豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

完璧な人は面白くない人と見られます…北斗市

2009-09-08 18:41:38 | ファース本部
写真はNHK大河ドラマ「天地人」の場面で小栗旬が扮する石田三成ですが、人の立場を配慮する直江兼続と、政(まつりごと)に実直な石田三成との会話に興味深い会話がありました。石田三成が直江兼続に対して「お前には人が付いてくるが俺には人が付いてきてくれない」と…

戦国時代の世の中を戦の無い平和な社会にしようと思う気持ちは、三成も兼続も同じだったのですが、正論を貫く三成には人間的な面白さを感じさせなかったようです。隙のない人は面白くなく、完璧な人だと言っても神でも仏でもありません。
その人に一方的な指摘ばかりをされそうだと感じたら、人は寄って来ないかも知れません。

某ネットコラムに、隙と弱みとは異なり、弱みは自分の欠点を他人にみせる甘えである。隙は他人への愛であり、他人が自分に接近するきっかけを示す要素である。しかし隙が多過ぎると、中に入られて滅ぼされてしまう危険性がある。だから隙を見せてもそれ以上の弱みを見せてはならない。これを我々が毎日のようにあらゆる場で経験する事だと…

私は小泉純一郎さんと言う政治家が好きでした。彼のやろうとした政策は欠陥だらけ、そして隙だらけの政治行動でしたが彼自身の面白さが大衆に支持されたのだと思います。隙があるから面白い、だけど面白いだけなら政(まつごと)も成就出来ないようです。

真面目過ぎる民主党の岡田克也副代表を面白くない人の代表格だと言う人がいるそうです。真面目で清廉潔白を絵に書いたような人物だと言います。彼は外務大臣に起用されそうですが、幹事長のように人との駆け引きが重要な党務より、彼の清廉潔白さは、国益をかけて駆け引きする外交政務に向いているような気がします。

小沢幹事長就任を二重権力構造と危惧する声も聞こえます。細川政権時の失敗を見ているからでしょう。今回は国民がその一部始終をしっかりと見透かすようになっています。東京にいる私の長男は、上京時から小沢さんファンですが「こわもてだけど小沢一郎さんは人としてとてもチャーミング」と評しています。どこをどう見てもチャーミングには…

三成、兼続のように、近代政治においても歴史に名を残す政治家が出てくるのでしょうか。せめてこの政権スタート時には、穏やかで好意的に見守って上げる事も必要と思われます。政党や政治家を育てるのも私達有権者の義務なのですから…

今日の函館山は、澄み切った秋空に夕日を浴びて紫と黄金色のコントラストがとても綺麗です。人の駆け引きと異なり自然は純粋に澄んで見えるものです。

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