<曽根・飛鳥神社 あすかじんじゃ>
飛鳥神社を最初に目にしたとき感じたのは、
「なぜこんなところにこんなすごい森が?」
という、少々風変わりな感覚でした。
海岸に沿って続く平坦な土地に、
突如としてあらわれた鎮守の杜は、
まるで海に浮かぶ小島のような印象で、
ひと目で見ただけでそこが
「特別な場所だ」ということを知らせています。
神社の案内板によりますと、境内の樹叢は
三重県の天然記念物にも指定されており、
ご神木であるスギの木やクスノキだけでなく、
様々な種類の樹木が混在しているそうです。
神域の面積はそれほど広くはないのですが、
ひとたび参道の奥へと足を進めれば、
そこには縄文時代と見紛うような、
「原始の森」が広がっていたのです。