<獅子岩 ししいわ>
大馬神社が鎮座している土地は、
過去に何度も水害に見舞われ、
現在も数年前の台風被害の痕跡が
あちこちに見られるような災害多発地帯です。
もしかすると、そういった厳しい環境だからこそ、
土地の人々はそこに「神様の存在」感じ取り、
自然の脅威を鎮めるための神社を作ったのでしょう。
ちなみに、大馬神社には狛犬がいないのですが、
山中の鎮座地からはかなり離れた海岸沿いにある、
獅子岩や人面岩がその役目を果たしているのだとか。
つまり、大馬神社の境内というのは、
海から延々と続いているとも考えられるわけで、
山深い場所にあるこの神社にも、もしかすると
「南方の海」の影響が残っているのかもしれません。