリスマスも近いとあって平日でもかなりの人出だ。
といってもルミナリエ程の大混雑はなく、ゆったりと楽しめる所が良い。
デジカメを持っていくのを忘れ携帯カメラのしょぼい画像しかお見せできない。

      

ああ綺麗~と思う心とは裏腹に、最近過熱傾向のイルミネーションやらライトアップやら、巷間賑すこういうのとか ↓ が浪費する電力が気掛かりで仕様が無い。

            

真夏の炎天下でもギンギンに冷えたドリンクを差し出す為に四六時中立ってはるこ
の方たち。
一台で平均的な家庭の約7割に相当する電力を消費しているという。

やれクールビズだウォームビズだと地球温暖化対策を喧伝しているくせに、この国
は本気でCO2削減に取り組む気があるのかと、この集団を見る度に疑問に思う。
所詮は人間の欲望と経済発展とを第一優先に考えているとしか思えない。

せっかくの煌くイルミネーションを前にして未来の地球を憂う。
でもそんな野暮は程ほどにして、せめても自分はエコランで次の目的地へと向かう。



サンタさんにお願いしたプレゼントをいただく為に。




    

トレイルランシューズ! 
            
by バスク(VASQUE)

これで来年のトレイルは下り坂の尻餅も恐くないっ!
近畿2府4県の山々よ、待っててね~。

こうして、着々とフルマラソンの記録短縮の世界から遠ざかろうとするわたくし。


この週末は、黙々と淡々と粛々と42.195キロを走ろっと。

ランニング結婚式

2007年12月17日 | ランニング
「ウェッディングドレス着せて、大坂城公園の練習コースを足にカンカンつけて走らせるからなっ!」


幸せなランナーカップルを前にして口走った、酒席の戯言に過ぎなかった。


数ヵ月後、それを実現させてしまうのだから・・・・・。



12月のとある日曜日。
白昼の大阪城公園でそれはかくも厳かに始まった。

練習会を終え、ランニングウェアからお色直しをする花嫁。
        


出来た~っ!
数日前のハワイでの挙式時の豪華なウェディングドレスには叶わないが、
tacoco家お手製の即席ウェディングドレスを身にまとった実に可愛いい花嫁の誕生!
            

次に出てまいりましたのが、この力作。(Hさん、ご協力ありがとね。)
         

ハネムーンに向かう車の後ろに缶をいっぱい付けて、ガラガラと音をたてながら出発するという欧米の習慣。それをイメージしたもの。
そもそもその由来は悪魔が大きな音や騒がしいことを嫌がるといわれているため、幸せな二人を悪魔から守るという、魔よけの意味を込めているという。

でも、そこは、ランナーカップル。

当然、「車」じゃなくでしょ!
どこにでもランで出没するtacocoさんならではの発想だ。


それでは、君達の門出を祝福して号砲!ド~ン!
走れっ~!
      

ここは、大阪の憩いの場、休日の大坂城公園。
当然、散策や思い思いのスポーツを楽しむ人たちで賑わっている。

ドンガラ、ガチャガチャ、ガラガラ、ゴロゴロ・・・・。

そんな中を、けたたましい音を響かせて、走る新郎、新婦。
そして、祝福の併走をするラン仲間達。

通りがかる人たちは、一体何事が起こったのかと皆、目が点になっている。


その後も・・・・・・・・・・。

クス玉は割るは、
                         

シャンパンは抜くは、
            

記念撮影しまくるは、

   

                             の、やりたい放題。

ここは、大阪屈指の緑の園、大坂城公園。
府民の憩いの場を、披露宴会場として占拠し大騒ぎを繰り広げた無法者たち。


こんな業腹な奴らには悪魔も寄り付かんっ!



ランナー同志のカップルは、数多くいる。
とはいえ、日本広しといえども、こんな馬鹿げたランニング結婚式を挙げたカップルは彼等だけかもしれない。それ故に、絶対に。




      幸せになれよ~っ!

ちゃぶ台返し

2007年12月15日 | ランニング

ちゃぶ台返しと言えば、
               
                           これが有名なシーンだが。

マイランニングコースで、毎朝このパフォーマンスをしている輩がいるとラン仲間の
Uちゃんに教えてもらった。

松竹芸能の若手お笑いコンビ「つるせんねん」で、パフォーマンスが始まったのは10月11日から。
早朝7時半から9時まで、100メートル先の地下鉄御堂筋線の電車が高架を通過するたびに同じパフォーマンスを繰り返すという。
来年の10月10日まで一年間続けるのが目標とのこと。

 「初めは罰ゲームだったが今では、朝からこんな『アホ』を見て、電車の中のサラ
 リーマンやOLの人たちが少しでも元気になってくれたらな、と思うようになった」
      つるせんねん談

いつものランニングコースで、こんな事が繰り広げられているとは露知らず、
(というのもここを通過する時間帯が微妙にずれているから。)
これは、確かめておかねばと、本日朝ランの時間を調整して出掛けてみた。


家からまっすぐ向かえば約4キロ地点にあるその場所。

ほんまに、おった~っ!







  地下鉄御堂筋線の電車通過を待つ二人。

 電車通過。いきなりちゃぶ台をひっくり返す
                       夫(島原啓)。
                       「薄いねんっ!味噌汁が薄いねんっ!」
                       と、電車が通過するまで怒鳴り続ける。

 怒鳴り声におびえるかっぽうぎ姿のヨメ。
                      (西口宣夫)


罰ゲームとして「誰かが見つけてくれるまで続けなければならない」というルールで
始まったというパフォーマンス。

アホ行為も毎朝継続するには相当な努力と忍耐が必要だ。
何であれ「継続は力なり。」
達成した暁には、彼らも「何か」を掴むかもしれない。

ということで、その桁外れのアホ度に敬意を表してちゃっかり記念撮影。





       
将来、彼らが大ブレークしたら、お宝ショットとなる!




この後引き返して、淀川を上流に向かうと、野球部部員達の朝ラン集団と遭遇。
ここはタイガース矢野選手の母校。
集団の中に進入して暫く併走する。
若き野球青年達のjog会話を盗み聞きをするという行儀の悪い行為をしてしまった。

JOG話では、野球の話題ってほとんどしないのね。
とある二人組みは、最近出来たカップルの話で盛り上がっていた。(丸秘)

     

ああ、今朝も楽しき我がJOG紀行。
でも、こんな事ばっかりしてていいのかな~。


京都紀行

2007年12月10日 | ランニング

東山三十六峰マウンテンランの日。
京都河原町で開かれる忘年会へのお誘いが入った。

それならと、応援も兼ねて京都まで足を伸ばす事にした。
勿論ランで。

午前8時、お家をスタート♪

マイコースの淀川河川敷蕪村碑を経て、淀川沿いを京阪葛葉までまずは25キロ。
これが、果てしなく長く単調で平坦で景色も飽き飽きで、と京都ランコース最大の難関なのだ。

やっと葛葉に辿り着いたと思ったら、ここから御幸橋までの3キロが、これまたこの
コース最低最悪の悪路とくる。
歩道も路肩もなく真横を車がビュンビュンと通る道路を、排気ガスをまともに受けて
走らなければならない。
国土交通省様へ懇願、哀願、請願。
道路特定財源でもって、大阪から八幡まで河川敷上のサイクリングロードを繋げてく
だされ~。
何?受益者負担でランニングシューズ税を導入するって。
   ブォ~ケ~ッ!!


ともあれ、排気ガスをたっぷり摂取してやっと御幸橋着。
振り返ると、八幡山の紅葉が我が世の秋を謳歌している。
        

さあ、いよいよ京都突入。ここからやっと楽しい観光ランが始まる。

さっそく登場したのが、淀城跡。
淀城といえば豊臣秀吉側室の淀殿を思い起こすが、ここは徳川秀忠が水陸の要所であるこの地に築城させた淀城の跡地である。
観光地というには少し寂れた雰囲気だが。
          

次いで、過去の忌まわしい記憶から逃げるように淀競馬場を素通りする。
  
【過去の忌まわしい記憶とは】
  一昨年京都へのラン旅行途上にここを通りがかった。  
  折悪しくエリザベス女王杯開催日。
  もとより競馬好きの私。誘われるようにフラフラと入場するも、三レースほど楽し
  んだだけで、所持金総てを使い果しこの地でラン計画が頓挫するという憂き目に
  あった、というもの



足早に淀競馬場を過ぎ、国道1号線を跨ぎ、竹田街道へと向かう。
ここはもう伏見。言わずと知れた酒蔵の街だ。
試飲もさせていただけるのだが、飲酒運行はご法度なのでここも素通り。
  

そして忘れてならないこの地の観光名所が坂本龍馬ゆかりの寺田屋。
       

龍馬ファンには必見の名所だ。
龍馬贔屓の私は当然2回も訪れているので、ここへは迂回することなく先を急ぐ。
伏見といえば、我が阪神タイガースですっかり「あほ」キャラが定着した今をときめく
赤松真人がここ伏見区の出身。
来季はアホキャラのままの天真爛漫な活躍を期待薄ながら期待するね。

竹田街道を北上すること3キロ。
真新しく立派になった母校が出現する。
我が阪神タイガースのアホキャラ@投手編の筆頭杉山直久の母校でもある。
        

地下鉄と京阪電車で1時間半かけて、ここに通った4年間。
右足と左足で5時間掛けて、ここに辿り着いた今。

これは進化なのか退化なのか。

暫し感慨に耽りつつ進むと程なく、本日の最終目的地、「伏見稲荷」にご到着~!

            

ここが、東山三十六峰マウンテンランのゴール地点なのだ。

        

たくさんの顔見知りのランナーのゴールをお出迎え。

優勝はトレイルランの第一人者鏑木氏。
2時間16分という脅威のタイムでゴールされた。
      
ミーハーかましてよかですか?






超おっとこ前です~~!

来年はエントリーしてみようかとちょっぴり思った。

冷えきった身体を京都タワー地下にある銭湯で暖め、
(京都タワーの地下に銭湯があるなんて初めて知った。)
河原町での忘年会で、永らくお預けのビールにやっとありつけた。

これにて京都ラン紀行はおしまい。

電車賃ないのかよ~!
というお叱りの言葉もなくご 静聴賜りまして誠にありがとうございました。


走る花嫁

2007年12月06日 | 観劇

ファントマ公演「えん魔版曽根崎心中」を観る。
         


看板女優美津乃あわの最後の公演だ。
先日、看板俳優の浅野さんが退団されたばかりだというのに、立ち上げから関わっ
た生え抜きの看板女優まで退団するとあって、ファントマはこの先どうなるのだろう。
タイガースで言えば、赤星と球児が相次いで退団したようなものか。
う~ん、ちょっとインパクト弱いかな。
そういえば、タイガース生え抜き陣で屋台骨となっている選手って意外と少ないかも。

近松作品に伊藤えん魔がどのような味付けを施すのか興味深々で観に行ったのだ
が、期待に違わぬえん魔ワールド炸裂。
近松さんも墓場で大爆笑されていらっしゃることだろう。
徳兵衛、九平次の善玉役、悪玉役をダブルキャストで日替わりで交互に演じさせる
というのも思い切ったアイデア。
客は反対バージョンが観たくて堪らない。 → 動員が増える。
伊藤えん魔様、あなたは小劇場界の浅利慶太だ~!
本当にいつもながら見事な演出に大満足の舞台であった。




演出といえば、次週の日曜日。
tacocoさん演出の一大イベント@大阪城公園。
我がランニングクラブが生んだ高速ランナーカップルの

ランニング練習会&結婚披露宴

が開催される。


ということで、本日行われた予行演習を本邦初公開。
手作りのウェディングドレスを試着する。(モデル姫2号。)

     

おお~、実に美しい!(自画自賛)

あんたの本番を妄想し、しばし感慨に耽るフロデューサー。

え~と、あとブーケと足に付けるカンカンを調達してっと・・・・・。
このドレス着てキロ4分で走る花嫁。
おお~、実に勇ましい!

本番を夢想し悦に入るプロデューサー。

え~、この茶番劇をご覧になりたい方は12月16日。
大阪城公園噴水広場にお集まりください!

ご祝儀をたんまり持参してね。


金への道のり

2007年12月03日 | 日記

野球でこれほど熱くなったのは久しぶり。

星野ジャパン、VS韓国戦。
実にタイトな闘いだった。
後がないということもさることながら、韓国チームのなりふり構わぬ必死さに、
こちらも大いにヒートアップする。
韓国チームのユニフォームカラーって、シーズン中の憎らしいくらい強かったライバルチームのユニフォームに似ている。
にもかかわらず、岩瀬に必死に声援を送る自分がとっても不思議。
ベンチに居座る星野監督の鋭い目と激しい檄は2003年のあの輝かしき日々を彷
彿とさせる。やっぱりこの方はユニフォームが一番お似合いだ。

ワンナウト毎に繰り出される選手達のガッツポーズに同調して同じくヨッシャ~!と叫ぶ、休日の夜更け。
あ~、久方振りに極上の野球生活に浸れる幸せに陶酔する。
金メダルへの道のりはまだまだ険しいだろうが、星野さんの熱き闘争心は充分に伝
染した。頑張れっ、星野ジャパン!


さかのぼる事十時間ほど前。
昼間も北京を目指す熱戦に釘付けになっていた。

福岡国際マラソン。

北京オリンピック選考会を兼ねたこのレースは、大会記録を持つ藤田敦史、ア
テネ五輪5位の油谷繁、日本記録保持者の高岡寿成らのエントリーで注目度アッ
プ。
そんな中で、私が密かに応援していたのが佐藤敦之選手だった。
理由は簡単。その端正なマスク!(これまた、ミーハーな~。)
でもって日本人選手として最後まで粘ってくれたのが彼。
苦しいであろう終盤になっても、その端正なお姿を乱すことなく淡々と走られる。
(萌え~)

ゴール直前の快心の笑顔がこれまた凛々しい。
その瞬間、左手の結婚指輪に口付けをされた。
う~ん、こんな素晴らしい男性に愛される奥様って羨ましい~と、思っていたら、
その奥様とは、杉森美保さん(旧姓)だと報道で始めて知る。
女子800mの日本記録保持者である。
私は、この方の快挙をかつて自分の脚本「プラシーボ」に登場させているのだ。
浅からぬ縁を感じる。(一方的に・・・)
歴代4位の2時間7分13秒は見事なゴールタイム。
これで佐藤選手の北京五輪は当確だろう。
厳しい目標だが、金色のメダル目指して頑張って欲しい。

この日「金」に関わるもうひとつのお話があった。

この日目出度く結婚50年をお迎えあそばした老夫婦がいた。

つまり金婚式だと。

爺さんは、これを自ら祝うべく屋形船を貸し切っての大宴会を計画しなすった。
子供達の冷やかな視線をものともせず、半年前から余命を賭けるが如く準備に奔走
する老父。
これが為に楽しみにしていた那覇マラソンへのエントリーを断念させられた娘。


すったもんだの挙句、12月2日夕刻4時半、屋形船は無事天満橋船着場を出航。

 

一族郎党20名を招待しての水上大宴会。
大川を2時間半掛けていったり来たりする。

  

舟からの紅葉の眺めも中々乙なもの。

スピーチ有り、カラオケ有り、花束贈呈ありのさながら結婚披露宴は宴たけなわ。

娘は、沖縄三線で祝いの曲を奏で、密かに那覇マラソンへの未練を込めた。
息子は「次に皆が揃うのは多分、葬式やろう。」とキツイ、ジョークを飛ばした。

この老夫婦が、今宵の「金の宴」に至る道筋も、山有り谷あり決して平坦なものでは
なかったはずだ。
だが、まっ、
素晴らしい娘さんを生み育てられた事だけは生涯の功労ではなかったかと。


本日のご慶事まことにおめでとうさんにございます。

えっ?ところで素晴らしい娘さんって?