TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Mull Of Kintyre

2013-03-30 13:36:17 | ガーデン
ヘザーが色づく季節となった。



Sweep through the heather like deer in the glen
と、ポール・マッカートニーの歌にあるように、スコットランドの田舎には自生したヘザーがどこまでも続く野原があるらしい。

鹿がきらう植物で、種類によって春咲きから冬咲きまであり、さらにカラフル。園芸家に人気なのも、うなずける。なんといっても、肥料食いのバラと違ってやせた土地でよく育ち、水さえあればほぼほったらかしでも丈夫なところがいい。私はへザーは初めてだが、フロントのボーダーを飾るのにいいのではないかと思い、へザー・ソサエティの会合に参加してみた。

みなさん、とっても親切にいろいろアドバイスしてくれる。
そしてやっぱりというか、ほとんどの会員がイギリスやスコットランドから移民してきた人々。発音が違うのである。日本人が海外に移住してもやはり日本の紅葉や桜を育てたりするように、彼らもやはり故郷を思わせる植物を愛でるのだろう。

苗はまだまだ赤ちゃんなので、見ごろを迎えるには3年かかるという。

3年。
私やTABIは、その見ごろを楽しむことができるだろうか。
是非、無事に育ったへザーのボーダーを鑑賞できますように。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先立つ幸福

2013-03-26 05:19:42 | カナダ話題
今の世の中、先に死んだ方が勝ち。

今日のヨガクラスの奥様方は、私より年配でみな60代。
そのうち二人は、夫に先立たれて一人暮らしである。

Valは、息子が車で30分のところに家族と住んでいる。
一人になってしまった彼女のために、その息子は新築の一軒家を買ってやった。日本風にいうと40坪ほどの、小ぶりな家であるが、一人暮らしにはちょうどいい。

Ericaは夫の死後、女一人では大きな家の手入れが大変だからコンドミニアムへ移ろうとした。が、当時は大型犬を飼っていた(コンドは小型犬しか入居できない)。長年かわいがった犬を、手放すのは不憫だ。そこで、新興住宅街の小ぶりな平屋が建ったのを購入して数年になる。

二人とも亭主がいなくなって骨を伸ばしてるのかと思いきや、「トシとってからの一人暮らしは、もう大変!」とこぼす。

庭の手入れをしようにも、関節炎がひどくなって剪定バサミを持つ手に力が入らない。白内障が悪化し、車の運転が難しくなってきたから、通院にも買い物にも誰かに頼んで運転してもらうか、タクシーを呼ばないといけない。息子や娘だって自分達の家族があるから、そうしょっちゅう呼び出すわけにもいかない。また年寄りをターゲットに、いろんな押し売りが来る...

私が前に住んでいた豪雪地帯では、お年寄りには冬の雪かきが大変な負担だった。除雪機が使える程度の雪ならいいが、市の除雪車が吹き上げ積み上げていった2メートルほどの高さの雪の壁は、若い私達だってかたずけるのが難儀。夏は夏で、芝生の手入れが負担となる。

このためにカナダのお年寄りは、快適な庭付き一戸建てを売却して老人専用のストラータやコンドに移ってゆくのである。トシをとったら、どんどん人生先細りだ。

それでもまだ夫婦二人で暮らしている間はいい。どちらかに先立たれてしまったら、不便なことが山ほど出てくる。

私は常々、夫より先にあの世へ行きたいと思ってきた。葬儀とか面倒な死後の事務手続きなど一切を、彼にやってもらいたいからだ。逆はまっぴら御免である。彼にもそう宣言している。そのために夫の健康管理に気を配り、愛妻弁当を毎朝持たせているのだ。彼の方が長生きしてくれないと、計画が台無しだもの。

「私の生命保険金がおりたら、前から欲しいって言ってたポルシェ買って若い女の子ひっかけて、好きに暮らしてね」と、夫には言ってある。

今日の奥様方の話を聞いて、私の考えが正しいと立証できた。
先立つのは決して不幸ではなく、むしろラッキー。
人生、初めにフィニッシュ・ラインを越す者が勝ちとなるのだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パピー芸

2013-03-25 05:13:45 | 犬話題
おっと、もう一息だったのに。

TABIにもこんなカワイイ時があったのよね~
でもキャッチはもっと上手だったけど。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふしぎの国、ニッポン3

2013-03-20 06:18:39 | ふしぎの国、ニッポン
海外旅行をする日本人の習性で特徴的なのが、おみやげ買い。

日本から来た人とあちこち出歩くと、必ずこのおみやげ買いに付き合うことになる。彼らは、自分の欲しいものだけでなく、家族・親戚・友人知人・職場の人々・近所の人々など、ありとあらゆる知り合いのためにおみやげを買って行く。

私などどこへ行っても、せいぜい自分が欲しいものとか犬用の玩具くらいしか買わない。アメリカのドライブインでは、綺麗な絵葉書とかロードマップを買って帰ることもあるが、「誰それへのおみやげ買わなきゃ」という焦燥感にかられて買い物をしたためしがない。

カナダ人の夫も、同じ。
日本では、自分の両親へのおみやげも買わなかった。ま、観光で行ったんじゃなくて葬儀だから、わざわざおみやげ買って帰るほうも帰るほうだが。メカ好きな彼は、秋葉原で自分が欲しかったガジェットなど物色していた。

しかし日本人は違う、つーか私も日本人なんだけど、人生の半分以上を海外で暮らしたら日本人さが抜けてしまったらしい。

一度、英語が苦手という女性につきあって買い物したことがある。一ヶ月の滞在中、あちこち観光もしたが、彼女はほぼ毎日、日本へのおみやげを買って紙袋を提げて宿舎へ帰ることを続けていた。彼女の姉妹から頼まれたおみやげリストが、メモ帳にびっしり。さらに姪っ子、甥っ子の分もあり、しかも一人に一つではない。なんと彼女は、親御さんからおみやげ予算として何万ドルもの現金をもらって海を渡ったのであった。当然、帰りはスーツケースを買い足していた。

「ばらまき用おみやげ」という言葉があることも、その時初めて知った。
念には念を入れておみやげリストを消化しても、帰国してから「あっ、あの人に買い忘れた!」と気づくことがある。そういう相手はまあそんなにつきあいがない連中だが、それでもおみやげをもらえなかった恨みはスゴイのだそう。そこで、そんなときのために安価であたりさわりのないおみやげを「ばらまき用」と呼んで、観光地では日本から来た人のために用意してある。キーホルダーとかそんなやつである。職場で配るにも役立つそうだ。

私は彼女につきあいながら、観光やお昼の時間の他におみやげ買い時間も計算しなければならなかった。彼女が帰国する前に首尾よく全てのおみやげリストを消化しないと、彼女が日本に着いてから「あれ忘れたから、買って送って!」と言われそうだったからだ。よくもまああんなに買うものがあると思うほど、じゃんじゃん彼女は買い物していた。

こういう現象を、夫は目を丸くして見ている。
カナダ人でも「どこそこ行くんなら、あれとこれを買ってきて」と頼むことはある。が、買ってきてもらったらちゃんと代金は払う。あと、何か世話になった人にお酒、なんてのはある。が、何十人ものおみやげを買っていくことは、まずない。

せっかくの旅なのに、義理みやげの買い物に時間を費やすのはもったいない気がする。でも、性分だから仕方ないのだろうか。

これだから私は、日本人の友達から「一緒に旅行に行こうよ」と誘われると相手により断る。おみやげ買いに奔走しそうなやつとは、行きたくないからだ。通訳ガイドとしてペイをはずむというのなら、歓迎である(笑)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はむルーレット

2013-03-19 13:07:50 | その他
ハムスターって目が回らないんでしょうかね。
何度見ても笑っちゃうよ。

ところで今日はヨガ・クラス行って来たので、あちこち筋肉痛。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする