豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

つぶやきからのモノづくり…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市本社

2024-05-17 17:05:20 | Weblog
つぶやきからのモノづくり…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市本社
建築基準法で換気量に関する法律が制定されています。
家屋内の容積(気積)の時間当たり0.5回以上を入れ替えるとしています。
0.5回以上と云うのものかなり乱暴な表記です。

換気とは、外気と同じにしなさいと云う事です。
一方で高気密高断熱は、来年度から基準から義務化になります。
確かに断熱力を法令に記載していますが、気密に関する表記はありません。

私達家づくりを行うものにとっては、断熱力(熱貫流率の低い断熱材を厚くする)を拡充させるのは当然です。
しかし、断熱力には気密性も加味されていなければ、隙間から熱が次々と漏れて外気と置換してしまいます。

また湿度も潜熱と云う熱なのです。
例えば気温20度、湿度50%の時、この50%の持つ熱(顕熱・寒暖計で見る温度)は、18.5度ですから双方を足した全熱は、20度+18.5度=38.5度と云う事になります。

日本列島は、これから乾燥時季となり、その後が一気に梅雨時となります。
気密性能のない家は、この乾燥空気や高温多湿の影響をまともに受けてしまいます。
前橋工科大学、三田村先生の「湿気を換気で制御できないか」と云う呟きが動機となり、給気口にシリカゲルを活用した装置を考案しました。

モノづくりの動機やきっかけは、ふとした思い付きや、何気ない呟きに奥深いヒントが隠されているものです。
この動機やヒントがなければ、新しいモノづくりは敵いません。
装置完成するまでの試行錯誤もあり、またモノづくりの醍醐味なのです。

動機やヒントを得るには、目で見て、肌で感じる情報でしか具現化しません。
画像は、情報量の集約地大都会東京の羽田空港でANA機内から撮りました。
北斗市本社には、実験装置や試験ハウスを揃えて耐えることなく研究開発をしています。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」


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