豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

独立気泡率と断熱材…北斗市・本社

2023-07-20 17:28:53 | Weblog
独立気泡率と断熱材…北斗市・本社
樹脂断熱材には独立気泡率が断熱性能に大きく影響しております。
断熱材ではグラスウールが一般的ですが、グラスウールは独立気泡率に関係しません。
独立気泡率とは、樹脂断熱材で気泡に閉じ込めたガス粒量の割合です。

私達が使用するスプレー発泡断熱材エアクララの独立気泡率は、96%です。
100倍発泡にしますと独立気泡率が30%台になります。
空気を閉じ込めたのがグラスウール、炭酸ガスを閉じ込めたのがスチレンフォーム、私達は使用するエアクララはウレタンフォームで特殊なフロンガスを使用しています。

フロンガスは温暖化効果ガスなので、温暖化係数ゼロに近いHFOと云うガスを用います。
この独立気泡率96%とは、4%が隙間でありここから木材を呼吸させるのです。
独立気泡率を低くしますと空気と同時に湿気も往き来するため、調湿効能がでません。

96%の独立気泡率は、とても微妙な割合に処方しています。
ウレタン断熱材は、可燃性なので燃えない工夫が必須となります。
エアクララは、燃え難く処方し、同時にファイヤーストッパーなどと組み合わせています。

今日は樹脂断熱材などの素材メーカー・株式会社 トクヤマの前代表取締役会長の楠正夫さん(写真)にご来社いただきました。
トクヤマ・グループには88社の関連会社があり、ファース工法専用部材の樹脂サッシ、エクセルシャノンもその一社です。

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