豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

津軽三味線の魅力と根源…青森市内~木古内~北斗市

2011-09-14 18:16:37 | ファース本部
軽やかで力強く、気持ちが沈んでいる時も何故かこの津軽三味線を聞けば元気がでます。
この津軽三味線のルーツを辿ると、元々の発祥地は何と北アフリカなどの中東だそうです。
アラブの国からインドを経て中国大陸に入り、「三絃(さんしん)」と言われ沖縄民謡の伴奏となります。

以降、江戸時代に日本独特の三味線になり、全国各地でその地方特有の地域性を持つようになったと言われます。
日本最北端、津軽地方においては独特の津軽三味線となります。
この津軽三味線の楽曲の原型は、新潟地方の瞽女(ごぜ)の三味線だとの説があります。

津軽地方においては、男性の視覚障害者の門付け芸として、蔑まれていた時期があったと言い、津軽三味線の起源をたどる文献は極めて少ないそうです。
文献が少ない分を口伝に依って行われたと言います。
また津軽三味線の歴史が浅い事から今でも高齢の三味線奏者からは、津軽三味線の起源について直に聞くこともできるとか。

口伝によると津軽三味線の始祖は、幕末に五所川原の金木地区に生まれた目の不自由なお坊さんで、地味な門付け芸だった三味線音楽に革新的な奏法を取り入れ、津軽三味線の原型を築いたと言います。
津軽三味線は他の三味線音楽とは全く異質な音楽として発達を遂げ、三味線も細棹、中棹、そして太棹に変化し、奏法も「叩き」を中心とする打楽器的な奏法が主流となります。

現代では独奏楽器として若手奏者が独奏主体の演奏スタイルが注目されるようになっております。
しかし、津軽三味線の特徴の即興での伴奏(唄づけ)が出来ない奏者も多くなっており、このような現象を心配する人も多くおります。

この憂いに満ちた三味線演奏は、津軽の津軽三味線居酒屋で、生ライブを聴く事が出来ます。
新幹線も繋がり津軽へのアプローチのし易くなりました。
是非、津軽の三味線ライブを居酒屋で青森の地酒を呑みながら愉しんでください。

写真は津軽での仕事を終えて青森駅の線路の端っこを撮りました。
行き止まりの向こうには津軽海峡が…
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