TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

セクシー効果

2007-06-29 17:31:45 | インポート
Victoria's Secretから届いたばかりのトップスを着てお買い物。

こないだのカウボーイ・パーティーに着て行きたかったのだが、間に合わな
かった。これにピッタリしたジーンズとカウガールハット、ブーツで決めると、
馬にも乗れないのに本物のカウガールみたいだ。

VSのデザインだから当然ながらセクシー路線で、胸がボン!ウェストがキュ!
棚の上の物をとろうと腕を伸ばすとオヘソがチラ!前かがみになれば、胸の
谷間がバッチリ!なのである。夫は、「お?、いいながめだあ」とすっかり
目がハート型になっている。

夫だけでなく、男はこういうのが好きなようで、これを着ているとなぜか
お店でも男性店員がやたら親切だ。棚に手を伸ばそうとすると、駆けつけて
とってくれる。重いカートを押してると、駐車場まで運んでくれる。
それがカワイイ大学生アルバイトの男の子だったりすると、余計うれしかったり
するのは私がオバサンな証拠だろうか(笑)

なんだよ。こんなことならもっと前からセクシー路線でいけば良かった。

さて、午後は美容院でヘアカット。
クーポンをもらったので初めて行ったとこだが、これがまたスパ形式ですごい
ゴージャス。壁一面のガラス窓からは、ロッキーが見える。スターバックスの
ラテとビスコッティを出してくれるし、VIP待遇だ。スタッフは女性ばかり
なのでセクシー路線の余禄はなかったが、ま、男の美容師がいたところで
ゲイだろうしね。でも、私はわりとゲイの男性美容師は個人的には気に入っている。
上手だし、男なのにファッションやインテリア、お料理の話などで盛り上がる
のはゲイならでは。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬ジプシー

2007-06-28 09:02:28 | インポート
東京の友人からSOS。

彼女は子供の頃から慢性病で、医者の薬で症状を抑え続けてきた。
それでも若いうちはまだ元気で回復力もあり、かなりの無理不摂生をしても
なんとかなっていたのだが、中年期にさしかかりそうはいかなくなってきた。
薬も、どんどん強くなっていき、効かなくなっては別の病院、別の医者、と
放浪するようになって数年。

最近になって、「このまま薬に頼ってたんじゃラチがあかない」と感じるように
なり、オルタナティブに救いを求めるようになったらしい。いろいろかじって
みたが、ここのところの興味は食事の内容に注意して「食いあらためる」こと。

だけど、摂生は難しい。長年の習慣を変えるのは大変。
しかも、薬の量を減らした途端に禁断症状が出てびっくりしてしまったらしい。

私がもう二十年以上前にオーガニック野菜を中心とした食事療法で体質改善
に成功しいまだにピンピンしていることを彼女は知っているので、私に連絡
してきたのだ。いろいろ話してみたが、結局は「今までどおり薬でコントロール
するっきゃない」と彼女は結論した。

私も、彼女の場合はそれしかないと思う。
「治したい」という気持ちは強い。しかし、「治るまでつらい思いが続くのは
イヤ」だし、「面倒な方法はしたくない」し、「好きなものを我慢するのは
できない」し、「お金はあんまりかけたくない」のであれば、自らの回復力を
引き出すことを目的とするオルタナティブは向いていない。医薬品会社は、
そうした薬ジプシー患者のために強い薬を開発し続けている。そんなの一生
使い続けていいわけないが、いずれ副作用による余病が出て長生きはしない
だろうし、それも自然淘汰というものだろう。

他力本願では何事も解決しない。
それに気づくまで、薬ジプシーの放浪の旅は続くのだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Girl With A Pearl Earring

2007-06-26 06:07:51 | インポート
よその犬を見ると、「なんてうちの子は良い子なんだろう」と思う。

日が高くならないうちに庭仕事を終えようと、朝早く起きて夫とバックヤード
でせっせと木の剪定をしていた。ハーブガーデンもようやくマルチを敷いて
きれいに整理したところ。休憩しようかと思ってキッチンへ戻ったすきに、
夫が裏木戸を開けて裏のうちのCOBYを入れてしまった。

COBYは肥料置き場に飛び込んでかきまわし中身をぶちまけ、できたばかりの
ハーブガーデンの柵を越えて駆け巡り幼い苗をなぎ倒し、さらに囲いをした
菜園を掘り起こして、なんと植えたばかりの苗にオシッコを二回もかけて
しまった。なんたるバカ犬!!

TABIはこんなことしたことないよ。
「悪気がないんだし、犬なんだからしょうがない」と夫は言うが、この二週間
馬車馬のように庭で汗水たらして働いた私の努力はどうなるんだ。
「夏が終わるまでCOBYは立ち入り禁止だからそのつもりで!」ときつく夫に
言い渡す。

ところで、映画は17世紀のオランダが舞台。
天才画家フェルメールと彼の家に雇われた若い女中の話。同名の名画をもとに
した小説が原作だ。エロ中年画家に押し倒されるおぼこな女中の悲劇を想像
してたら期待外れだが、物悲しい絵画の少女モデルそのままのようなせつない
作品になっている。まるでフェルメールの絵のような画面の色使い、セットの
美しさ。

芸術とは、かくも多くの犠牲を強いるもの。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日という日は

2007-06-25 13:08:27 | インポート
二度と来ない。

郊外にあるコーヒーショップでアイスクリーム・ソーシャルがあるというので
出かける。めぐまれない人々への寄付イベントで、バンドが出たり、アイスが
50セントと破格の値段で売り出される。広い牧場に囲まれ、とれとれ牛乳で
つくったアイスはとても美味しい。

たまに夫婦と犬とでお昼を食べに行くコーヒー屋だが、外のパティオなら犬も
OKなので私たちは気に入っている。今日も、広いパティオで犬連れがたくさん
集まっていた。食料品の寄付を募っているので、私たちも朝食用のシリアルを
持参して寄付した。

アイスに目のないTABIは、私たちの間にお座りしてよだれダラダラでおこぼれ
を待っている。目をキラキラさせてアイスをなめるTABIを見ながら、ああなんと
私たちは今、幸福なんだろうかと思う。こんな時がいつまでも続くといいのに。

「犬に欠点が一つあるとすれば、人間よりはるかに寿命が短く、私たちより
先に逝ってしまうことだ」と誰かが言っていた。

いつかこの子が旅立ってしまったあとに、今日のことをどんなにか懐かしく
思い出すことだろう。つい涙がこぼれて、塩味のバニラアイスになってしまった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬の聴覚

2007-06-22 13:59:59 | インポート
犬ってすごいものだと、あらためて。

夜、コンピュータに向かっていたとき。
私の机の下でグースカ寝ていたTABIが、急に起き上がって一目散に階段を
駆け下りた。


私の隣の机でやはりコンピュータに向かっていた夫は、私と顔を見合わせ、
私たち二人は一体何事かと思って後を追う。TABIは、通りを見渡すベイウィンドウ
のカーテンを自分で開けて一声吠えた。夫が玄関のドアを開けて「あ、なるほど!」

ちょうどPaulがSADIEを連れて夜の散歩をしているところだった。
ここのとこ彼らを見かけてなかったので、どうしているんだろうと夫を話して
いたが、元気だったんだ。TABIは、SADIEが歩いてきたのを察知して、会いたさ
見たさに無我夢中で下の階まで走ったというわけ。

すごい。よくわかったもんだ。
そりゃあ恋人(犬?)同士だものね。二頭にビーフジャーキーをあげる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする