TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

After Thomas

2006-12-31 15:56:59 | インポート
実話をもとにした、イギリスのテレビ映画。

こっちじゃ放送されてないから見たことはないが、犬飼いの間では評判らしい。
自閉症の少年が、ゴールデンレトリバーの子犬を飼いはじめてからそれまで
閉ざしていた心を開き出し、どんどん変っていく様子が感動的なのだとか。

犬によるこの手のセラピーは今に始まったことではないし、自閉症に限らず
いろいろな障害を持った子供たちが救われているという話はよく聞く。
それはそれで素晴らしいことだと思うが、しかし、こうしてテレビなどで評判
になると、「じゃ、犬を飼えばいいんだ!」と短絡的に考える親が出てくる
のが困る点だろう。

カナダでTABIのよき相棒だったボーダーコリーの雑種犬は、もとの飼い主が
そういった単細胞だった。障害を持って生まれた子供のためになるかと思い
子犬を飼ったのだが、そう物事は簡単にうまくいくはずもない。犬ならなんでも
セラピー効果があるわけじゃないし、なんといっても子犬自身が赤ちゃんで
周囲の保護や躾が必要な時期に、とりあえず人間の子供と一緒に置いておけば
なんとかなるだろう、と期待するほうがどうかと思う。彼ら夫婦は犬に対する
知識も全くなく、手のかかる自分の子供の他にイタズラ盛りの子犬の世話で
イライラするばかり。敏感な子犬は、そうした飼い主の感情を痛いほど感じて
病気になってしまった。

結局、獣医代がかかりすぎるという理由で捨てられたのだが、殺処分寸前に
新しい飼い主にひきとられた。ガリガリにやせ、毛が抜けて皮膚がボロボロ
だった子犬は、瞬く間に元気になり子犬らしい明るさをとりもどした。
私たちがこの子に会ったときは、病気で死にそうだったなんて信じられない
ほど健康そうで、美しいトライカラーのコートも艶々した、フレンドリーで
賢い犬に成長していた。ちなみに新しい飼い主は、この子のためにとくに高い
医療費を払ったわけでもなく、ただ普通に愛情をかけて世話をしただけだそうだ。

この子の場合はハッピーエンドだが、そうでない犬もきっと世の中には多いだろう。
自分の子供をなんとかして治したい親の気持ちはわかるが、犬だって感情のある
生き物だ。安易にセラピーまがいの道具として使い捨てするのは、あまりに
酷ではないか。


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ステップバイステップ

2006-12-28 15:01:26 | インポート
昨日DanとMaryannのとこへお呼ばれしていただいてきたタルトをオヤツにする。

彼らは、私たちとだいたい同じ世代と思われるが、すでに孫が9人いる。
二人ともそれぞれ初婚が10代のときで、それぞれの相手が子連れ再婚だった
たからだ。初めての結婚で、継子が自分とたいして年の違わない中高生だったわけ。
だから、20代の半ばには初孫がいた。

その後それぞれ離婚・再婚を繰り返し、二人が一緒になって15年。その間に
継子・連れ子が合計13人になった。二人の間には子供がないが、子供たちは
もうとっくに独立して家庭を持っている。

きれいに額に入れた家族の写真を見せながら「これが一番目の結婚でできた
娘で…」と説明をしてもらったが、途中で全くぜんぜん誰が誰だかわからなく
なって、適当に相槌を打った(笑)。子供たちもそれぞれ離婚・再婚を繰り返して
いるので、こんがらがった毛糸玉のようで他人の私たちにはその相関関係を
把握することは不可能だ。名前と顔を覚えるだけでも大変ではないのか。
結婚当初から子供をつくらない主義の私たち夫婦には、全く想像を絶する繁殖
のパノラマである。

来年のクリスマスには、その13人の子供たちと9人の孫(何人か妊娠している
らしいので人口増加の可能性有り)たちが彼らの家に集まるのだそうだ。
スゲエ!ま、でかい家だから収容できるだろうが。洗濯物の山を想像すると…
親戚づきあいとか冠婚葬祭が超大変そうだ。

人生いろいろ。うちは親戚関係がサッパリしてて良かったよ。


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大事なことって

2006-12-26 07:53:36 | インポート
結局、家族(犬含む)と一緒に過ごす時間を大切にすることじゃないのか。

私が掲示板を廃止した理由の一つが、自分の時間を削られるから、というもの。

ま、他にもスパムとか変なやつの殴りこみとかいろいろ理由があったが。
サイト開設当初はリンク仲間が書き込んでくれておしゃべりをする板だったが
そのうち、サイトの性格上か犬の健康とか訓練とか専門的なことをマジで
話し合う場に変化していった。それはそれでおもしろかったのだが、生半可な
ことは書けないので回答だけでもかなり時間をとられるようになってしまった。

おまけに日本サイト特有の「お礼参り」。
書き込んだ人のサイトを訪れて自分もメッセージを残すという、アレだ。
常連さんだけでなく、自分のサイトのカウンターを回すために書き込んでいく
連中も含めると、一箇所3分としてもお礼参りだけでかなりの時間だ。

見たこともない人への義理のために、愛犬の散歩の時間を削るのは避けたいと
思い、バッサリとカットした。

当時、掲示板には書き込まないがメールでしょっちゅうおしゃべりしていた
犬友達が「もったいないよー、止めちゃうなんて。すごくためになる板なのに」
と残念がってくれたが、サイトごと廃止するか板だけやめるか考えた末、板
だけ切ってみた。スッキリした。

常連さんは気を悪くしたかもしれないが、しかし、ネット上の友情というものは
サランラップより薄いのだ。今仲良くしてても、一年後には連絡さえつかないとか。
そういうものだと、私は十分理解している。

私たち夫婦は(ネットから離れた)実生活でも「つきあいはホドホドに。自分の
家族が一番大事」をモットーにしている。それでも、本当の友人たちとは
いつまでも続いている。愛犬と楽しく過ごす時間もたっぷりだ。
それでいいと思っている。

詩を読んで、こんなことを思い出した。


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つづき

2006-12-26 07:11:07 | インポート
So come, sit down here next to me on the floor, and look deep into my
eyes.
What do you see? If you look hard and deep enough we will talk, you
and I, heart to heart. Come to me not as "alpha" or as "trainer" or
even "Mom or Dad," come to me as a living soul and stroke my fur and
let us look deep into another's eyes, and talk.

I may tell you something about the fun of chasing a tennis ball, or I
may tell you something profound about myself or even life in general.
You decided to have me in your life because you wanted a soul to
share such things with.

Someone very different from you, and here I am.

I am a dog, but I am alive. I feel emotion, I feel physical senses,
and I can revel in the differences of our spirits and souls. I do not
think of you as a "Dog on two feet"- I know what you are. You are
human, in all of your quirkiness, and I love you still.

Now, come sit with me on the floor. Enter my world, and let time slow
down if only for 15 minutes. Look deep into my eyes, and whisper to
my ears.
Speak with your heart, with your joy and I will know your true self.

We may not have tomorrow, and life is oh so very short.

--Love, (on behalf of canines everywhere)
Author Unknown


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幸せを見失わないために

2006-12-26 07:10:18 | インポート
クリスマスに犬友達が送ってくれた詩。

作者不明で、ちょっと冗長な気もするが、「犬の十戒」みたなチンケなやつ
よりずっと気に入っている。犬自身はこんなこと考えちゃいないだろうけど
私たち人間に大事なことってなにか、わからせてくれると思う。

I AM YOUR DOG

Author Unknown

I am your dog, and I have a little something I would like to whisper
in your ear.

I know that you humans lead busy lives. Some have to work. Some have
children to raise. It always seems like you are running here and
there, often much too fast, often never noticing the truly grand
things in life.

Look down at me now, while you sit there at your computer. See, the
way my dark brown eyes look at yours. They are slightly cloudy now.
That comes with age. The gray hairs are beginning to ring my soft
muzzle.

You smile at me; I see love in your eyes. What do you see in mine? Do
you see a spirit? A soul inside, who loves you as no other could in
the world? A spirit that would forgive all trespasses of prior
wrongdoing for just a simple moment of your time?

That is all I ask. To slow down, if even for a few minutes to be with
me.

So many times, you have been saddened by the words you read on that
screen, of other of my kind, passing. Sometimes we die young and oh
so quickly, sometimes so suddenly it wrenches your heart out of your
throat. Sometimes, we age so slowly before your eyes that you may not
even seem to know until
the very end, when we look at you with grizzled muzzles and cataract
clouded eyes. Still the love is always there, even when we must take
that long sleep, to run free in a distant land.

I may not be here next week. Someday you will shed the water from
your eyes, that humans have when deep grief fills their souls, and
you will be angry at yourself that you did not have just "One more
day" with me. Because I love you so, your sorrow touches my spirit
and grieves me. We have NOW, together.


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