TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

バイ菌くんは敵か?

2003-01-06 12:21:06 | インポート
MLで、犬のヒーリング・パワーが話題になっている。

といっても、セラピー・ドッグとかそういう類のではなく、犬に傷口をなめてもらい
治す、というのだ。犬は怪我をすると、傷口をひっきりなしになめる。
怪我をした仲間の犬の傷をなめてやる様子も、見た人は多いだろう。
犬でなくても、野生の動物はそうやって怪我に対処する。

ある女性が子供の時、すり傷をおうと飼っていた犬がペロペロとなめてくれて傷を
治してくれたという。彼女は、今でもそうやって愛犬がちょっとした怪我は治して
くれると言っている。

そういえばTABIが子犬の頃、一緒に走っていて私がころび膝を怪我したことがあった。
TABIは走って戻ってきて、膝から足首まで流れた血をなめ出した。血のにおいが食欲を
そそったのかと思ったが、帰宅してからもTABIはそばについて離れず、たんねんに
傷をなめていた。母犬が子犬の体をなめるような様子だった。

神経質な人なら、「ぎゃあ汚い!犬の口の中なんてバイ菌だらけなのに」とまゆを
ひそめるだろう。人畜共通感染症が話題になる世の中だ。抗菌グッズも売れている。
しかし、身の回りを消毒・殺菌しまくることが果たして健康体を生むのか?

例えば土の中には破傷風菌などバイ菌がウヨウヨいる。が、野生の犬は土を掘って
その中で子犬を産み育てる。産湯などなく、母犬は自分の歯でへその緒を噛み千切ると
子犬の体をなめてきれいにする。それでも子犬はスクスク育つのだ。

不潔な生活をしろとは言わないが、バイ菌と共存することも免疫力をつけるために
大切だと思う。そうやって自然に抵抗力がついた状態が真の健康体なのではないか。

そして、真に健康な犬の唾液には癒す力があるのかもしれない。


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