豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

木造は暴れる家づくり…北斗市・本社

2023-11-08 17:14:40 | Weblog
木造は暴れる家づくり…北斗市・本社
私達の住宅業界には、約40万社ものハウスメーカーやビルダーが存在します。
日本の年間戸建て住宅新築数は、約25万棟ですから一社に一棟が回りません。
ましてハウスメーカーや大手ビルダーは、一社で1万棟、5000棟も受注するのです。

地域の中小工務店の多くは、その下請け孫請け仕事に甘んじてしまいます。
しかしその大手ハウスメーカーの看板のある施工現場では、実際に工事を行っているのが地域の小さな工務店である場合が殆どです。

つまりは、ハウスメーカーが受注して地域工務店に下請けや孫請けに出します。
賢いお施主様は、ハウスメーカーから家を買う事などしません。
顔の見える、地域の工務店に家を建築して貰うのです。

家は竣工して施主が住み始めてからが、本当の家づくりの始まりとなります。
新築した家には、次々と生活用具が運ばれますが、この際にも細かい傷などがつきます。
住んでから気付くことは、図面で見て想像していた時とは大きく異なるモノです。

家づくりは、竣工し、住み始めてそのライフスタイルに合わせて手を加えて行きます。
また木造住宅は、生きている木材を使用しているため、冷暖房や動き回る生活者の影響で縮小や膨張なども繰り返し、暴れまくるのです。
それが木造建築の醍醐味でもあります。

昔は、あえて木材を狂わせて継ぎ手を絡めて剛性の強度を高めるようにしました。
新建材を使用する現在は、乾燥木材の採用で狂わないようにしています。
それでも乾燥剤でも含水量15%ある木材は、数年で8%くらいまで乾くのです。

大工の棟梁は、それを判って墨付けを行い刻み、家づくりを行っています。
「ファースの家」は、その暴れに追随できる樹脂スプレー発泡断熱(画像)しました。

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