TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

就活

2012-04-28 13:04:14 | セラピー・ドッグ
今朝は、TABIの就職の面接に行って来た。

地元のセラピー・ドッグのボランティアである。
こちらに来てからアジリティもラリーもセラピーもご無沙汰しているTABIは、ヒマで飽きちゃって機嫌が悪い。人間でも、「もうトシだし引退して毎日遊んで暮らそう」ってタイプと、「いつまでも現役で!」っていうタイプとある。TABIの場合は、「リタイアなんてまだ早いよ!」ってタイプらしい。

そこで、このあたりで最も歴史の古いセラピー・アニマルの会長さんにメールしてみた。とてもこころよいお返事をいただいて、先々週は獣医さんとこでテストしてきた。獣医さんから「この子ならバッチリ大丈夫!」のお墨付きをいただき、今日はいよいよ会長さんと面接。

会長さんのヨーキーが吠え続ける中、無事合格。
メンバー犬用のバンダナとか、タグとかいろいろいただくき、お仕事のオリエンテーション。

首輪につけるタグ

お祝いとして、夕食はいつもより手をかけた。

TABIパパの好物、シーザー・サラダ。
クルトンも自家製。やっぱ作りたてのクルトンは美味しい。


エスカルゴのマッシュルーム焼き。
マッシュルームにエスカルゴとハーブバターを詰め、スモークしたグーダチーズをかけてオーブン焼きしたもの。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポジティブ思考

2012-04-24 05:37:41 | 犬話題
つねづね、犬の楽観性に学ぶべきだと思っている。

メイン州ポートランドに住むこのボーダーコリーは、生まれつきの前足の奇形のために普通に歩くことができない。彼をBCレスキューからひきとった飼い主は、900ドルを出して特注の犬用車椅子を手に入れ、今ではこの子は毎日お散歩に出かけるようになったという。

この子に限らず前足が奇形の犬は、後ろ足を主に使うために後ろ足が通常以上に発達する。この子も、後ろ足でカンガルーのように飛ぶのだそうだ。散歩の時は車椅子を使うが、普段は後ろ足だけで生活している様子。階段は、上昇は問題ないが、やはり降りるのはできないらしく、飼い主がかかえて降ろしてやっている。

周囲の反応は、やはり「カワイソ~」が大半らしい。
奇形=フツウの暮らしができない=カワイソウ
という方程式である。これは人間の場合には当てはまるだろうが、犬にはほとんど関係ない。

ガンや事故で足を失った犬をたくさん見たが、彼らはちっとも自分をカワイソウと思ってない様子なのだ。不便は不便だが、それなりに自分の限界を知って暮らしている。周囲の犬も、障害のある犬をいじめることはしないし特別扱いするわけではない。

It's just the way it is.

これが、犬の哲学である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EPAとDHA

2012-04-18 13:27:49 | 犬話題
オメガ3である。

フラックスシードとか植物由来のもあるが、魚由来の方が吸収されやすいという。私も医者から飲めって言われてるんだけど、ニオイが嫌い。カプセルは飲みにくい。で、「魚料理を週に二回は作るし、お味噌汁のダシは煮干でとってるから」と言い訳して逃げている(笑)。

犬にもオメガ3は大切で、コートを艶々にしたり、関節炎の炎症を防いだり、認知症の防止・改善に効いたりするらしい。うちはアジリティやってるからグルコサミンやコンドロイチン、MSMとかは昔からあげてたが、アジ仲間の間でオメガ3が話題になったとき、試しにTABIに魚油をあげてみたことがある。

ノルウェイ産サーモンオイルで、人間用のサプリ。すご~く高かった!カプセルに入ってて、そのままあげたのではTABIは決して飲まない。「ゴールデンとかビーグルとか、なんでも食らう犬だったらよかったのに!」と思った瞬間である。苦労してカプセルを割り、ステーキにたらしてやった。

しかし!食べないんだよ、TABIのやつ!
「なんか変なニオイする」って顔して、そっぽ向くだけ。
せっかくTABIパパがステーキ焼いてやったのに。
それっきり、魚油はあげてなかった。

あの子は魚そのものは好きで、マグロの刺身や鮭の皮、オイルサーディン、煮干など大好物である。しかし、魚油となるとダメ。でも最近、ペット用の魚油(タラ由来)で比較的臭くないのが出たので、買ってみた。抗酸化剤としてビタミンEが入っているから、油が悪くなりにくい。EPAとDHAが両方含まれているが、EPAの量の方が多い。犬にはそのほうが抗炎症効果が高いとのことである。認知症には、DHAの方が脳に直接働きかけるらしい。

量は、基本的には犬の体重1ポンドに対してEPA20mgだそうである。
DHAの量は気にしなくていい。どちらにしろ一緒に含まれているからである。
計算してみると、TABIの場合魚油小さじ1杯。こんなに魚油を飲まないと思うので、初めのころは半分以下にしてやってみる。

昨夜は、TABIは好物の牛のそぼろご飯だった。あの子が見てないところでそっと魚油を牛肉に混ぜた。
結果は、大成功!ちょっといつもよりニオイ嗅ぎが長かったものの、きれいに平らげた。
今夜も夕べの牛肉の残りに混ぜてあげた。これもペロリ!

魚油の量を少しずつ増やして小さじ1杯にし、三週間続け、効果が見られない場合は量を倍にするのだそうだ。ま、その前にギブアップするかもしれないが(笑)。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新トレイル

2012-04-15 10:44:39 | TABIと暮らす日々
ソメイヨシノが終わって八重桜の季節となった。

近所の人から、「犬を散歩させるなら、まだ他にもトレイルがあるよ」と教えてもらった。その人んちの庭の裏に入り口があるんだけど、「気にしないで、どんどん入ってきていいわよ」と言うので、お言葉に甘えて今日は夫婦と犬で行ってみた。

これがまたワイルドなトレイルで、倒木とかを飛び越えながらの行軍。だけど、突き当たりにパッと海が広がる。絶景!


えへへ…今日もいい天気♪

この先またワイルドなトレイルをどんどん進むと、かつてはこの地の政治家だった人の領地で、今は公園として一般に公開されている公園へ。そこには、鮭や鱒が卵を産みに海から上ってくるのを助けるための人工の堀がある。



左右に突き出たブロックが、水の流れをゆるやかに止めるので、魚は水の勢いに押し流されることなく生まれた場所へ上ってゆける。その先には、きれいな池がある。



百年近く前に作られた堀だそうだ。鮭や鱒は、きれいな水でしか卵を産まない。だから、良い環境を保つよういろんな努力が続けられているのだそうだ。

歩いて喉が渇いたTABIは、池で泳いでちょっと涼む。


あ~、冷たくて気持ちいい~

そこから先は、王立カレッジ。
八重桜が満開で、ミツバチがわんさか!



表示を見たら、日本の桜で「白妙」だそうだ。大木なので、随分昔に植えられたのだろう。そんな前から日本の桜をめでる人々がいたのだろうか。そのおかげで、私はカナダにいて桜を見ることができた。ありがたい。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬とアボカド

2012-04-11 09:31:40 | 犬話題
「アボカドは犬に毒性がある」というご指摘をいただいた。
TABIのことを心配していただいて、とてもうれしい。
ご意見をいただくとブログを書く励みにもなる。どうもありがとうございます。

さてこの機会に、犬に毒だと言われる食べ物について書いてみようと思う。

アボカドがダメという話題は、数年前から犬リストで何度となく上がっては消えることを繰り返している。ASPCAがそう警告し出したのと、アメリカやカナダにはアボカド入りのドッグフードがあり、それを食べさせている犬飼いがパニックにおちいったためである。これは話し出すととても長くなるので省略するが、簡単に言うとASPCAのこのページのとおりである。

そのページでは、「アボカドは鳥には毒性が高いが、犬は食べてもせいぜい下痢したり吐いたりする程度」と説明している。つまり、アボカドを犬がつまみ食いしたからといってあわてて獣医へ飛び込む必要はない。

アボカド(実だけでなく、葉やタネなども)に含まれるpersinという成分に毒性があると言われ、とくに鳥には良くないらしい。アボカドは脂肪分が多いため、食べ過ぎると太るしお腹をこわすことはあるかもしれない。また、人間に食べ物アレルギーがあるように、犬によっては特定の食べ物に対しアレルギー反応を起こすことはある。アボカドが体に合わない犬は、いるかもしれない。アボカドの種が大きいので、丸呑みしたら喉につかえる可能性は高い。ま、それはなにもアボカドに限ったことではないが。

しかし前回も書いたがドッグフードのAvodermにはアボカド由来の脂が入っており、お友達の犬でコレを常食している子がけっこういる。アボカドが特産のカリフォルニアでは、自宅の庭にアボカドの木があったりする。そこのお宅では、ペットの犬達が地面に落ちたアボカドを喜んで食べているが、みな元気である。うちのTABIも、一昨日はけっこうアボカドを食べたがとくにお腹をこわしたりせず、昨日も今日も元気にハイキング行ったり海で泳いだりした。

アボカド好きな犬は多くて、サンドイッチに入っているアボカドのスライスを自分の犬にあげる飼い主をよくアウトドア・カフェで見かける。私はアジリティ競技のおかげでカナダ・アメリカのあちこちに犬友だちがごまんといるが、アボカドで病気になったり死んだりした犬の話は、過去10年近い競技生活で全く聞いたことがない。

ここに、アボカド農場の飼い犬がアボカドを美味しそうに食べる様子が紹介されている。

アボカドだけでなく、犬に毒だと言われるもので有名なのは玉ネギ、チョコレート、レーズンだ。

これらも、犬が一口食べたら死ぬかというとそうではない。食べてもなんともない犬はいっぱいいるし、うちのTABIもたまに食べるが全く平気で、今年13歳になるが元気である。

他に犬に毒だと言われるものをあげると、「こんなものまで!」というのがたくさんある。

ニンニク、トマト、塩、レバー、ナツメグ、マカダミアナッツ、きのこ、動物の油脂、魚、コーヒー、ビールなど酒類、桃、柿、卵、砂糖、パン(イースト発酵のもの) 、穀類全般(米、小麦など)etc, etc.

どれも確かに量を過ごせば、私達人間にだって良くないだろう。しかし、致死量まで食べるにはかなりの努力が必要で、私なら途中でギブアップするだろう。それに、「犬に毒」と言われるものを完全に取り除こうとしたら、食べさせるものは市販のドッグフード以外に何もなくなってしまう。「だから、市販のドッグフードが一番安全なんですよ」というセールストークが目的なのかもしれないが、そのために「コレコレを食べた犬が死んだ」というウワサを流しているとしたら、こっちのほうが問題だと思う。

さらに今後も、「アレが犬に毒だ」という新物質(?)が発見されるだろう。リストは長くなるばかりである。
今は安全とされている食べ物も、来年には「毒だ」と言われるかもしれない。

私は個人的には、「犬に毒云々」情報はそれほど気にしていない。
要は、なんでも量を過ごさないことだと思っている。

どーしても納得できない方は、自分の犬には食べさせないのが一番だろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする