TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

SIMON

2017-07-26 13:53:08 | TABIのいない日々
SIMONが、遊びに来た。

前はお散歩で良く会ってたSIMONだが、TABIが歩けなくなってからは私達は遠くへ散歩へ行かなくなったし、SIMONの飼い主夫婦が海外へ行っている間にSIMONはよそへ預けられていたこともあり、ずっとお互いに会う機会がなかった。たまたま今日の夕方、私達夫婦が庭の手入れをしているときにSIMONがSIMONママと通りかかり「あら久しぶり!」と久々の再会。

SIMONは、短足のたぶんコーギーのまじったミックス。
テキサス州の犬レスキューからやってきた。飼い主さんは、里親が見つかるまで預かる予定だったのが、SIMONがあまりにもいい子で先住猫ともうまくやってけそうなので引き取ることにしたのだそうだ。それが二年前。TABIとも、いつも仲良しだった。

SIMONママがリードをはなすとSIMONは、尻尾フリフリで一目散に私に向かって走ってきた。
そして、我が家の車庫の中をウロウロ。「あれえ、TABIは?」と探している様子。私は、「ごめんね、SIMON。TABIはもうお空に昇っちゃったのよ」と言いながら、あの子が生きていたらちょうど今日で17歳と8か月なんだと思い出し、涙が。するとSIMONは、きちんとお座りして神妙な顔で私をじ~っと見つめた。

TABIの月命日に買ったレバーのおやつをあげたら、大喜び。コロンとひっくり返って、「お腹なでて~」と甘えるSIMON。久しぶりになでた犬のお腹は、あたたかくてやわらかかった。また遊びに来てね、SIMON。


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あの日も、水曜日だった

2017-07-19 13:28:18 | TABIのいない日々
今日はTABIの、三か月目の月命日。

暦を見て発見したのだが、曜日の並びがちょうど三か月前と同じなのだ。TABIが旅立った日も、水曜日だった。悲しい水曜日が、また巡ってきた。先月は東京に里帰り中だったので、月命日の夜は滞在先のホテルの枕に顔をうずめて、一人で泣いた。

去年のいまごろは、TABIは元気に庭で遊んでいた。あれが最後の夏になってしまった。


一年前のTABI

二か月ほど前、TABIの獣医さんDr.Bからいただいたミニ薔薇の鉢植えを庭に地植えしたところ、しっかり根付いた。そして、春に続いて二度目の花が咲き出した。地植えにしたせいか勢いがあり、花も大きく香りが高い。



さて今日は、TABIのお気に入りだったペットショップで犬用オヤツを一袋買ってきてお供え。カナダ産牛の乾燥レバー。もちろんTABIは食べられないが、我が家に遊びにくるワンコや散歩の途中で会うワンコにおすそ分けしようと思う。



ところで何年か前に、TABI日記のタイトルの下に犬の年齢を換算するやつを設置した。TABIはもうあの世にいっちゃったので必要ないから取り外しなければいけないのだが、いまだにズルズルとつけたままにしている。べつに死んだ子のトシを数えているわけでなく、どうやって設置したのか覚えてないし、取り外し方もよくわからなくて面倒なのでそのままなのだ(笑)

毎月の命日にはサイトのほうに新しく記事をアップしている。今回のは、日本人には意外な「カナダの味」。知ってる人がいたら、かなりのカナダ通かも。


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異様な光景

2017-07-09 22:26:00 | ふしぎの国、ニッポン
久しぶりに髪をカットして、スッキリ。

美容師さん(日本人)と、里帰り中の話で盛り上がった。
山手線の中でふと気がつくと、車内がすごく静かなのだ。ゴトゴト線路を走る音と、たまの車内アナウンスだけ。乗客はみな、スマートフォンを持って画面に見いっている。

友達同士や家族で乗ってきても、席につくか吊革につかまるやいなや電話を取り出してちくちく。お互いの会話がない。

これはレストランや病院の待合室などでも同じ。お年寄りは知り合い同士でおしゃべりしてるが、他は子供も大人も無言でちくちく。小さな画面を見つめるせいか、みな背中が丸い。スマートフォン体型??生身の人間と面と向かっての会話はないが、サイバー世界上の会話はいつもやってるよ、ということか。何が彼らを、あんなに夢中にさせるのか。

それは私に、ずいぶん前に見たStar Trekのあるエピソードを思い出させた。艦内で、バーチャルゲームが流行り出す。あっという間に広がり、老いも若きも夢中になり、日常にも影響が出てくる。流行にとらわれなかったのは、人造人間だけ。最後のオチは、このバーチャルゲームは異星人の送りこんだ策略で、艦内を骨抜きにするためだった、てなことだったと記憶している。

あの会話のない日本の光景を異様と感じる私は、もう日本人じゃなくてガイジンなのかもしれない。


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ママ、おかえり

2017-07-01 15:15:46 | TABIのいない日々
家族の急病で、日本に里帰りしてきた。

私が行ったときは、母はまだ意識が少しあった。何を言っても理解はしてないだろうけど、最後なので思いつくまま娘としての気持ちを伝えてきた。今回は風邪が治らないうちに出かけなければならず、日本へ発つ飛行機に乗る前から体調が最悪、着陸のときは頭が割れるかもと思うほどの激痛。今回も、身体的にも精神的にもしんどい一時帰国となった。

カナダに帰ると、空港ではTABIパパが迎えにきてくれていた。いつもなら、空港駐車場に停めた車のなかでTABIがニコニコして待っている。でも、今回は。。。

TABIパパが、
「誰かがおとなしく車のなかでママを待ってるよ」と言う。



TABIが使っていた骨型枕が、助手席にちょこんと座っていた。



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