ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

睡沈乗り過ごし

2016-11-02 23:39:30 | 日常
晴れ。
室内が物凄く寒い。

朝から半日ごろごろしていたがバス定期の更新に出掛けなければならない。
億劫だが出かける。

・・・・・

バス定期更新した。
帰宅するのに自宅方面の路線バスは行ったばかりだ。
時間潰そう。
しかし何も食べたくないし飲み食いで時間潰すほどの長時間でもないので歩く。

JR駅に久しぶりに来た。
駅舎の建物の中は昭和の昔には構内に色々な店が犇めき合っていた。
地下も「ステーションデパート」という複合商業施設があって、
衣料品、土産物、書店、レコード店、喫茶店、蕎麦屋、食堂、花屋、理髪店があり
よく学校帰りや休みの日にぶらついた。
バブル崩壊以降だったろうか、地下店舗は閉鎖され地上の構内も一時空き店舗ばかりになって
列車待ちの客が休む場も無くなった。
ローカル線列車の運行も激減し、私の自宅からはJRでも車でも1時間以内の場所に
あちこち温泉があるにも拘らず気軽にふらりと行けるようなお気軽な交通事情ではない。
老朽化し寂れ切った駅の構内はドーナツ屋が入って閉業したり、
ラーメン屋が入って閉業した後におやき屋兼食堂が入ったりしている。
何かの店が閉業して空いた場所には別の店が入ってはまた消えて行く。
その狭い一画におはぎ屋兼食堂が一時入っていたが閉業し、長い間空き店舗となって
土産物屋や飲食店舗が次々入れ代わる中で何年間もそのまま放置されていた。
寂れ感極まるその一画に最近古銭商が入った。
以前は確か別の商業施設で営業していた業者ではなかったかな。
しかしそちらの商業施設も廃業し空きビルになったので引っ越して来たらしい。
時間潰しに覗いてみたら古銭だけでなく古切手なんかが並んでいる。
昭和の普通郵便切手の使用済みが1円から200円くらいまで80枚一揃えになったのを
1袋250円で売っている。
昭和11,12,13年、20年頃の年賀切手も並んでいる。
いずれも使用済みなので二束三文で販売しているがこんなのを買う人がいるんだろうか。
使用済みの古切手を小学生当時、ほんの一時集めた事があった。
自分がこの世に生まれる前の頃の古写真や古切手に興味があった。
変な収集癖が自分にはあったと思う。
自宅には古切手のファイルがまだ残っていたと思う。
使用済みの古切手を1袋と昭和11,12,13年、20年頃の年賀切手の1袋を買った。

時間になったのでバスに乗った。
爪の切り屑みたいな月が微かに見える。


・・・・・

寒くて気が付いたら自宅はとっくに通り越していた。
睡沈していたらしい。
寒くてトイレ行きたいし、このまま乗車していたら終点に行ってしまう。
ま、いいか。
職場近くでバスを降りた。
休日だと言うのに職場に行ってトイレ。(笑
ついでに昨夜の急病人の経過を確認し来週の往診の日程と資料を確認した。
憂鬱だなあ往診介助。
寝入ってバスを乗り過ごし、トイレを借りに来たと言ったら皆呆れ返っていた。

帰りのバスに乗る。
あんまり寒い上に車内は足元で暖房が効いているためつい眠くなる。
眠らずにバスを降りた。
別の道から先日のネパール料理店に行く。
寒い時は激辛カリー。
今日はナンで食べよう。

来た来た♪

むはははウマーーーーい♪
ナンが大好きだ。
苦手な米飯と違ってナンはウマいので食べ過ぎ後悔するから1枚のみで自粛。
主食としてこんなにウマいものを食べる人々もあるんだなぁ。

体が温まった。
ちょうど自宅方面に向かうバスが来た。
睡沈要注意。

帰宅。
激辛カリーの後の熱いチャイもウマかったな。
自分でも似たものを作って生姜を絞って飲む。

古い切手ファイル、探したら捨てずに残っていた。
今の時代の切手には興味が無いが、昔の切手の絵柄には眼を引かれる。
粗末な紙の単色刷りの切手の図柄には
「何だこれは」と思わせる、今の時代に無い何かがある。
昔手に入れた古切手の頁を捲って行くと今見ても「何だこれは」とつい見入る。
例えばこの記念切手。
何かの記念なのだろうが何の記念かは書かれていない。
500+250と書かれているがまさか750円切手ではあるまい。
調べもせず図柄に興味を持っただけで入手しファイルに挟めたのだった。


こちらも記念切手。
「日本國憲法施行記念」と書かれている。
母子の絵柄。
幼子を抱いて戦禍を逃れた難民の女性らしい。

よく見たら100は100円ではなく1圓、50は50円ではなく50銭だ。
そうか。
では上の2枚も5圓+2圓50銭という意味なのかな。
貨幣価値も切手の値段の単位表示も風俗も、今とは全く異なる。
しばし見入る。

昭和30年代頃までは数字の0の形も今と違ってまん丸だ。




昔のものは印刷も単色刷りから2色3色程度で地味に見えるが
絵柄の個性と眼を引く印象は今のものとは比べ物にならないほど強い。

ちなみに最近の切手はこんな具合でケバケバしく安っぽい。
つまらな過ぎて絵柄に見入る事は無い。

記念切手やシリーズ切手と称して頻繁に量産される上に
配色がどぎつく図柄はアニメ臭く安っぽい。
収集する程の興味を失ったため以降の切手はファイルに無い。
郵便というものを日常で殆ど利用しなくなり切手に触らなくなった事もある。
生活の在り方が変わった事をこんな形で実感する。

寒いくせに暖房で喉が渇く。
「雲仙レモネエド」というのが冷蔵庫にあった。
いつだったかスーパーで何処かの物産展があった時にラベルが珍しくて買ったものだ。

むむむ...
摩訶不思議な風味がする。
何だろう。
何か硫黄のような石鹸のような、香料が入っているのか微妙な匂いがする。
寒いから暖房にくっ付いて飲んでいる。

飲みながら、休日なのに仕事の事を考えている。
明日も休み。
予報では天気荒れるらしい。