<熊野・神内神社 こうのうちじんじゃ>
神社を参拝していますとときどき、
距離感や時間の感覚が狂うことがあります。
実際はほんの数分でたどり着ける場所なのに、
なぜかすごく時間がかかったように感じたり、
実際はそれほど広い境内でないにも関わらず、
なぜかとても大きな神社だとカン違いしたりと、
そのときどきで神社の印象が変わってくるのです。
神内神社もそんな「別感覚」を持った場所でして、
実際はそれほど距離はなかったはずなのに、
「長い参道だった」という記憶が残っています。
きっとご社殿の下にたどり着くまでの間に、
珍しい形の木や意味ありげな祠や磐座などが、
あちこちに点在していたからなのでしょうが、
言い換えればそれだけ「異界感」を
放っていた証ともいえるのですね。