豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

乾燥材と調湿材の違い…函館市~北斗市

2014-11-04 18:09:05 | ファース本部
誰もが身近にある乾燥剤は、お菓子や海苔などで透湿シートに包まれた湿気吸着材です。
色々な乾燥剤があるのですが汎用性の高い乾燥剤として使用されるシリカゲルは、粒状に成形された多孔質のガラス成分で作られております。
この乾燥剤のシリカゲルを処方したのが「ファースの家」の調湿材、スカットールです。

このシリカゲルは、湿気の高い時は毛細管現象で湿気を吸着する特性があります。
お菓子屋などの乾燥材は、湿気を抱えており、そこに湿気が存在することになります。
スカットールは、室内乾燥した時、その湿気を放出させ乾燥を防ぐように処方しています。

シリカゲルのスカットールが湿気を吸着する際は、凝縮熱と言う熱を発しますが放出するときに気化熱を奪いますから、プラスマイナスがゼロと言うことになります。
吸排熱量での省エネ効果はゼロですがファースの家では、真冬の乾燥時期に15%以上の多湿の保持が出来ます。夏場は10%以上の湿度を抑える効能を発揮しています。

それは、床下と天井裏を外皮(外部に面したインナー通気層)で空気循環させています。
床下には、ドラム缶で一本以上も水を溜め込むだけのキャパを持ったスカットールが敷設され、家中の空気が空気循環で床下に送られ、スカットール空気中の湿気を毛細管現象の作用で多孔質の吸湿孔に吸着します。このスカットールの抱えた湿気は、室内が乾燥した時に、この湿気を放出する事で室内湿度を一定に致します。

ファース本部の研究開発室は、何度も試験を繰り返しながら断熱性、気密性、遮熱性、蓄熱性能だけで現われない、暖房と冷房の省エネ効果を数値で表すことが出来ています。
木材、炭、活性炭、自然ゼオライトや調湿タイルなども調湿効能はあります。
しかし、省エに貢献できるためには、スカットールのようなドラム缶一本以上の保湿容量が伴います。

ファースの調湿性能で真冬に15%の湿度を高い湿度を保有させ、金銭換算で約3万円、真夏に10%の湿度を低く抑えると約2万円もの省エネになることを計算でも裏付けられます。
勿論、外部の湿気を抑え込むためのシームレス状の気密層や夏場に湿気を入れない、冬場に湿気を出さない機能を持った全熱式熱交換式換気扇の装備は必須となっております。

さて、今日は家庭裁判所での事前調査や研究開発業務、ハウジング事業部の相談などを。
終日、気温一桁台の寒い一日でしたが、明日は少し気温が上がりそうです。

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