豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

身分制度と民の文化度は…インド・デリー市内

2014-11-21 22:04:46 | ファース本部
日本の人々に親しまれている仏教は、インドのお釈迦さまの教えが伝来した宗教です。
このお釈迦さまの教えと一緒に技能や工夫、伝統なども伝わった部分がありそうです。
私達が全国展開しているファースの家は、水分管理で寒さや暑さを防ぐ工夫をしています。

この家づくりにおける水分管理とは、茅葺屋根に蓄えた雨水が夏に暑さで蒸発して家屋内の熱を奪い涼しくし、冬は水分を放散して人のカラダから熱を奪わないようにする工夫を。
数千年も前から、高気密高断熱ではなく水分管理で快適性を保持してきました。
この茅葺屋根の伝来を突き詰めて辿れば、インドだと言うことが解ります。

私は、茅葺屋根の思想を追い求めるだけではなく、その他の知恵や工夫がインドに潜在しているように感じておりました。
インドは、身分に格差をつけるカースト制度を実施しています。日本にも士農工商と言う格差社会がありました。現在も同じような名残が無くなっている訳ではないようです。

インドでは、上流階級、中間上階級、中間下階級、下流階級の4段階に分類されると。
私は、日本でも石垣や城郭などを設計施工し、職人の階級など低層階級だったようです。
私は、職人達の地を這うようなコツコツとした知恵と工夫にこそ、秘訣があると思っています。カースト制度で最も低い階級の人々の暮らしのなかにヒントがありそうな…

今日は、アサヒトラベルさんがオファーしてくれた、ガイドさんの計らいでデリー市内の低層階級と言われる街を訪問しました。水道が無く、給水車に水汲みが日課だと言われるのですが、皆さんが自分の立場や為すべきことを弁えており、総じて明るいのです。

写真は、迎えてくれたSHWETA DHOUHAN さん家族です。前列真ん中がDHOUHANさんで、私の前がお母様です。彼女は来年2月に結婚するのだと彼氏の写真を見せ、家族と一緒に懇談することが出来ました。やはり、同階級のフィアンセだそうです。
その同階級の枠をはみ出すことのない暗黙の了解項目が、社会風土になっているようです。

インドの指導者は、国民から敬愛されているインディラ・ガンジーさんでした。
平和主義者のガンジーさんでさえ、カースト制度をなくする政策はしなかったようです。
身分制度を風土にする方法もあるのですね。明日は、観光の時間を長くする予定です。

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