TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

おしりだったの?

2001-09-27 09:33:03 | インポート
TABIがこの頃、散歩中に妙なしぐさをする。

立ち止まってしゃがみこみ、腰のあたりを噛む。そしてまた起きあがり、
すたすたと歩く。

ノミでもいるのか?TABIは今まで、ダニとかノミとかの被害にあったことが
ないが、ついにやられてしまったのか?
と思って、ブラッシングしながら皮膚を調べるが、くわれた様子はどこにもない。

たまたまバーニーズ・マウンテンドッグの飼い主が、その子が子犬の時に
やはりそうやって散歩中によく止まってしまい、気になったので獣医に見せた
ところ、股関節形成不全と診断されたという話を聞いた。

あれだけ走ったり跳んだりしているTABIが、股関節に異常があるとは信じがたい
が、一見なんでもない犬でも症状が進行しているケースはよくある。

念のために獣医さんの予約をとった。
30分ちかくかけ、関節・骨盤・背骨などを念入りに診察。犬同士遊んでいて
気づかずに怪我をしていることもあるからだ。
さらに前立腺もチェック。去勢した犬にはまれだが、念には念を入れて調べる。
股関節形成不全かどうかは、レントゲンを撮らなければ正確には診断できない。
だが、それには前日から食事を抜くなど準備が必要なので、今回はできなかった。

どうやら、TABIは怪我もなく関節も正常のようだが、肛門線が腫れていたらしい。
普段はひとりでに大便のたびに中身が出るのだが、なぜか溜まってしまったようだ。
それが気になって、腰のあたりを噛んでいたのでは?ということだった。
とりあえず獣医さんが肛門線を絞ってカラにしてくれ、2、3日様子を見てみる
ことに。噛むしぐさが止まったら、おしりの問題だったわけだ。
変わらないようなら、次回はレントゲン検査だ。


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番犬

2001-09-21 10:19:26 | インポート
夜の8時過ぎ、突然玄関のベルが鳴る。

何かと思ったら、ホーム・セキュリティ・システムの営業だった。
要するに、泥棒よけだ。本来$1000くらいするものを、キャンペーン中なので
お験し期間1ヶ月はタダだという。

「うちには盗まれるような金目のものがないんで」
と言ってみる。(これは事実だ、悲しいが…)
だが相手もさるもの、今どきの強盗は金や貴金属を盗んでいくだけでなく、
人の命も奪っていくから、安全のためにセキュリティ・システムは必要だと
力説する。

「一応、犬がいるから」
と言ってみる。私の側では、TABIがニコニコして座っている。
「でも、こんなにフレンドリーなわんちゃんでは番犬にならないでしょう」
だって。図星だよ??
TABIじゃ、泥棒に尻尾振って玄関から客間までエスコートしそうだ。
クッキーをもらったら、金庫の鍵をくわえて持ってくるかもしれない。

夫が出張中なので、即答できない、と言ったら名刺を残して帰っていった。
TABIは、営業マンをポーチまで見送って尻尾をぶんぶんしている。

こいつ…やっぱり番犬にはならないな。困ったもんだ。


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仮説

2001-09-15 13:25:33 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/f16_fighting_falcon.jpg>
F16 Fighting Falcon

テロリストは、平和ボケしたアメリカの甘さを知り尽くした上で全てを計画した。

被害を最小限に押さえることは可能だったはず、という見方は多い。
旅客機がルートをそれれば、管制塔のみならず空軍基地のレーダーも異常事態
を察知できる。その時点でスクランブル発信すれば、撃墜は可能だ、という意見だ。
全く同感である。

米軍の超音速戦闘機F16は、最高速度マッハ2以上、つまり音の速さの2倍以上
で飛ぶ。それがどんなに速いか、普通はピンと来ないかもしれない。

私はたまたま、事件の数日前に航空ショーでF16の飛行を見た。
左手の空にグレーの機体が現れたと思うと、瞬時に右手へと姿を消す。
その間、サイレント映画を見るように全く何も聞こえない。
しばらくして、耳をつんざく轟音が追ってくる。さっき見た戦闘機のエンジン音だ。
「サイレント・キラー」と呼ばれる所以である。

さらに、機体のでかい旅客機がちんたら高度を下げている間に、F16は瞬時に
高度を変換して並んで飛ぶことだってできる。
2機ともハドソン川に撃ち落せば、貿易センターのみならずマンハッタンの住民
を巻き添えにしないですんだかもしれない。

しかし、だ。
旅客機の乗客・乗員は犠牲となる。やむを得ない犠牲、と呼ばれるが、
人の命であることには変わりない。

今後、この事件をきっかけに警備が強化され、スクランブル発信が増えるだろう。
自分の乗った飛行機の窓からF16が見えたら、地獄の一丁目ということか。


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妻からの最後の電話

2001-09-12 10:54:45 | インポート
U.S. Under Attack のニュースは、世界中を駆け巡っている。

日曜から長期の予定で出張に出た夫は、急遽帰宅することに。
鬼のいぬまの洗濯、とのんびりしてた私も忙しくなってしまった。

報道の渦の中で最も印象的だったのが、Babara Olsonの話だ。

彼女は元米連邦検事で、時事問題解説者としてTVにも出ていた。
彼女の夫は、米連邦最高裁判所法務局長Ted Olsonである。

彼女は、ワシントンの米国防総省に墜落したアメリカン航空77便の乗客だった。
そして、機上から夫に携帯電話で飛行機がハイジャックされたことを伝えたのである。
夫は即、司法省に連絡をとった。
しかし、勇気ある彼女の行動もむなしく、77便は国防総省の一部を破壊し
木っ端微塵に吹き飛んだ。生存者は確認されていない。

彼女は、もともと前日に出発する予定で予約をとっていた。
しかし、事件の日がたまたま夫の誕生日であり、一緒に朝を過ごしたいから、
という理由で変更したのである。

運命の残酷さ。
最後の夫婦の会話が、ハイジャックの報告とは。
死を覚悟した空の上の妻と、ほとんどどうすることもできない地上の夫。
二人を結ぶ電話回線が切断された瞬間、夫は伴侶を失ったことを悟ったのである。


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航空ショー

2001-09-11 09:43:04 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/airshow.jpg>
Northern lights のパフォーマンス

空軍基地で毎年恒例の、航空ショーに行ってきた。

芝生にマットを敷いて寝転び、秋晴れの澄んだ青空で繰り広げられる
アクロバット飛行を堪能した。カナダ軍だけでなく、米軍からはF16などの
戦闘機が来たし、他にもNATO軍各国の軍用機が一般公開されていた。

家族連れや犬連れがたくさん。
戦闘機がすぐそばを飛ぶと、それこそ耳をつんざく轟音だが、犬はけっこう
落ちついている。犬にはどんな風に聞こえるのだろう?
去年もショーを見に来たが、TABIはまだ子犬だった。いろんな人に遊んで
もらって、喜んでいたのを思い出す。

ショーの前日は、各地から飛んでくる戦闘機の轟音がすごかった。
パティオのドアを開けてやると、TABIはすっ飛んでって尻尾をフリフリしながら
空を見上げて楽しそうだった。犬の視力で空飛ぶ戦闘機が見えるのか?
とにかく飛行機とか、鳥とか空飛ぶものが好きな子である。
高いところも恐がるどころか、昇ってウキウキしている。
○○と煙は高いところが好きというのは、ホントかもね(笑)


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