TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

MUMFORD The Bully

2004-07-30 13:12:16 | インポート
10日ぶりに晴れ間が覗いたので、犬と公園に。

常連に混じって見慣れないロットワイラーが。
まだ1歳のオスだが、ざっと見ても120ポンドはゆうに越えてるぞ。
太ってるのでなく、全体的にデカ過ぎ。6頭のうち3頭は股関節異常が出る
犬種なのに、こんな大きく育てちゃって将来が大変そうだ。
おそらく大型犬用のドライフードをバカスカ食わせたんだろうな。
お尻を見たら去勢されてるのがわかったが、ってことはまだ大きくなるぞ。

TABIと遊び始めたが、この子がまた絵に描いたようなdominant。
思いっきり迷惑そうなTABIは、あれこれカーミングシグナルを出してるが、
MUMFORDは全然おかまいなし。キレたTABIに「ガウ!」とやられて一度はひるむ。
が、また体当たり。こいつロッティのわりに頭良くねえな。
犬喧嘩の一歩手前までいってしまった。

TABIが鼻にしわを寄せ牙を全部むき出しにしたのを見てすぐ、私は2頭の間に
割って入った。TABIはかなりのストレスを感じている。こんな時、守ってやる
のは私の役目だ。MUMFORDの飼い主は、やっぱ犬と頭の程度が同じらしく(爆)
ぼ?っとして何もしないから仕方ない、私が止めるしかないじゃないのさ。
TABIを後ろに隠してMUMFORDをきつく叱り付けた。

人間にはニコニコと愛想が良い。「アンタはうちの坊やには合わないのよ」
とMUMFORDの横腹をたたいている間に、TABIはサッサと川に入って泳いで行って
しまった。「ここならアイツも届かないもんね」ってかんじ。
確かにそのとおりなんだけど、TABIが川から出てくるとまた喧嘩。
今度は夫が止めに入った。

「MUMFORDの遊び相手になる子は、なかなかいないねえ」と、KAYLAの飼い主Jason。
どうやら飼い主は、この子に社会性をつけようと公園に連れて来るようになった
らしい。遅いよ、いまさら。それにこんな礼儀知らず、誰が遊んでやるかよ。
「そうねえ、デカイ犬、同じロッティとかボクサーなんかがいるといいのにね」
と飼い主は言うが、サイズは関係ないよ。だってTABIは、相手がたとえニューフィー
でもマラミュートでも仁義をわきまえた犬となら仲良く遊ぶもの。

だけどこの子、ボクサーのJADEとも一悶着あったらしい。
そーだろーよ、彼女は年上だしスケ番体質だし、こんな生意気なの黙って見逃さない。
悪いけど、MUMFORD、アンタとはつきあわないからそのつもりで。


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楽しい週末

2004-07-27 02:22:24 | インポート
この週末は地元のキャンプ場で、第二回CPE競技会が開催された。

ミシガン州からはジャッジのAlとBarbが愛犬3頭を連れて来加、ゲームにも
参加した。メイン州からも、愛犬を連れて参加した女性も。みんな長距離を
車で来てる!すごいよ? でも夏のバカンスと思えばね。

TABIは両日で5種目に参加、全てクオリファイ(しかも全てクリーン!)、
4種目で1位。次回は全種目ムーブアップだ。めでたし、めでたし。
Carolは3頭のウェスティを連れて参加、両日で30走ちかく走った。すげ?
彼女は54歳で、犬もみなシニアだ。そんでもほとんどQするんだから、すげ?

他の競技会とちがって、CPEはみんなリラックスしてどこでも笑いが絶えない。
そのせいか、犬もみんなリラックスしてほんとに楽しく走っている。
そこがいいんだな、CPEは。TABIも、すんごくリラックスして、みんなになでて
もらって大喜び。お昼はピクニックエリアでBBQだし、わきあいあい。

次のCPEはハロウィーンのころだ。
来年は、Can-Amトーナメントがこっちで開催されるそう。アメリカからもたくさん
わんこが来る!いまから楽しみ?


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Solitude

2004-07-23 17:07:44 | インポート
一国の指導者であるということは、一千年の孤独を背負うことか。

イギリスの名宰相Winston Churcillも、例外ではあるまい。
1940年11月、当時最も高度な暗号解読能力を有していたイギリス情報部は
ナチドイツがイギリス中部Coventry市を爆撃する計画を立てていることを傍受。
しかし、それを知らされたChurcillは市に避難警告を出さず、結果的に市民
数万人が犠牲となった。

なぜChurcillは知らないふりをしたか。それは、ドイツの情報がイギリスに
筒抜けであることを、ドイツに悟られたくなかったからだ。

「自国民を見殺しにした指導者」と烙印を押すことはたやすい。
だが、国家をリードする人間の仕事というものは、自国民の命を救うことにあるのではない。
大局的に見て、国のbenefitになる道を選択し実行することにある。
そのための犠牲は必要不可欠であり、そう割り切れるもののみがdictatorship
を保持できる。

日本軍に真珠湾を攻撃させたFranklin D. Rooseveltや、テロ攻撃を演出した
GW Bushも同様である。

最終的にはイギリスはドイツに勝利している。彼の戦略は正しかったのだ。
だが、ひとりの人間にもどったとき、彼の心の孤独はどれだけ深かったか。
血塗られた両手。死後に待つのは、地獄の業火と永遠に続く苦痛。

首相の座を去った後、郊外の大邸宅で彼は孫を愛するひとりの老人として過ごす。
そこには、冷酷無比な戦略家の顔は見えない。やはり彼とて人の心を持っていたのだ。

ちなみに、Churcillが飼っていたのはミニチュア・プードル。
FDRはスコティッシュ・テリア。
そしてGWはおとっつあんと同じくスプリンガー・スパニエル、そしてスコッティ。

彼らの孤独を一番良く知るのは、この犬たちかもしれない。

Truman はこう言っている。"If you want a friend in Washington, get a dog."
だが実は彼は、犬は嫌いだった。ホワイトハウスにいたのは、彼の娘の愛犬だ。


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犬ともだち

2004-07-21 22:52:27 | インポート
4年も犬を飼っていると、いろんなパターンの犬友達ができる。

まず、森のお散歩道ともだち。
裏の森の小道を、二つの湖にそって歩く往復2時間ほどの散歩で、いろんな
犬とその飼い主に会う。顔見知りはみなリードなしで、犬たちは自由に走り
人間は世間話をしながらのんびりと森を散策するのだ。

Trishがある日、追いかけっこをする犬を見ながらこう言った。
「TABIはすばしっこくて足が速いわねえ!あの子には、アレをやらせたらいいわね、
ほら、なんての、アレよ。犬がトンネルとかくぐる…」
「ああ、アジリティのこと?」と言うと、
「そうそう、それ!アジリティやらせたら、きっといいとこまでいくだろうねえ」

そうねえ、いいかもねえ。と言って、私たちはまた歩き出す。
森のともだちは、TABIがアジやっていることを知らない。
別に隠しているわけではないが、自慢げに話すことでもないと思っている。

森のともだちは、とくに貧乏でも金持ちでもない、ごくふつーの人々だ。
飼っているのは雑種、純血種と様々で、レスキューも多い。どちらにしろ
彼らの犬は、たんに家族の一員であり、ショーに出したりスポーツをやらせたり
なんて考えたこともない。でも、犬と楽しく暮らしている人々ばかりだ。
どこの犬もみな平等にかわいがる。タイトルとか血統なんて「へええ、そおお」
の二言で忘れてしまうくらいの価値しかなく、「犬は犬」と思っている。

私の一番好きなタイプの犬ともだちだ。

無印良品みたいでサッパリしてていい。
TABIも、森のともだちの間では無印良犬でとおっている。
あの子が一番幸せに見えるのは、森のともだちと遊んでいるときだ。


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やっぱね

2004-07-20 10:43:48 | インポート
困ったとっつあんだよ。
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2004/07/20/wlenin20.xml&sSheet=/news/2004/07/20/ixworld.html


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