みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

種山高原賢治詩碑(10/14)

2021-10-19 14:00:00 | 賢治関連
《1 ノハラアザミ》(2021年10月14日撮影)

《2 左賢治詩碑、右立石》(2021年10月14日撮影)

《3 立石》(2021年10月14日撮影)

《4 》(2021年10月14日撮影)

《5 賢治詩碑》(2021年10月14日撮影)

《6 「牧歌」》(2021年10月14日撮影)


   牧  歌
種山ヶ原の、雲の中で刈った草は、
どごさが置いだが、忘れだ 雨ぁふる、

種山ヶ原の、せ高の芒あざみ、
刈ってで置ぎわすれで雨ぁふる、雨ぁふる

種山ヶ原の 霧の中で刈った草さ
わすれ草も入ったが、忘れだ 雨ぁふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長根で ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる
                  賢 治
 ところで、この詩の中の「せ高の芒あざみ」って何のことだろうか。「わすれ草」ともあるし、わすれ草」とは、ヤブカンゾウやノカンゾウ、そしてニッコウキスゲなどの総称のようだから、これらが咲く頃の「せ高のあざみ」はおそらくナンブアザミのことだろう(ちなみに、賢治の詩「種山ヶ原」は1925、7、19に詠まれているとも聞く)。しかし、この「せ高の芒あざみ」の「」って何のことだろう。そしてまた、そもそも「せ高の芒あざみ」って何のことだろうか。もしかすると、「せ高の芒」と「せ高のあざみ」っていうことなのかな……。

《7 リンドウ》(2021年10月14日撮影)

《8 リンドウ》(2021年10月14日撮影)

《9 物見山》(2021年10月14日撮影)

《10 》(2021年10月14日撮影)

《11 チゴユリ》(2021年10月14日撮影)

《12 ノハラアザミ》(2021年10月14日撮影)

《13 ヤマハハコ》(2021年10月14日撮影)

《14 リンドウ》(2021年10月14日撮影)


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