昭和49年にスタートし、地域の落語ファンらで作る世話人会を中心にこれまで
443回の寄席を開催してきた。
幹事役は桂文太師匠。
世話人代表の方と少なからずの縁があり、落語好きもあって時折行事に顔出しをし
ている。
この度この寄席で、落語が結んだ愛がめでたく実を結んだ。
新郎は世話人の一人で、新婦はお茶子さん、という共に落語好きのカップルだ。
ちなみにお茶子とは座布団を返したり、名ビラをめくっていただく女性のこと。 |
落語が結んだご縁ということで、「寄席で結婚式をしたら?」、という冗談から出た
話が現実となった。
しかも、場所は今をときめく天満天神繁盛亭。
出演も、桂 三幸(三枝門下)、笑福亭 鶴瓶、菊池まどか(浪曲)
桂 文太(文枝門下)と豪華な面々が顔を揃えてくれた。
出演者全員、演目も結婚をテーマにとって会場を爆笑に包んでくれる。
それにしても桂文太さんの噺はいつ拝聴しても上手いなぁ。
話芸としての芸術の極みやと思う。
映画や演劇も人に感動を与えるが、古典芸能の奥の深さには触れるたびに
感じ入ってしまう。
さて、演目が終了した高座に、今しがたお隣の天満宮で結婚式を挙げたばかりの新郎新婦が入場してきた。
ここからは、主賓、友人のスピーチに始まり両親への花束贈呈へと続くお決まりの
披露宴式次第が続く。
落語が取り持つご縁とはいえ、当世大人気の定席にて、大入りの観客の祝福を受けて披露宴ができるとは、何と言う果報者。
ランニングが取り持つご縁だからと、国策資格取得を決めたレースのゴール会場
でラン仲間に見守られながら、婚姻届にサインをした先日のランナーカップルに勝るとも劣らない幸せ度数だ。
是非とも笑いに満ち溢れた幸せな家庭を築いていただかねばならない。
ご恩返しとして、君達の愛を育んだ落語を含む伝統芸能の継承にも尽力してね。
あっ、そうそうランナーカップルの方も二人分の優良DNAを継承したランナーを
続々とこの世に送り出して、マラソン王国NIPPONに貢献してくれ給え。
こちらも、落語会披露宴ならぬ「練習会披露宴」を盛大に開催し皆で手痛い祝福を
してあげよう。
キロ4分の1000mインターバル x 10本。
新郎新婦は両足にカンカン付けて走るんやでっ!
私は、チェックポイントでストップウォッチ片手にライスシャワー係り。
と、計画は次々膨らむ。
ああ、楽しき哉、レース後、束の間の憩いの日々。