TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

祖父の想い出

2003-01-25 09:39:06 | インポート
tomodogsさんの乗馬のページを見て、乗馬が趣味だった母方の祖父を思い出している。

神官の家の次男だった祖父は、子供のころにポニーを買い与えられて以来、
ずっと乗馬を趣味にしていたそうだ。長男は宮中に出入りする神官の跡継ぎとして
厳しく育てられたようだが、祖父は典型的なのんびり次男坊で、うらやましいような
自由な人生をおくったらしい。
らしい、というのは、彼は私が3歳のときに亡くなったので、鮮明な想い出がないのだ。
すべては祖母や母、叔父叔母から聞かされた話だ。

生涯ずっと着物で通した祖母と対照的に、祖父は若いころからハイカラ好みで、
母がアルバムに収納している写真もイギリス紳士のように帽子・ロングコートで
ステッキを手にしている。たいへんなおしゃれで、いつも上質な服地で洋服を
仕立ててもらってたらしい。亡くなったときには、ものすごい数の箱に納まった
帽子や乗馬服、スーツが残されて整理が大変だったらしい。

この祖父には、明治男にありがちなおもしろ武勇談?がいろいろあったようで、
あの世で会ったら是非話を聞いてみたいものだと思っている。
ハイカラな暮らしを通しながら一度も洋行する機会のなかった祖父、その孫娘で
ある私が、今はカナダに暮らしている。甘栗が食べたい、とか思いつつ(笑)
なんだか不思議だ。


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