たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

韓国伊太●神社

2019-01-17 09:13:02 | 出雲の神社

<揖夜神社 いやじんじゃ>

 

調べたところによりますと、出雲の一帯には、

韓国伊太●神社(からくにいたてじんじゃ)という名の

イソタケルをご祭神とする社が6社ほどあるそうです。

(伊太●の●は「氏」の下に「一」)

「いたて」とはイソタケルの転訛とも、

射楯神を指すとも言われておりますが、

それらの社が創建された経緯や、

正確な名前の語源はわかっておりません。

 

山陰という地理的条件を考慮しても、

このあたり一帯が古代の朝鮮半島と

深いつながりを持っていたのは明らかで、

この地に上陸したスサノオとイソタケルが、

朝鮮半島を経由してやってきたという話も、

あながち史実とはかけ離れていないのでしょう。

 

しかし一説に、韓国伊太●神社と呼ばれる社は、

「新羅の脅威から国を守るために建立された」神社で、

鎌倉時代に元寇の乱が起きた際などは、

出雲付近の海岸にも防砦が築かれたと聞きます。

それらの歴史を元に推測するならば、

韓国伊太●神社に祀られたイソタケルは、

敵対する韓国(からくに)の神ではなく、

朝鮮半島に対抗する形でお祀りされた

日本由来の神だった可能性も出てきますね。