豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住む人に我慢させない省エネ住宅…北斗市

2008-12-22 18:46:44 | ファース本部
人が生きているだけで生存CO2を時間当たり約0.04kg排出していると言われます。
電気を1kw使用すると約0.5kg、石油1リッター燃焼させると約2.5kgのCO2を排出しているのです。つまり私達人間の生活には必然的にCO2が排出されるのでしょう。

生きるために呼吸し、生きるために洋服を着て、生きるために食事をし、生きるために住居に住みます。洋服や食事をつくるのにも、家を建築するにも多くのCO2が排出されます。
寒さを我慢せずに電気やガス、石油などを使用して暖房すると、その都度CO2が…

特に住居は、つくるために出すCO2、暖房や冷房するために出すCO2、そして短期間で処分する際にも大量のCO2を排出しているのです。
住居の寿命を現在の3倍の100年くらいにして暖房費を半分以下にする事は可能です。

そもそも住宅寿命は30年で朽ち果てるのはなく、住む人のストレスが溜まって叩き壊しているのです。家づくりの際に、見た目だけを優先したがために住んでからのハードが無視され、寒い、暑いなどの我慢をし通しだったのでしょう。

夏も冬も、住む人が極めて穏やかに自然な生活をし、暖房や冷房費用を負担と感じる事もなく、住むほどに愛着を感じるような家に住んだら30年寿命などは在り得ません。
それには家づくりにおける高度なハード(性能)が要求されます。
実際に暖房をしている事を感じさせない居住空間も存在するのです。

断熱や気密、調湿性能など、ハードの伴わない家で暖房をすると、暖めた空気を住む人の身体に吹き付け、かなり頑張った暖房状態となり、決して自然な暖かさではありません。冷暖房を感じさせない家づくりを行えば必然的にCO2排出量も少なくなる事でしょう。

口上やキャッチコピーなどはいくらでも言えるのですが、私達は、実際に住んだ建主さんの生の声を生かしながら「ファースの家」を育てています。写真はグラスウールの実験ブースで撮ったものです。今日は最高気温がマイナス2℃の真冬日となった北斗市でしたが、寒さを利用しての研究や実験には都合の良い一日でした。
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