TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

狭い世界

2010-07-31 13:16:51 | インポート
夕方やっと涼しくなったので、車で犬OK公園へ。

同じことを考えてる犬連れがたくさん。
公園を一周したところで、初老の上品な女性と太ったゴールデンが向こう
から歩いてきた。ゴールデンは肥満なだけでなく足もひきずっていて、
目の周りが真っ白、見たところ十歳は越えてる様子。

TABIは、大喜びでゴールデンのもとへ駆けていく。その老犬はやさしい
犬のようで、あまり動けないがTABIがくるくる走り回っているのを
のんびり観察している。飼い主の女性は、「んまあ、かわいらしい犬だこと!
いくつなの?まだ子犬でしょ?」と聞く。

「He is ten.」と夫が答えたところ、彼女は「生後十ヶ月?だから元気いっぱい
なのね?」と目を細める。私達夫婦は思わず顔を見合わせ吹き出してしまい、
私が「違う、違う、十歳よ。今度の十一月で十一歳になるのよ」と言うと、
「ええっ、そんなトシに絶対見えない!うちの犬は四歳なのよ、JEDDの
ほうがずっと老犬に見えるじゃない?!」と目を丸くしている。

今度はこっちが驚く番である。四歳?!言ってはなんだがすっかり爺臭く、
(実際にとても犬臭い)完全に老犬化しているのにたったの四歳とは!

犬の体臭については飼い主も気にしているらしく、「ちょうど湖畔の別荘から
帰ってきたとこなんだけど、湖で泳がせてからシャンプーしてないから毛が
汚れているのよ」と語っていたが、あれは湖の水の汚れとかではなく、
もともとの犬の体臭に間違いない。犬にも加齢臭があるのだ。

犬が遊んでいる間に立ち話してみると、なんと彼女たちも私達と同じセラピー
ドッグ活動をやっているという。曜日が違うので会ったことはないが、
彼女たちも今年から始めたのだそうだ。狭い世界である。

話をしながら彼女は持ってきたボールを投げるのだが、やっぱTABIのほうが
足が速くて敏捷なので、ゴールデンはいっつも負けている(涙)。
気の毒なので、最後はTABIを待たせてゴールデンに花を持たせてあげた。

今からこんなに老成していては先がどうなるのか心配だが、とても性格が
やさしい犬だ。まさにゴールデン。また会いましょうね、とMaureenが手を
振る。うん、また会って遊ぼうね。


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たいへんよくできました

2010-07-28 13:50:36 | インポート
今日は、ラリーのクラスの卒業式。

今まで習ったことを復習するために、特別に作ったコースを競技会と同じ
やり方でひととおりやった。一回目は、私は一つサインを見逃してしまい
ダメ。でも二回目は、うまくできて99点をいただく。

最後にはちゃんと修了証書をいただき、ご褒美のクッキーももらった(犬のみ)。
普通のミルクボーンだが、いつもは贅沢ばっかこいてるTABIはまるで
もう何日も食べてないみたいな勢いで、がつがつ食べつくしてしまった。
こいつめ、きまりが悪いったら。

先生が今週末から夏休暇に入るので、しばらく練習はお休み。
休暇のあと、秋の競技会にむけて自主練習のクラスが始まる。お友達もできた
し、しばらくやってみようと思う。


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懲りないやつら

2010-07-28 13:44:15 | インポート
今日の午後は、ラリーのランスルー。

秋の競技会に出るみんなが集まり、コースをひととおりやってみる練習。
新入りのTABIは、ここでもみんなにかわいがってもらって大喜び。
「子犬かと思った!トシに見えないねえ!」と、やはり驚かれる。

私達はみんなノーヴィスだったが、一組だけアドバンスがいたので途中で
ジャッジがコースを変更。このシェルティの飼い主は、オンナばっかの中で
黒一点(笑)、若い男性である。そして見るからに競争心が強そうなかんじ。

あとで聞いたことだが、彼らはアジリティでも競技しており、犬はまだ生後
十八ヶ月になったばかりなのに正規のジャンプの高さでガンガン練習して、
肩を痛めてしまったそうである。よく聞く話であるが。

さて、アメリカの友人からメール、彼女達は今度はUKIという新しい
アジリティに挑戦するのだという。北米にヨーロッパのアジリティを紹介
する目的で始まったのだそうだ。世界大会でいつも苦戦してるアメリカが、
苦肉の策として考え出したことだろうか。世界大会ではヨーロッパのルール
で競技が行われるから、勝手が違う。だからUKIで練習しようってこと?

実際の模範コースを見てみると、ビギナーとノーヴィスは簡単で、他でアジ
やったチームなら楽勝である。しかしチャンプのクラスは、難解というより
安全性を重視して走ったら絶対時間内にQできないようなコース。
パピヨンとか小型ならともかく、大型犬は怪我で引退が早くなりそうな設定。

これがヨーロッパ式というのなら、私は手をつけたくないね。
でも、友人の州で始めて行われる競技会は世界を目指すチームの申し込みが
殺到しているらしい。ふ?ん。


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チャウ毛の威力

2010-07-21 13:05:57 | インポート
やっと涙目がおさまった。

今日もラリーのクラスがあったのだが、練習中から目がかゆくて涙がたくさん
出はじめた。帰りの車の中では、鼻がぐずぐずしてセキっぽくなり、まるで
花粉症か風邪のようなかんじ。

実は、クラスに若いメスのチャウチャウがいる。
私はどうも、チャウ系統の毛にアレルギーらしい。犬なら全部にアレルギー
が出る人もいるが、犬種によって出たり出なかったりの人や、同じ犬種でも
出る時とそうでない時がある人もおり、犬アレルギーというのは一口に言って
も複雑である。私は以前アレルギー検査をした際、犬には強い反応は出なかった。
しかし、ああいった検査はアテにならない。全犬種をテストするわけではない
し、個体によって反応が出たり出なかったり様々だからだ。

昨年TABIをペットシッターさんに預けた時、シッターさんの飼っている
チャウのミックスの毛に私は軽いアレルギー反応が出た。なんとシッターさん
自身が、この犬にアレルギーなのである。私はそれまでチャウ系に反応が出た
ことはなかったのだが、これを境にチャウがダメになってしまった。

夫は頑健なので「そんなバカな」と鼻で笑って信じないが、こういったアレルギー
は蕎麦やラテックスのアレルギーと同様、ひどい時はアナフィラキシーを
ひきおこすこともあり、軽視はできない。ある人はチャウの子犬を飼って
から喘息発作を起こすようになったという。

幸か不幸か、クラスのチャウはよその人や犬に攻撃性があるため近寄ることが
できず、私達は距離を保っていられる。だけど空気中にチャウのオーラ(笑)
がただよっているため、軽い反応は避けられない。TABIまでくしゃみ
したりあちこちひっかいたりしている。そのチャウはショーに出ているため
いつも綺麗にしているが、清潔にしているからアレルギーが出ないわけではない。

まあでも今のうちにわかって良かった。今後はチャウ系に注意を払えばいい。
これが知らないでチャウを飼ってしまい、あとでチャウにアレルギーだと
わかったら悲劇である。


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Key Limeの香り

2010-07-18 13:15:10 | インポート
珍しくキイライムが手に入った。

アメリカでは、特にグルメなお店でなくてもキイライムを見かけたが、カナダ
に帰ってきてからは滅多に見ることはない。普通のライムとは比較にならない
ほど良い香り、独特の酸味、これがなくてはキイライム・パイはできない。

小さくて日本のスダチくらいなので、汁をしぼるのがちょっと大変である。
十個以上使わないと、カップの半分にもならない。が、やはり香りがこれじゃ
ないとダメなのである。

早速、キイライム・パイを焼いた。
フロリダ州の公式お菓子である。酸っぱさと甘みが程よくマッチして、甘み
をおさえたクリームのトッピングとの組み合わせも美味。これを食べると、
「ああ夏だなあ?」という気分だ。普段は酸っぱいものには口をつけない
TABIだが、キイライム・パイは大好きだ。あの子にビタミンCをとらせる
には、これっきゃ方法がないかも(笑)

さらに、庭のスペアミントが元気を取り戻したので、ライムとミントとくれば
モヒートでしょう!ということで、夕食前に夫婦でモヒートを味わう。
ジャマイカン・ラムしかなかったんだけど、色がダークになっただけで味が
そんなに違わないし、なんといっても新鮮なミントだからうまい!

このところの蒸し暑さにげんなりしっぱなしだったけど、夏には夏の楽しみ
というものがある。神様は、それぞれの季節に少しずつ楽しみを用意して
くれているのだと思う。


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