すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

第96号 マレーシアに行ってみた 15

2004-12-02 10:24:09 | Tokyo-k Report
【セカンドホームプログラム】クアラルンプール(KL)からコタキナバルと、東西のマレーシアを旅しながら「海外年金生活適地探し」を続けていますが、KL在住の知人がマレーシア移民局の最新の(結構変更が多いようなのです)「マレーシア・セカンドホームプログラム」を送ってくれましたのでたので紹介しましょう。

まず「マレーシア政府は長期にわたって当国内に居住する意思のある世界各国(イスラエル、ユーゴスラビアを除く)の方々の訪問を歓迎します」とあります。このプログラムへの参加を認められると、5年間有効の長期滞在パスが発給されます。つまりわれわれ日本人は、定められた条件に従えばマレーシアで5年間の長期滞在が「歓迎されている」のです。

では、その条件を紹介しましょう。このプログラムには年齢制限はありませんが、ここでは私の該当する「配偶者のどちらかが50歳以上」というケースを紹介してみます。あくまでもこのケースは永住目的ではなく、ロングステイ希望者が対象です。

①マレーシア国内の銀行に150,000リンギ(リンギット=マレーシアドル。1リンギ=33円程度。日本円で約500万円)以上を定期預金(5年間)すること②または、マレーシア国外から毎月10,000リンギ以上の定期収入があること③これまでマレーシア在住の保証人2人が必要だったが、免除を含めこの条件は大幅に緩和④マレーシアの医療保険に加入し、マレーシア国内の病院による健康診断書を所持すること⑤マレーシア国内での収入目的の労働はできない――などが主な条件です。

 マレーシアは観光旅行ではビザは必要ありませんが、その場合の滞在は観光客として3ヶ月間に制限されます。しかしこのパスがあれば、「定年後の数年間を、物価が安く暖かいマレーシアで過ごしてみる」ロングステイが可能になるわけです。同様の制度があるオーストリアと比べると、①と②は極めてハードルが低く、魅力的だと思いませんか?

(写真=クアラルンプールのマレーシア独立記念公園で)
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