TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

がんばれLUCKY

2003-01-09 05:55:41 | インポート
スコッティのLUCKYが、順調に快復しているもよう。

彼は、カリフォルニアに住む生後10ヶ月の白いスコティッシュ・テリア。
昨年の12月、近所のティーンエイジャーがこの子にガソリンをふりかけ、火をつけた。
顔と腹部を中心に重度の火傷を負いながらも命をとりとめたのは、LUCKYという名前
のおかげか?

私が聞かされた事件のあらましは、こうだ。
ある日、飼い主のもとへ近所の中・高生が訪れ「LUCKYを散歩に連れていってもいいか」
と聞いた。飼い主は、知っている子供たちだし「いいよ」と答え、LUCKYを外に出した。
それきりLUCKYの姿は見えなくなった。

飼い主がその子供たちに尋ねると、「知らない。途中でどこかへ逃げてしまった」と
答えた。数日後、やぶの中でか細い声で泣いているLUCKYを通行人が見つけ、警察に
通報。飼い主は動物病院へ駆けつけたが、手術費用が払えないため安楽死を獣医に
依頼し、LUCKYを置いて去った。この子犬を不憫に思った担当獣医は自腹を切って
治療費を一部負担し、病院に置いて治療を続けた。事情を知った人々が「LUCKY基金」
を設立し、たくさんの人々の善意により今でもLUCKYが病院で治療を続けている。

こういう動物虐待事件は珍しくはないのだが、このケースも含め問題なのは飼い主側の
管理責任の欠如だ。いくら顔見知りとはいえ、中・高生のガキに愛犬を預けるなんて
常軌を逸している。中・高生のガキなんて何をするかわからない。小遣い欲しさに
犬猫を実験用に売り飛ばすかもしれないし、黒魔術の儀式に生贄として使うかもしれない。
逆のシナリオもありうる。「犬に噛まれて怪我をした」と訴えられたらどうするのだ?

この中・高生のガキには、法的に何のおとがめもない。子供のイタズラ、ってことで。
でも、この子犬は火傷の痛みと戦い続けている。白くてフワフワだった毛が、
すっかりハゲちょびだ。こういう事件で辛い思いをするのは、いつも犬のほうだ。

飼い主がよ?く注意して守ってあげなきゃ。
http://www.sbvs.com/luckie_fund.htm


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