TABIもりもり雲地の巻

犬飼いはみんなそうだと思うが、私はTABIのウンチを観察して健康状態をチェックする。

今朝のはすごかった！
短時間の散歩中に2回も、しかも、ものすごい量。便秘してたわけじゃないのに、一体
どうしたんだ。ビニール袋に入れて歩いてる間も、「重い」と思わずつぶやいて
しまうほど。誇張でなく、ホントにズッシリ重い！

これは明らかに昨日のエサだ。
夕方、Helenのうちへ遊びに行った。おみやげのブラウニーをRAVENに食べさせてたら
あろうことかTABIはキッチンに置いてあったRAVENのドライ・フードをガツガツと
盗み食いしたのだ。

こいつは高価なホリスティック・フードだってすぐ飽きてそっぽ向くくせに、
よそのペットのエサを盗み食いするスリルが好きらしい。姑の家でも猫のエサを
たいらげて猫を怒らせた。エサに興味あるというより、相手の反応を見るのが
おもしろくて仕方ないみたいだ。

RAVENは、老犬用カロリー制限フードを食べてる。こういうフードには、食物繊維
と称してオガクズが大量に（というか、ほとんどそればっか）使われている。
オガクズは犬は消化吸収できないから、当然ウンチになって全部出てくる。
だからウンチが大量になる。消化器官に負担になるだけで、体にちっとも良くない。

ちなみに、この地球上でオガクズを大量に買いあさっている企業のトップは、
マクドナルドだ。マックシェイクのカサを増やすためなどに使うんだそうだ。
便秘の人は、マクドナルドへ直行！

お笑い映画鑑賞

Austin Powers Goldmember を夫と見に行く。

いやー笑った、笑った。
映画評では、1作目や2作目の焼きなおしだとかナンとか悪口書かれてたが、結構
おもしろかった。主演のカナダ人俳優、マイク・マイヤーも出世したものだ。
カメオの面々がすごいもんな。

日本人がすんごいバカで変人に描かれていた。ハリウッドの日本人に
対するイメージってのは、あんなものだろう。サタデーナイト・ライブでもよく
マイク・マイヤーは日本人や日本のテレビ番組のパロディをやってるが、彼は
なんか日本への特別な関心でもあるのか？

この映画は日本でも公開されているみたいだが、果たして日本人にウケるのか？

1作目・2作目もそうだが、普通の日本人には通じないギャグの連発だ。
登場人物の名前とか聞いただけで吹き出すようなものが多くて、すごい笑えるけど
日本じゃわかんないだろう。日本語に訳すのが難しいというか、訳したらちっとも
おもしろくないようなオチも多いし。たぶん、言葉や生活習慣になじみがないと
この映画の５０％以上のジョークが理解できないだろう。

それでも日本人は、高いお金払ってこの映画を見るんだろうか？

練習復帰

2週間ぶりのアジリティ練習。

練習再開については、トレーナーとメールのやりとりをして足に絶対無理がかから
ないよう注意を払うことを話し合った。ジャンプは小型犬用の高さ、ウォークや
Aフレーム、ティーターなど後ろ足に体重がかかるものはパス、など。
さらにTABIの様子を見て、歩行に異常が見られたらコースに出ず見学だけ、という
可能性も検討した。

犬が走らなくても、ハンドラーがハンドリングのテクを学ぶだけでも練習に参加
する意義がある。それに、これまでどこへも出かけずくすぶっていたTABIにとり
仲間に会うことはストレス解消になる。

実際にやってみたら、思ったより自然にコースをこなせた。
怪我が筋肉にしろ靭帯にしろ、受傷からほぼ3週間なので痛みも腫れもおさまって
いるのだろう。走らせないようセーブしたが、本犬は楽しくて仕方がない様子だ。

良かった。ちょっと安心。
来週はオンタリオ州でアジリティの全国大会があり、トレーナーたちは参加するので
練習はお休み。その次の週は、学校内で行われる競技会プラスBBQパーティーだ。

ビンゴ！

森の散歩道で、Helenに会う。

TABI?、と呼ぶ声に振りかえったら、彼女が50mくらい向こうから手を振っていた。
TABIは喜んで走っていったが、体当たりしてHelenがすってんころりん転んでしまった。
あわてて駆け寄ったら、彼女は大笑いして「いいのよ、この子のせいじゃないの」
とアッサリしたもの。申し訳なさそうにクンクンないているTABIを抱き寄せて
「大丈夫よ、心配しなくて」とケラケラ笑う。とにかく怪我がなくて良かった。

ペッパースプレー男らしき男に会った話をすると、
「そいつよ！そいつがペッパースプレー男よ！」
やはりそうだったか。夫が一緒だったから幸いだったが、女一人だとあの男はやたら
凶暴になるのだという。そして、こっそりあとをつけて住所・名前・電話番号など
をつきとめ、あとでいやがらせをするのだそうだ。

そりゃ立派なハラスメントじゃないか！ストーカーだよ。
これまでにも数え切れない犬飼いが彼の被害にあっており、警察にもレポートした
のだが、法律的には奴をブタ箱にぶちこむことはできない。いずれのケースも
事情聴衆のみで終わっている。RCMPのブラックリストには載っているそうだが。

全く生ぬるい！これだから犯罪が減らないんだよ、この国は。
夕立が来て、あの男のズボンのファスナーに雷が落ちればいいのに。
まさに天誅（笑）

シェルティの実験

森の散歩道で、黒ラブミックスのMIKEYとビーグルのKATIEと遊んだ。

レバーブラウニーをあげたら、2頭とも大喜び。また明日ね、とバイバイしても
ずっとついてくる。ブラウニーをひとつかみ飼い主に渡したら、やっと飼い主の
もとへもどった。かわいい犬たちだ。

帰り道、近所のシェルティがいつものようにフェンスの向こうでガウガウ。
全くよく吠える犬だ。シェルティだから性分で仕方ないといっても、
近所は迷惑してる。とくに、その家の両隣は気の毒だ。
ま、この犬のおかげで、「TABIはおとなしくて良い犬だね」と、この界隈の人々
に言われるので、私としては悪い気はしないのだが。

ふと思いたって、このシェルティで実験してみることに。
TABIに「待て」のコマンドをかけ、ガウガウ吠えるシェルティの目の前で片膝をついて座った。
じっと待ってると、50回ほど吠えたら疲れたのか一瞬、ほんの一瞬吠えるのを
止めた。間髪を入れずクリッカーでクリック。そして、フェンスの向こうにブラウニー
を投げた。

シェルティはブラウニーを食べ、友好的な顔つきに変わり、尻尾を振り、吠えるの
を完全に止めてしまった。しめしめ。Good boy! と声をかけて去る。
彼が賢ければ、これ一発で私に対しては吠えなくなるはずだ。
ま、でもこの犬はあんまし頭良さそうじゃないんで、何度か繰り返し訓練しないと
ダメだろう。