TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

とんだ誕生日

2001-11-28 12:59:30 | インポート
今日はTABIの2歳の誕生日だというのに、私たち夫婦は忙しくて早朝から
出かけ、この子は一日のほとんどをお留守番するハメになった。

夕方帰宅して急いで車で公園に連れて行き、犬仲間と思う存分遊ばせた。
今日はこの子の誕生日なのよ、と言うと、みんなからおめでとう、とクッキー
やら乾燥レバーやらをいただいた。バースデーボーイと呼ばれて、みんなに
なでてもらっているTABIはニコニコしてうれしそう。
よくここまで丈夫に育ってくれたものだ。

買い物して帰り、手早く夕食を済ませ、ちょちょっと焼いたバースデーケーキ
でお祝いし、TABIがケーキを食べている間に私たちは出かける仕度。
TABIパパの同僚のところへクリスマスパーティーに呼ばれたからだ。

ぽつねんと窓から見送るTABIに手を合わせて車を出す。
パーティーホストは、つい先日奥さんに逃げられた男で、一人で切り盛りを
して何だか痛々しかった。他にももう一人、離婚したばかりの奴が来ていた。
お互い「どう、その後は?」「どうもこうも…」と、シケた顔を突き合わせ
情けない。私は密かにこの連中をファースト・ハズバンド・クラブと名づけた。
私は夫に「あなたも心を入れ替えないと、いずれあの連中の仲間入りよ」
と耳打ちした。

この連中とは、何とも話題がなくて困った。
私は彼らの女房どもも知ってるから、へたな事は話せない。お天気の話題
くらいしかなくて、シラケることこの上ない。
そのうち、ホストでないほうの離婚男が悪酔いして真っ青に。夫が洗面所へ
連れて行って介抱したが、結局車で送ってやることになった。
ストレス性の胃潰瘍なのに飲んだから、かなり吐いたらしい。

男って、女に捨てられるとなんて惨めなんだ。
別れた女房の方は、サバサバして愛人と旅行中なのに。女は強い。

夫が戻ってくるまで私は待ち、帰宅したのは夜中の2時を過ぎていた。
TABIは尻尾をぶんぶんして迎えてくれたが、留守番ばかりでとんだ誕生日に
なってしまった。ごめんね、TABI。


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アジ練?みんないい調子

2001-11-25 12:41:54 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/11-24-01.jpg>
AフレームにいどむTABIとパパ

お天気が良さそうなので、外で練習します、とメールが入り、あわてて
山へかけつけることになった。

今日は、先週とうってかわってからりと晴れ、風もなく過ごしやすい日だ。
ただ氷は張ってないが、地面が濡れていて人間はすべりやすかったが。

今日も、まずフィギア・エイトでウォーミングアップしてからシークエンスの
練習。14種類の障害をクリアしていく。
今回はジャンプやAフレームの高さを競技会のスペシャルレベルと同様にして
練習した。

トレーナーから始めに注意があった。
「犬はすでに障害のクリアの仕方を充分知ってるし、どんどん先に行きたがって
いる。ハンドラーは、そんな犬の意欲をそがないように、先へ先へと進んで
スムーズな流れをつくるように」

例えばトンネルに誘導したら次の障害に先回りして、犬が出口から出てきたら
即、シグナルを出して次の障害へ犬をおくりこむ。
今の時点でスピードを気にすることはないが、ある程度のスピードを保つこと
がきれいな流れをつくる。

確かにそう言われてやってみると、そのほうが停滞もミスもなく犬が風のように
障害を駆け抜けていく。今日は、お天気のいいのも幸いして、どのチームも
のりのりだった。

順番待ちしてたらトレーナーの一人、Johnがやってきて
「この分だとこの子は来春の競技会に出場できるよ」と言う。
「いやあ、この凡犬が競技会なんてとんでもない」とTABIパパが大笑い。

タイトルをもらうようなガラじゃないもんね。楽しければいいんだし♪


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ソロモンの指輪

2001-11-22 11:26:12 | インポート
Dogs In Canada という犬雑誌の最新号に、日本で犬の言葉翻訳機(?)が
発売になったという記事が出ていた。

タカラ(たしか?)のこの商品は、犬の首輪にとりつける送信機が犬の声を
拾い、デジタル処理して「楽しい」「悲しい」「不安」などの感情に分類され、
手のひらサイズの受信機にそれが表示されるというしくみだ。

まさにソロモンの指輪が実現されたわけで(ほんとか?)、さっすが日本人、
技術が進んでるよなー、と思った。

いくら愛犬を観察して理解してるつもりでも、どうしても何考えてるのか
わかんない時ってあるものだ。
夕食後、書斎にいたらリビングから「クウ?ン」と悲しそうなTABIの泣き声が
聞こえた。あんな声は、子犬の頃初めてお留守番させたとき以来だ。

かけつけると、コーヒーテーブルの上に平べったくなって泣きべそかいてる。
そのテーブルは、フロントヤードに面した大きなガラス窓にくっつけてある。
毎朝夫が車で出勤する時、TABIはこのテーブルに飛び乗って窓からお見送り
するからだ。

どこか痛いのかと思ったが、何でもないらしい。
どうやら、テーブルに飛び乗った拍子に足がつるりと滑り、落ちそうになって
恐怖で動けなくなったらしい。先日掃除した時にテーブルの表面をつるつるに
みがいたので、すべりやすくなっている。
アジであんなに飛んだり跳ねたりしてるのに、変な奴だなと思ったが、
私が抱いて降ろすわけにもいかない(ぎっくり腰はヤダもん)ので、犬布団を
重ねて階段状にし、前足を一本ずつつけさせてそろ?と降ろしてやった。

床に降りると、パッと明るい顔になり、尻尾をぶんぶん振って私の顔をこれでもか
となめまわす。「ありがと!ありがと!ママ、ありがと!」と言っているのか?
私の「翻訳」は、当たってたんでしょうかね。


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アジ練習?我慢大会編(笑)

2001-11-18 09:51:17 | インポート
今朝は、市内の外気温は1度とあたたかかったが、山は氷点下になった。

アジ練習場は、風をさえぎる建物が何もなく、風がビュービュー。
芝の地面には氷が張っている。防寒着に身をかためた私たちだが、5分も立って
いると頭がぼーとするくらい寒い。
TABIは、足やお腹、肉球に生えた毛が凍って、つららのようなものがびっしり。

寒いよ?、と言いながら、今日もシークエンスの練習だ。
しかし、Aフレームやドッグウォークの表面が凍ってすべりやすく、TABIは
ドッグウォークの途中ですべって降りてしまった。

みんなそれでも一時間がんばった。
しかし、来週からはとても外ではできまい。
納屋の練習場の内部がまだ完成していないので、準備ができるまで練習は
お休みになるらしい。
残念だが、この寒さでは人も犬もさすがに楽しむどころではない。

次回は、屋根と壁のあるところでできることを期待しよう!


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夫の正体

2001-11-17 13:16:29 | インポート
今夜は、Mozart and Friends というコンサートに夫と行ってきた。

実は、当初は私一人で行く予定だった。
地元の交響楽団が、ずばり私の誕生日にモーツアルトをテーマのコンサートを
やることを知り、自分への贈り物としてチケットを予約した。

夫は、結婚記念日とか妻の誕生日とかどうでもいいタチで、覚えていたためし
がない。だから、いつも私は自分で勝手にプランをたて、友達と出かけたり
していた。費用は全て夫のクレジットカードで払ったが、もちろん(笑)
むしろサッパリしていいや、と思っていた。

ところが、今年は彼の様子が違う。
カレンダーに私が印をつけたのを目ざとく見つけ、
「おまえの誕生日か。ディナーに行こう。どこがいい?」と聞いた。
そして、私がコンサートの予定をたてていることを告げると、じゃあ一緒に
行こうと言う。

「正気なの?!」と、思わず言ってしまった。
こいつは私の夫じゃないぞ、狐が化けてるに違いない、と思った。
だって、こんなやさしい言葉をかける男が私の夫であるはずがない。

彼が狐でないとすると、考えられる理由はただ一つ。
夫の職場でたて続けにおきた、同僚4人の離婚だ。しかも、どいつもこいつも
女房に三行半をつきつけられ、泥沼の離婚調停の真っ只中。
さらに別の同僚二人は、元妻がひきとった子供の養育費問題で大もめだ。
みんなやつれきって、すっかりジジむさくなってしまった。

それで夫も少しは反省したらしい。
何とか女房の機嫌をとろうと、彼なりにない知恵しぼって必死なんだろう。
今更とってつけたように優しくされたって、薄気味悪い。

だがまあ私にとっては、どんどん欲しいものを手に入れる絶好のチャンスだ。
コンサートも結局二人で行くことにし、良い席を予約した。ウシシ…
夫は後半、幽玄の眠りに入っていたが、私は久しぶりのシンフォニーを堪能した。

来月は私たちの結婚記念日だ。それまで夫の猫かぶりが続くかどうか?


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