TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

さらば欧州ブランド

2014-12-29 16:27:16 | その他
いや~もう二度と買うもんか。

洗濯乾燥機はこれまでずっと、北米メーカーのものを使ってきた。アメリカ・カナダのどこに転勤しても、北米メーカーならどこにでもお客様センターがあるし、修理もすぐやってくれるからだ。転勤のたびにいろんなメーカーのいろんな機種を体験したが、どれもまあまあだった。

しかし、一昨年ヨーロッパのブランドばかりを扱う店からドイツのメーカーの機種を購入。高級感漂う欧州ブランドは、インテリアのカタログではよく見かけるが、手は出すまいと思っていた。が、魔が差して(?)買ってしまった。価格だって北米メーカーの倍もするのに。ドイツのテクノロジーなら信頼おけると思った。全部デジタルでスマートなデザインも良かった。

ところが。
買って三ヶ月で洗濯機のドアが故障。
半年で乾燥機が故障。
一年目に洗濯機のコンピュータ制御が故障。
一年半で乾燥機がまた故障。

買って一年間は保証がついていたが、それ以降は修理は実費。それも、部品はいちいち欧州から輸入しないといけないので、故障してから修理が完了するまで何週間もかかる。その間はコインランドリーで洗濯したり、不便この上ない。また欧州ブランドなので部品がべらぼうに高く、修理費もかなりの額にのぼる。

メーカーのお客様センターに電話やメールで問い合わせたが、全くなしのつぶて。購入した高級欧州ブランド専門電化製品店にも苦情を言ったが、「メーカー側の問題で、うちには関係ない」と完全にシラを切り、返品や返金にも応じない。金はとるだけとっておいて、あとは野となれ山となれ、というとんでもない商売である。

今回の故障も、部品代や修理費を計算すると北米メーカーの洗濯乾燥機がラクに買えるくらいかかる。そこでもう私達は、このゼイタクなポンコツ欧州ブランドに見切りをつけ手放すことに。そして、デザインは平凡だが耐久性のある北米ブランドの洗濯乾燥機を新たに購入した。

今のところ、この新品たちはよく働いてくれている。
もう二度と、高級欧州ブランドなんぞにお金を使うまい。


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TABIのにっき

2014-12-25 11:01:26 | TABIのにっき
くりすます だから さんたさんに あってきたよ



ことしの さんたは
きょねんのと ちがうひとだね

ほかにも わんこが
たくさん いたよ
れすきゅーの おねえさんが
ちいさい こいぬたちを つれてきて
もらってくれるひとを さがしてた
いいひとに もらわれると
いいねえ

いろんな おやつの あじみをして
おなかいっぱい

これだから くりすますは
だいすきなんだ

さんたさんは いまここ


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久しぶりに

2014-12-24 10:57:45 | TABIと暮らす日々
雨が止んだので、川までお散歩。



増水した水は冷たくて、さすがのTABIも泳ぐどころじゃないけど、石投げごっこで遊んでびしょぬれ。でもおもしろかったね。

郵便受けには、はるばるアメリカの友人からのカードが。うれしいね。




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思い出リボン

2014-12-20 16:41:03 | アジリティ
思い腰をあげて、ツリーを飾る。



うちはクリスマスといっても、ご近所さんたちのように気合入れてピカピカ飾りまくることはしないのだが、ツリーだけは立てる。もともとこのツリーは、アメリカに住んでいたときにアジリティ競技会でもらってたまりにたまったリボンを飾るのに何かいいものを探していて、たまたまホームセンターでセールになってたのを買ったものだ。それ以来、毎年この時期になると、大きな箱に何百個と入っているリボンの中から好きなのを夫婦で選び、ツリーに飾っている。

去年とおととしは喪中だったので何もしなかったが、今年は玄関ホールに飾ってみた。2メートルほどの高さのツリーだから、邪魔にならずちょうどいいかんじ。

リボンは色とりどりなので、けっこうキレイ。TABIが現役時代に競技したAAC, USDAA, NADAC, CPE, DOCNA のそれぞれの団体のリボンから公平に選び、さらにラリーオビディエンスのリボンも加え、とくにチャンピオン大会リボンと一等賞を中心に飾る。こんなことやるのは、私達のようなアジリティ馬鹿くらいだろう(笑)

もう引退して二年ちかくたつのに、一つ一つのリボンを見るたび競技の日々がよみがえる。「あのギャンブラーは手ごわかったよねえ」「コンタクトをミスしたと思ったのに、ジャッジは減点しなかったんだっけ」などと、夫と二人でしばし昔の思い出にふける。TABIは、そんな私達に「おなかすいたよ、ご飯まだ?」って視線。

そんなのんびりした私達に比べ、世間ではクリスマス商戦が最高潮で、ちょっと買い物に出ると道路も駐車場も混雑。テレビもネットも「クリスマスまであとX日!」と、騒がしい。宅配業者もかきいれどきのようで、トラックが一日中あっちこっちを走っている。短期間に、ものすごい量のお金が消費される。

ニュースでは、「クリスマス時期に散財した分を、その後の一年間でどうやって払いきるのか」みたいなトピックをやっている。子供とか親戚とか多い人は、確かに大変だろうね。うちはそういう心配しなくて済んで、本当に助かる。


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テーブルマナー

2014-12-18 10:23:19 | ふしぎの国、ニッポン
高校時代、「礼法」という授業があった。

進学校なのだが、百何十年の伝統を持つ学校としてはキチンとお作法が身についた大和撫子として育ってもらいたい、ということで、礼法は必修。手を膝に乗せるにも「右手が上」と「左が上」の方法があり、どちらを良しとするかによって出身校がわかる、ということも初めて知った。

授業の中には、西洋料理を食べる際のマナーもあった。今となっては役に立たない「常識」も多く習ったが、最も奇妙キテレツなのはなんといっても、「ライスをフォークの背に乗せて食べる」というやつだ。

メインの付け合せに「パンとライス、どちらに?」と聞かれるのは、世界広しといえども日本だけ(あるいは、日本人がたくさん行く東南アジアの観光地)。それに、日本の米はねばりけのあるうるち米だからフォークの背にのっかるが、西洋の米は長粒種だからパサパサで、のっかるわけがない。

あんな真似しなくても、ライスサラダやパエリアなど米料理が出たら利き手(ほとんどの日本人は右手だろう)でフォークを持ち、すくって食べればいいのだ。「ナイフとフォークを持ち替えてはいけない」とも日本では言われるが、そんなことはない。利き手でないほうの手で不器用に食べようとして落っことすより、利き手に持ち替えてキレイに食べたほうが絶対にいいに決まっている。

フォークの背にのせるマナーなどもうとっくに絶滅してるかと思ったら!
ここでは話題になっていて、マナーの先生も苦笑している。うひゃあ。まだやってる人がいたんだ。水族館でシーラカンスを見るような思いである。

日本でしか通用しないマナーはいろいろあるが、これもその一つで、誰かが言い出して広まったのだろう。テーブルマナーには正解と不正解はなく、食べやすいように見苦しくなく美味しくいただくのが一番。形だけの作法にこだわるより大切なのは、美味しい料理をいただいたらウェイターやシェフに「美味しかった、ご馳走さま」と感謝の気持ちを述べること、そしてチップを十分にはずむこと(サービス業は最低賃金なので、チップが大きな収入源となるから)。そういう大事なことはマナーの教室で一言も触れないのは、残念だ。


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