反抗

バックヤードには、TABIのお気に入りのお昼寝スポットがいくつかある。

そのひとつが、ヤナギ（白露錦）の下。
剪定をして風通りをよくしてやり、新芽がどんどん出てほど良い日陰を作っている。

木の足元が雑草だらけなので半日かけて綺麗に除草、そしてスコッチ・モスとクリーピングタイムのプラグを二十個ほど植えた。これが育てば、柔らかい緑のカーペットができあがる。TABIのお昼寝にちょうどいいと思った。

しかし！
今朝、お庭に出したところTABIは早速ヤナギの下へ行き、せっかく植えたモスとタイムをあっという間に掘り起こしてしまった。土も混ぜ返し、その上でのうのうと昼寝。お前！

TABIパパは、Home Depotへ行ってワイヤーメッシュを購入、TABIが入れないようにヤナギの足元を囲ってくれた。モスとタイムがしっかり根付いてふかふかのカーペットになるまで、しばらくはTABIの立ち入り禁止。

悪いけど、お前にためにやってんだよ、TABI。

いのちの力２

根が出たローズマリーを庭に移植して、二週間ほど。

水やりの時にふと見たら、花が咲いてる！



つぼみもいっぱい。
すごいな～。

春の稲妻

土曜の夜から体調が悪かった。

日曜の朝になっても起きられず、観念して寝ていた。
午後になって、天を切り裂くような稲妻。そして、土砂降りの雨が続いた。

そうか、これだったか。
幼いころ、低気圧が近づくと必ず喘息の発作が起き、入院・退院を繰り返した。主治医は、新聞の天気図を見せながら天気と喘息発作との関係を両親に説明した。喘息だけでなく、交通事故の後遺症なども天気の変わり目にひどくなることをのちに知った。

子供のころから、豪雨の降りはじめが好きだった。雷も、怖いと思ったことはない。雷雨がプラスイオンを一掃して、マイナスイオンをもたらすことを、体が記憶しているからだろう。喘息の発作が回復に向かうころ、窓の外はいつも雨だった。

雨が上がって、今日は快晴。

Vandalismの季節

チューリップが咲くころは、悪ガキどもが夜の住宅街を徘徊する季節。

Bobbieの近所の老夫婦が、この春は最初の被害者。リビングのベイ・ウィンドウの真ん中に、大きな穴が。数件先の売り家のサインが引き抜かれ、そのサインの金属製の支柱で窓ガラスを破壊したらしい。今の高級ガラスは割れても大きな破片ができず、ちょうど車のフロントガラスのように細かく粉砕され、怪我を最小限に防ぐようになっている。それでも高さ２メートル以上の窓が壊れたら、数千ドルの被害だ。また誰もリビングにいない夜中だったから良かったものの、もし誰か窓のそばにいたら怪我をしていたかもしれない。

Terryは、「毎年この時期から秋にかけて、こういう破壊行為が続くのよ」と言った。犯人は近所の子供達であるが、警察に届けてもとくに何もしてくれない。１２歳以下の子供のすることは、罪にならないからだ。そいういう子供の親達も、見て見ぬふりなので話にならない。

「貧民の住む品下る住宅街ならまだしも、なんでこの界隈でこういうことがあるのよ？！」と私はプンプン。ここは中流の住宅街で住民は高所得、デザイナー注文住宅が並び、固定資産税だって高いのだ。夫は「今はどんな高級住宅街だって、悪ガキはいる」と言う。

そうかな。アメリカに転勤時は準gated communityに住んでたから、ここまでヒドイ被害は聞かなかったけど。

ここでもみな当然、家屋の保険に入っているが、こうした被害を届けて保険で修理をすると来年からの保険料がガバッと上がってしまう。Ericaが言うには、「毎月３０ドルの破壊行為特約をつけると、保険金をもらっても保険料が上がらないのよ。うちもそうしてる」とのこと。彼女も昨年、フェンスを破壊された。

なるほどね。
セキュリティ・カメラをつけてたって、いつガラスを割られたり火をつけられたりしないと限らない。しかも警察がほったらかしなんだから、住民は自分でなんとかしないといけない。

だけどさ。
なんで他人の悪ガキのために、こっちがお金を余計に払わされるのか？しかも、高いカナダの税金を払っているのに、警察は知らん顔。腑に落ちないのは、私だけなのか。

おうちでスターバックス

週末の朝は、夫婦でカプチーノ。



エスプレッソ・マシンはこれまでTABIパパにまかせてきたけど、私もやり方を習って慣れてきた。上手にミルクがあわ立ったでしょ。

もう八重桜が咲いているのに、今日は寒くて暖炉に火をいれた。