TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

子供の宿題

2002-02-27 12:22:20 | インポート
知人から、10歳の娘の宿題を手伝ってくれないかと頼まれた。

外国人にインタビューして、レポートを書くんだそうだ。
本来は娘自身が直接私にインタビューし、メモをとり、レポートにまとめなければ
いけないのだが、かわりに質問事項を列挙したワードファイルがメールで
送られてきた。
娘の名で来たが、母親が書いたものであることがバレバレ。
10歳のガキにしては構成がしっかりして文法や綴りの間違いも少ない。
ま、子供の宿題を親がやってあげるのは、日本もカナダも同じだ。

質問事項は、
「日本の気候はどんなか?」「日本人はどんな食べ物を食べるか?」など多岐に
わたり、17項目もあった。(簡単なアンケートよ、とか言ったくせに大ボラ吹きめ!)
ま、この手の質問はよく受けるものなので、慣れてはいる。
だが、今までは大人相手だったが、今回は10歳の小学生にわかるように答え
なければならない。これは意外と難しい。

「政治制度は議員内閣制を採り…」と言ったって、子供にわかるわけがない。
大体においてカナダの学校はレベルが著しく低く、小学生なんてロクなこと
勉強してないから連中の頭の中は空っぽだ。語彙もかなり限定される。
fierce を使う代わりに strongを使うなど、気をつかわないといけない。

しかも子供の質問だから、「日本の学校はどんなか?」などというあまりにも
大ざっぱなものが多い。これでは、日本の教育制度について知りたいのか、
学校でどんな行事があるのか興味があるのか、プールなど施設関係の情報を
求めているのかわからない。いちいちその子に電話で聞くのも面倒だ。

ああ?全く、こんな宿題を出した教師はどこのどいつだ!
とカリカリきたが、どーせ他人の宿題だしな、と思いなおして適当に答えて
メールに添付し送信した。あとは彼女の母親がなんとかするだろう。


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芸達者な犬たち

2002-02-27 03:24:14 | インポート
今夜のゲームクラスは、ちょっと凝っていた。

2つのチームに分かれて競うのはいつもどおり。
両チームからそれぞれ代表が出てカードをめくり、そこに書いてある犬芸を
チーム全員で披露する。うまくできた犬の数だけポイントを獲得できる。
できなかったらマイナス。最終的にポイントの数で優勝チームを決める。

芸は、
「犬を座らせマズルの上にクッキーをのせて待たせ、合図とともに食べさせる」
「合図とともにピョンピョンとジャンプさせる」
など様々。やったことない芸だった場合、ちょこっと練習の時間をもらえる。

まあどの犬も、なかなか芸達者だ。
それぞれお得意の芸があるみたいで、舞台中央で披露しては大ウケ。
TABIも大喜びで芸人根性を発揮していた。

犬に芸なんかさせて、くだらねえ、と思われがち。
でも、実際にはこれは飼い主と犬とのきずなを深めるいいチャンスだ。
それに、犬がちゃんと服従が入っているかどうかもよくわかる。

来週までにまた何か新しい芸を開拓しなくっちゃ。楽しみ?


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Go Canada go!!

2002-02-27 03:09:57 | インポート
男子アイスホッケーの決勝戦で、カナダがアメリカに勝ち金メダルを獲得した。

アイスホッケーというとカナダ、のイメージがあるが、実はオリンピックで
カナダが金をとったのは私が生まれるずっと前、1950年代が最後だそうだ。
だから国民はうれしくてしょうがないらしい。しかも対アメリカ戦だったから、
試合中は外は人っ子一人なく、車の往来もなかった。
みんなテレビにかじりついてたんだろう。

夫は生粋のカナダッ子でもちろん自分もホッケーをやるし、いつも試合は
見逃さない。私は普段はどうでもいいタチだが、今回は決勝戦は見た。
なぜって、カナダの女子チームにも男子チームにも日系選手が出場したからだ。

女子チームではキャサリン杉原(たぶん彼女はディフェンス?デカイもんね)
が活躍し、アメリカ人審判のイジワルにもめげずアメリカ女子チームを破って
やはり金を獲得。

男子チームのポール苅谷は、決勝戦のファーストピリオドでスコア!
彼はプロのNHLプレーヤーで、長野五輪では祖父母の国でプレーすることを
楽しみにしていた。オリンピック選手に選ばれたものの、プロホッケーの試合中
大怪我してしまった。チームメートより遅れて日本入りしたが、医師から
試合は無理と言われ泣く泣くカナダに帰国。
そんな彼だから、今回の活躍は私もうれしい。

TABIも、ホッケーは見るのもやるのも大好きだ。
今日もパパと凍った湖でホッケーで遊んだ。でもオリンピックは無理だね(笑)


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幸せになってね

2002-02-23 08:54:05 | インポート
里親申込書を提出しに、SPCAへ。

先週の土曜から、私達夫婦は何度も長いこと話し合った。
2頭も面倒が見られるのか?新しい犬が、TABIと気が合わなかったら?
犬種についても、本やネットで調べ上げ、TABIのトレーナーや獣医にも相談した。
そんな私達の様子を、TABIは不安げに見つめていた。

夫の上司や友人、TABIの獣医などに保証人になってもらうよう連絡した。
(里親申込には、最低3人の保証人が必要だ)
みな、快くOKしてくれた。前日の午後、夫がSPCAに電話で確認すると、まだ
犬の里親は決まっていないと言われた。

SPCAは午後4時で閉まるので、夫は一日有給をとった。
私は、チーズ入りのドッグクッキーをたくさん焼いた。
そして申込書を手に、いよいよTABIを連れてご対面の予定だった。

犬舎へ行くと、その子は私達を覚えていて尻尾をちぎれるほど振り、満面の笑みを
たたえて迎えてくれた。しかし。
彼のネームプレートには、「里親決定」のメモが。
そんなバカな、と夫は事務所へ。コンピュータで調べてもらったところ、
すでに里親希望者の面接その他の調査が終了し、引き取られる準備の最終段階だという。

「ウソだ!俺が昨日電話したときには、何も言ってなかったんだぞ!」
と、夫はカンカン。私は、もう一度その子の顔を見に犬舎へ行き、持参した
クッキーを一つあげた。
「良かったねえ、おうちが決まって。今度こそ、幸せになりなさいよ」
金網ごしに私の手をなめる彼を見るうち、不覚にも涙があふれポトリと犬の鼻に
落ちてしまった。キョトン、とした目で見上げる犬。

他の個室も満員だった。一頭一頭にクッキーをあげ、外に出た。
多頭飼いの夢は、あっけなく散ってしまった。
TABIは、もうしばらく一人ッ子として甘えられることになった。


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TABIのにっき

2002-02-21 08:36:07 | インポート
このごろ パパと ママは よからぬことを たくらんでる
ぼくは きがきじゃない
ごはんも のどを とおらない

よそから わんこを もらうんだって
ぼくは しってるぞ そのこを みたもん
くるまで おるすばん してるときに 
パパが まるがおの いぬを あるかせていたんだ

そのこが きたら ぼくは おいだされるのかな?
パパも ママも だいすきなのに
ぼく なにか わるいことを したのかな?
ずっと このうちの こどもで いたいのに

かみさま
どうか ぼくを たすけてください
ぼく もっと いいこに なります


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