豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

日本人の美意識…北斗市・本社

2023-11-28 17:11:20 | Weblog
日本人の美意識…北斗市・本社
日本では、外国からの賓客と会談を行う際に和式の場所で行う事が多いようです。
畳の上にテーブルを置き、日本庭園を眺めながらの趣です。
私達は、天皇陛下と賓客との懇談もこのような環境で行われる光景を報道で目にします。

諸外国では、賓客をもてなそうと豪華な装飾の施した部屋で行います。
それはそれで、厚遇でもてなそうと云う心意気は感じます。
皇居などでの会談は、まさに碁盤格子の障子に畳の間にセットされています。

とてもシンプルですが、賓客との対話を重視するためのセッティングだと思われます。
それでも和室に使用されている長押(障子の上の鴨居の化粧板)は、総ヒノキの本長押と云われる極めて手間の掛かった細工を行っていますが、その細工痕を見せない匠技です。

画像は、我家の松の樹の雪吊りです。
雪吊りは、単に横に広がった松の枝を降雪の重さで折れないようにする吊り縄です。
その吊り縄は、支柱から何十本も垂らすのですが、その天辺の拘に注目です。

まさに日本文化の象徴的な吊り縄の頂点纏めは、庭師によってもその個性が出るそうです。
今年の我家の庭の松の樹の頂点纏めは、二段重ねの瓢箪形です。
戦国時代の武将、豊臣秀吉公の瓢箪陣笠纏にも似た形となりました。

庭師さんには、一切の注文をしておりませんが、この時季になると来て雪吊りを行い、春には外してくれます。
これは、旧大野町の鈴木造園さんの仕事ですが、手間のわりには安価な請求書です。

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