豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

本当の豊かさとは「心の豊かさ」の事を言う…北斗市

2008-12-20 15:57:59 | ファース本部
先日、津軽海峡線で移動中の列車の中で読んだトラベル雑誌の記事がとても印象的でした。
写真ばかりの記事でしたが内容を要約しますと次のようになると思います。

紅葉のトンネルを何本かを超えて、深い谷川に木で作った何とも頼りない橋を渡り、小さな一台の車がギリギリに通れるような道を走り続け2時間の山の中に20世帯、60人の集落が存在します。この山深い田舎の集落には数百年の歴史のある温泉宿があります。
神経痛に効くと言うこの温泉には、年間を通じて湯治の方々が訪れるそうです。

湯治の方々は、自らが湯治中に使用する食料や衣類の他に、この集落の人々の生活必需品まで持参するのだそうです。この集落には小さな雑貨屋さんが一軒だけあり、ひと通りの物が揃うようです。この田舎の集落には、電気や水道はあるもの現代文化の影響を殆ど受けていないみたいす。

集落の方々が互いに助け合い、支え合いながら肩を寄せ合って生活しており、お金持ちも、貧乏人も関係なく、そもそもお金を持っていても使う機会がないのでしょう。
大自然の中で人々は協力しながら、畑や山から野菜や果物を収穫し、湯治客が落とす僅かなお金を生活の糧にしています。

集落の若い人々は、やはり都会に出て行くそうですが、何年かするとこの田舎に戻る人も多いそうです。写真に写っていたこの集落の皆さんの笑顔がとても穏やかなのです。
この山奥の集落の穏やかな環境をいつまでも保持したいと思ったものです。

インフラが整備され、田舎と都会の区別がつかなくなるような生活環境を「豊かさ」だと言うなら、少し異なるような気が致します。インフラが整備されていないからこそ、古くから培われた文化や伝統が、純粋に継承され、保持されているように思えてなりません。
この山奥の湯治場に出向いてみたいと思うのですが、詳しい場所や案内記載がありません。

町から湯治に来る客も、受け入れる集落の人々も、互いに気心が知れた人々であり、代々その人間関係も一緒に引き継がれて来たようです。本当の豊かさとは「心の豊かさ」の事を言うのだと強く思ったものです。
写真は生い茂った林を抜ける田舎道ですが、大沼のファースゲストハウスへ行く山道です。

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