豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

リニューアルは新築を超えられる…北斗市・本社

2024-05-21 17:06:32 | Weblog
リニューアルは新築を超えられる…北斗市・本社
イギリスには、政府の医療費負担を削減するため家屋内の気温を18度以下になる賃貸住宅を建築出来ない厳しい基準を設けています。
省エネルギーを想定したのでなく、65歳以上になると疾患率が高くなるのを防ぐためです。

日本でも冬に氷点下の続く北海道より、本州の方が高齢者疾患率は高くなっています。
我国の平均寿命は世界トップクラスですが、健康寿命は芳しくありません。
2025年から一定以上の断熱性能は、法的義務化になる事が決まってます。

まさに高齢者社会で疾患率が高くなり国家医療費負担は、年々増大しています。
とりもなおさず住宅の断熱基準は、先進国で最低レベルであることに気付いたからです。
しかし多くの住宅は、寒いままで現存する実状があります。

暖かい部屋から寒い廊下などに出てたりすると血圧が乱高下します。
心拍数も急激に変化してそれが、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを招くリスクとなります。
高齢者は、血管が硬くなっているため、危険度を更に大きくしていると云われます。

慶応義塾大学の伊香賀教授の研究では、時間を掛けて多くのエビデンスを纏めています。
先生は、「家庭内事故は冬に増加する傾向が見られ、原因は家の寒さです」と断言します。
その既存住宅の断熱リニューアルを行うことで、健康寿命を延ばす事もできます。

住宅リニューアルは、新築を越えられる場合があります。
その家には、住んだ人の思い出や歴史、文化など多くが存在しています。
この目には見えない財産を保全し、家の付加価値を更に大きくする事が可能です。

窓も含む外皮を一旦取り外して、躯体の外側に外断熱材を施し、内断熱とダブル断熱、窓はトリプルガラスなどに取り換えることです。
リニューアルが新築を超え資産価値を向上させるには、そのための知見と技術も必須です。
画像は北見市の児玉建設の作品でリニューアルし易い「ファースの家」の内観です。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」


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