TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

犬の社交場

2001-07-31 10:34:58 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/park.jpg>
公園で女の子をナンパするTABIとMURPHY

カナダの夏は、日の暮れるのが遅い。
夜の8時を過ぎて、ようやくあたりが暗くなってくる。
犬の飼い主たちは、早めの夕食を済ませると、車であちこちの公園や湖へ
犬を運動させにやってくる。

この市には、公式にはドッグパークがないらしい。
ドッグパークは、規則を守れば犬を入れても良い公園のことである。だが、
どこへ行っても「犬OK]のサインが掲げてあるところなどない。
第一私が市の職員に聞いたところ「犬を連れて行ける公園?さあね、この市に
そんなものがあったかね?」と、逆に真顔で聞かれてしまったくらいだ。

そういうお寒い状況なので、我々犬好きはお互い情報交換をして大丈夫そうな
場所を見つけては犬を連れていくことにしている。もちろん、マナーを良く
しないと、市当局から立ち入り禁止のお触れが来てしまうから、みんなウンチ
バッグを持参したりして細心の注意を払っている。

私が犬友達から教えてもらったこの公園は、奥に広?い芝生の広場と水の
きれいな川があり、TABIが走ったり泳いだりするのに最適だ。

ここで遊んでいると、次から次から犬連れが来て、犬同士は仲良くかけっこ
して遊ぶし、飼い主同士は見守りながら井戸端会議だ。
TABIパパのように肩の強いものは、ボールやフリスビーを投げる犬守り役を
引き受け、一度に6,7頭の犬と遊ぶ。

みんなお互いの名前も職業も知らないが、犬たちの名前だけは覚えている。
そして、どの犬も自分の犬のようにかわいがる。

そうやって1時間ほど遊ぶと、「また明日ね」と駐車場へと消える。

TABIも私たちも、こんな犬の社交場が好きだ。


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犬好みのお皿

2001-07-27 11:47:20 | インポート
今日の夕食はTABIの好きな鮭ご飯。

なのに、TABIはちょっと口をつけただけ。
夕方、公園でボーダーコリーのSARAHちゃんと思いきりかけっこして、
充分お腹すいてるはずなのに。

「皿じゃないか?」
と、TABIパパ。
ステンレスのエサ皿から、瀬戸物の皿に移してみた。

すると!
犬が変わったように食べ始めたではないか。
周りにこぼした米粒まで、きれいになめている。

金属が嫌いなのか?水皿は金属だが、別に気にしないようだ。
このステンレスのエサ皿は、「お手」をする子犬が浮き彫りになっていて
とてもかわいく、私が気に入って買った。洗うのも楽だし、軽くていい。
でも、TABIはそんなことどうでもいいらしい。

そ?か、エサは瀬戸がいいのか。
また無駄な買い物しちゃったよ。
でもいいか。こないだのJACKのような不意のお客に備えて、とっておこう。


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なぜ怖い?スプリンクラー

2001-07-21 05:45:23 | インポート
ウォータードッグと俗に言われる犬がいる。
レトリバー、ニューファンドランドなどは、昔から水に飛びこんで仕事
してきたので、泳ぎが大得意だ。
冬の冷たい海も、凍りかけた湖も、へっちゃら。

TABIも母犬がラブなので、泳ぐの大好き。
水と見れば川だろうがなんだろうが飛びこむ。
「おお?い、帰ってこ?い」
とこちらの叫びも聞こえないのか、あっという間にズンズン泳いで
黒い点になる。
とくに教えたわけではないのに、子犬の頃から自然に泳いでいた。

それなのに!

スプリンクラーが大嫌い。

<img align=left src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/sprinkler1.jpg>
夏はフロントヤードの芝生を枯れさせないよう、スプリンクラーで水を撒く。
芝の上に設置したスプリンクラーから、何十もの細い水の筋が吹き上がり、
孤を描いて地面に降る。そこに虹ができて、きれいだ。
打ち水をしたように、あたりの空気が涼しくなって気持ちいい。

<img align=left src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/sprinkler2.jpg>
TABIは、このスプリンクラーの水をかぶるのが苦手。
ホースをつなぐのを見ただけで、びゅーんと走って生垣のそばに避難する。
そこならスプリンクラーの水が届かないからだ。(今あるスプリンクラーは
小さくて、20mx20mの広さしか撒けない)

海や川で全身びしょ濡れになるのは全く平気なのに、なんだってスプリンクラー
の水滴が怖いのか?
どんなに喉が乾いていても、スプリンクラーの水は飲もうとしないのは何故?

へんなやつだ。


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奥さんはつらいよ・パート2

2001-07-19 13:03:34 | インポート
奥さんグループの新入り歓迎パーティーでは、自己紹介の名を借りた
お自慢大会が繰り広げられる。

カナダの国家公務員の暮らしむきなんてタカが知れてるし、
どうせドングリの背比べなんだからよせばいいのに、
「うちは特別」と宣伝したいらしい。

彼女たちはほとんどが、親、そのまた親も国家公務員であったという、
第二・第三世代である。
だから、お自慢も親・親類を含む大風呂敷になる。

連中の中では一番サバサバして私と気が合う妻Xが、ある日べつの妻Zに
関して私に愚痴をこぼした。
妻Zの父親や夫の自慢話は耳タコだというのだ。

妻Xも第二世代だ。彼女は言った。
「でもね、調べたら妻Zの父親って、うちの父の部下だった時があるのよ。
たいした手柄もたててないのよ。それに比べたらうちの父は…」
と、妻Zは父親がいかにこのカナダという国に貢献し、国からも感謝され、
ナントカいう本にも名前が堂々と載っていることなどを、
とうとうとまくしたてた。

それが終わってやれやれ、と思ったら、
「それにね、うちの夫は…」
今度は夫の履歴に移行。

最後に、彼女はこう加えた。
「父親や夫が偉いからって、自分がそれに相応しい教養と人格を備えている
とは限らないわよね。虎の威をかるキツネになっちゃオシマイね。
第一、他人の家族の自慢話なんて、誰も喜んで聞かないわよ」

ここまで黙って聞いていた私は、大きくうなずいて言った。
「全くね。その気持ち、よーくわかるわ」

しかし、彼女は私の皮肉に全く気づかなかった。あ?あ…


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ほっと安心

2001-07-17 02:32:02 | インポート
TABIはその後、おしっこはちゃんと出るようになった。
暑い中、水もろくに飲まずに遊んでいたから出なかっただけのようだ。

そして、今朝獣医さんに電話して「膿みたいなもの」について
聞いてみた。

オス犬にはよくあることで、病気じゃないんだそうだ。
膿じゃなくて、体液だから別に消毒しなくても放っておいてかまわない。
そのうち犬が自分でなめて(ゲロゲロ…)、きれいにするらしい。

TABIパパは膿だと思って、綿棒にアルコールをつけてゴシゴシ拭いていた。
外だけじゃなく、中まで綿棒をつっこんでグリグリやったものだから、
TABIは迷惑そうだった。余計なお世話だったんだ。

去勢したオスには滅多に見られないそうだ。
TABIは去勢しているが、なにか体の調子とか季節のせいで出たのか?
それにしても安心した。

いつもうちのサイトに来てくれるお友達が、この日記を読んで
「うちの犬もそういうことあるけど、大丈夫みたい」
と掲示板に書きこみをしてくれた。
こんなふうに犬飼い仲間から生の情報がもらえると、すごくありがたい。
インターネットって、良いね。


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