みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

3638 イギリス海岸の残念な結果

2013-11-18 09:00:00 | 賢治関連
《創られた賢治から愛すべき賢治に》

 残念な報告です。
《1 イギリス海岸沿いの北上川の流れ》(平成25年11月17日撮影)

《2 シラサギの親子?が遊んでいる》(平成25年11月17日撮影)

《3 うむっ?とうとうか》(平成25年11月17日撮影)

《4 やっぱりだ》(平成25年11月17日撮影)

《5 》(平成25年11月17日撮影)

《6 》(平成25年11月17日撮影)

いつかはこうなるとは思って覚悟はしていたのだが、残念無念。
 イギリス海岸のこの個所は、河川の変更によって北上川と瀬川とのかつての合流点が北に移動させられて、上掲のようなものとなってしまった。つまり、かつてのイギリス海岸はこの合流地点周辺からは消え去ってしまった。そして今度は、その合流地点にそれなりの岩の島がそこにあったのだが、それが上部が削り取られてかくの如くなってしまったのである。
 参照として以前の状態を時系列で遡るように以下に並べたみた。
《7 》(平成25年1月7日撮影)

《8 》(平成24年9月22日撮影)

《9 》(平成21年9月21日撮影)

《10 》(平成20年12月26日撮影)

《11 》(平成20年10月21日撮影)


 続きの
 ”イギリス海岸の昔と今”へ移る。
 前の
本日(11/17)の下根子桜八景”に戻る。

みちのくの山野草”のトップに戻る。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3637 中村ノブの証言(#4) | トップ | 『賢治が一緒に暮らした男』(... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先ず達人のことなど そのハジメに (辛文則)
2013-11-19 17:26:22
  〈その1〉です。
  守師に礼拝仕ります。
   〈礼拝〉なんて語、〈意味のインフレーション現象作用〉によってか、今日では、〈型通り(ステレオタイプ)の挨拶〉か〈ヨイショ御世辞の挨拶〉の意味、イジワルな語用では〈皮肉風刺なる揶揄〉という意味作用をしか発働しませんが、蒟蒻問道の文脈では、「師父とも敬愛し合う両人(ふたり)の間のアイサツの道(こころ・ことば)なのだ」、と。冷笑主義が身体化してしまっている第三者からは、「〈創(きず)〉を舐めあっている」としか見えないのかもしれませんね。
   「イギリス海岸の現状」、自然の猛威と護岸工事との相乗作用と観ると〈憐れの感〉に耐えませんね。「いとあわれなり」という大和雅詞の解としては「深く物悲しく幽玄なる情趣」などという、「ワカッタヨウデチンプンカンプンな説明」でお茶を濁された記憶がありますが、『草枕』の結語と、その伏線となる『草枕・十』で「神の知らぬ情で神に最も近き人間の情」というレトリックなどを併用した提言が、「小生の腑に落ちた解」なのでした。
蛇足ですが、守先生は、黒沢明がそのスタッフに向かって発したとされる「悪魔のように●●に、天使のように〇〇に」という警句に対けて、〈繊細〉と〈大胆〉とを●〇にどう挿入するのが正解か、という問いとそのレクチャーや如何。守先生からの提言もさることながら、このコメントブログを読んでくれているカモシレナイ誰かさんの考え方にも関心がありますので、暫くの間、小生と守先生との提案は伏せておきましょう。黒沢が何と言ったかは、この台詞が、二十年ほど前のサントリーのコマーシャルに用いられていたし、調べれば解かることですが、「他人真似としての他人本位ではない自我而自己本位なる自分自身の提案(自分のことば)は、自分自身で編み出すしかない。」、ですよね。「苦労して編み上げのだが間違えてシマッタ!」というのと、「ネットで調べて見つけた正解のような模範解答」との何方を高く評価するかは、なかなかに難有い問題ですよね。それが、生徒を相手にしての評価の場合はとりわけです。〇×式の模範解答準拠ならアホでも易しいですが、たとえば、〈着眼力〉や〈発想力〉そして「構想構築力としての考える力」を調べる為の〈小論文試験対応能力〉を鍛える場での対応に至っては。先生と小生との間では、その件に関しては以心伝心だと信じています。
   おっと、いきなり、話を横道に外してしまいました。〈Oという達人(たつんど)〉の件ですが、守先生のお話を真に受けてレクチャーすると、「その漱石本は大正三年筆の『硝子戸の中』の〈九〉と〈十〉なのだ。」ということになります。いつもながらの守先生の〈丁寧・謙譲・尊敬〉言語表現、痛み入りますが、「ホントにイタミがハイッタ」ということになると、「慇懃無礼は面倒臭いなり」ということにもなりかねませんので、「ココロは礼拝、コトバはフランク」という世上世情とは逆構図のディアローグ参りませんか。序だから、「教えて戴いて有難うございます。」という常套句もなしで。お互いに学びあえなければ対話とは言えないのですから。「教えていただいてサンクス」なるゴアイサツは憂世の教員間で勿忘(ワスルナカレ)なる定型句ですが、四十年近くの教員生活に疲れた身心には気疲いたしますによって。
   で、藤根吉春や佐藤真一あるいは三田村勇治(横川省三)と同じく第一回公立岩手中学校入学者にして同岩手県立盛岡中学校卒業者である〈Oという人〉こと〈太田達人〉の〈達人〉という名の読みが、「〈たつと〉ではなく〈たつんど〉です」と教えてくれたのも他ならない石田洵先生でした。というのも、今日でさえ、大半の漱石研究本は〈たつと〉とルビを降っているものですから。で、白堊同窓生で太田達人の縁戚なる太田愛人氏は、「達人の従兄弟で、学費の関係で白堊校を中途退学せざるを得なかった従兄弟の〈佐藤真一〉は、自由民権運動家を経て新聞記者となり東京朝日新聞社起業に伴ってその初代編集局長となり、主筆の池辺三山と共に漱石東京朝日入社の段取りを整え、金に瀕していた石川啄木を校正係として採用した〈佐藤北江〉なんである。」という事実をしっかり押さえていました。因みに、小生がそんな史実を知り得たのもまた洵師から、博覧強記というのなら、先ず以て〈そのひと〉です。しかし、小生としては、博覧強記であることより、「目のつけどころの斬新さ」から「点と点を結び線と作し、線を動かして形を作り、形を活かして時空を編み上げるが如き能(ちから)」の方を尊重したいと感じ考えています。できれば、それに〈情趣〉や〈気配〉そして〈息吹き〉なども吹き込んで、……。
尤も、それでは、「客観的理性的な研究にはならない」という見解(けんげ)見得(けんて)もあるのでしょうが、「血の通わない文献研究」には関心も感心も働きようがありません。そんな因縁か、件の、「智に働けば角が立つ、情に棹差せば流される、意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世はすみにくい。……。何処へ越しても住みにくいと悟った時に、詩が生まれ、画が出来る。」という、あの切ない名文句と離れ難くなってしまったという次第。〈智〉も〈情〉も〈意地〉も棄てきれないからこそ、件の「辛く切ない文則文彩(レトリック)」が心中に響いてくるのに違いありません。
先ず以て、その研究者や創作者の、仕事への意欲を誘い出した心の動きが感じられなければ、……、「ナンモオモシログネジャ」、と。因みに、盛岡辯では〈ジェ〉ではなく〈ジャ〉ですが、花巻辯では如何ですか。そう言えば、「トテチテケンジャ」という花巻辯語用がありましたね。「取って来てケデェ賢治や」などと読み遊んでいた人がアリましたが、あながち「且喜而没交渉(おめでたくもまとはずれ)」とばかりは言えないのかもしれません、ね。
   で、彼(か)の洵(まこと)師、小生のごときシッタカブッダなどではなく、まさしく「ホトケの石田」。しかしながら、自分の仕事を以て示唆する石田老師は小生が直接に存知あげている限りでは舟越保武翁や高田博厚翁などと並んで最も厳しい〈人人(にんにん・一個人)と考えずにはいられない〈ヒドリ〉です。で、未だに、「誠洵老師に読んで戴いてニッコリ微笑(みしょう)」を心中に希みながらキーボードを叩いているという次第。無論、読者を想定しない言語活動なんてものは現象し得ませんよね。問題は、如何なる読者を想定するのかということ。残念の気分で文を認めるのは、まさに〈辛ナル文則〉になってしまいます。因みに、『字通』の白川静老師によると、〈言〉という字は、「神への祝詞を入れた〈口(さい)〉に鉤のある針の象形である〈辛〉を添えた形と意」とか。成程、〈辯〉とか〈辭(辞)〉そして〈親〉や〈新〉にも繋がります。しかし、『説文解字』説を後生大事にして、「〈辛〉とは〈辜(つみ・罪)〉の名なり。然るによって、〈僻〉、〈癖〉、〈避〉、〈壁〉などと親しいのだ。」と唱える陣営も強硬だ、と。小生が、心を惹かれる精神態度が何方側かは〈イワズモガナ(言詮不及)〉ですね。別に、その「〈辛〉と〈言〉と〈辯〉と〈親〉や〈親〉との間の因縁関係性」が〈みちのく南部家九戸流中野支族辛分家〉なる〈辛氏〉に好都合だからというばかりではありません。
尚、白川静師説に通じる〈辛という字の起源〉への知への邂逅は、高校時代に出逢った中国古道と金字研究の貝塚茂樹(湯川秀樹・小川環樹兄弟の長兄)師父の見解でした。その頃の漢字学会の主流の親分は藤堂某。で、小学生時代から、「辛さんでは辛すぎる。幸に違いない。」というが如き〈善意?〉を浴びてた煙たくなったが故の〈東洋智〉への興味関心が斯くなる「吉凶禍福は糾える縄の如く明暗表裏一如の縁起なり」という世界の観方を醸成する因縁として働いたのだな、と。因みに、西田幾太郎の道(い)う「絶対矛盾の自己同一」とか、鈴木大拙の道う「即非の論理」とか。高田博厚の道う「一元性」そして漱石が『草枕・一』に道う「不同不二(一如)の乾坤(天地日月陰陽)」といった言語ゲームで道取道破される
尚、始めは、高田の〈一元性〉を〈唯一絶対神教的一元性〉と同一だと考え、寧ろ嫌悪していたのですが、……。で、〈理事無礙・事事無礙〉(『マグノリアの木』『インドラの網』)というタームで示唆される華厳哲学の宇宙観が、古代ギリシア〈プロティノスの新プラトン主義〉のコスモロジー ― 記号学者ウンベルト・エーコが書いて映画化もされた『薔薇の名前』の〈バラの名前〉の元型は、映画化が可能な〈アリストテレスの宇宙観〉ではなく、それが不能な〈プロティノスの宇宙観〉だと妄想すると、現代記号論哲学者U・エーコの本音の思想に少しは近付けるのかな、と。― を経由して、ミランドラによって、フィレンツェのボティチェリやレオナルド(『聖母子』や『モナリザ』の背景は何故の東洋画的山水なのか不識。〈レオナルドの謎〉に近付くためにも。)に伝えられ、その深奥の思想に関しては秘密主義を貫いた為、様々の憶測が奏でられ、〈猶太の陰謀の巣屈〉とまで見做されるようになった〈フリーメースン(自由の石工)〉によって、沙翁やバッハやゲーテやカーライルやモーツァルトやベートーヴェンやらユングなどまで、……。新渡戸稲造は唯識哲学と共にゲーテやカーライルそして沙翁を愛しんでいた、と。「で、沙翁(サオウ)って一体誰のことでしょう?」、と。で、これも、ウィキペディアでたちどころ。その便利さは色々推論しながら索ねる〈苦楽一如〉を奪ってしまいますよね。
と、此処まで妄想を働かせて、その教えの非公開主義を貫いて来た内村鑑三の無教会主義基督教の深奥に、賢治との交流もあった斉藤宗次郎が到達していたと想定するなら、……。〈非公開(秘密)主義〉つまり〈密教性〉は、如何なる因縁で建てられたのでしょうか? で、強欲な俗物の妄想は「秘密の営利を貪っているに違いない!」、と。で、左様な俗物を〈皆〉と読んだなら、「皆ニ木偶之坊ト呼バレル者ニ,私ハナリタイ.」という念願は、必ずしも自己犠牲の詞ではなく〈大志の詩〉と読めなくもないのでは、……。で、モーツァルトやベートーヴェン、あるいはゲーテやカーライルなどの〈フリーメースンリー深部会員〉に課されていた「〈賢者の石〉の自問自答」
〈免許皆伝の証(卒業鞘腫証書)〉には、「秘伝の技法技術については何も書かれていない「」というのはその道の達人にとっては〈常識のキ〉ですよね。如何なるか。「〈達人の技〉は〈言語道断・言詮不及・不立文字・以心伝心・単伝心印〉なるが故に。道く、「Gin真実に一大事なり深奥なり教えの真面目の道を言語〈ごんご〉によって表現する道は断たれているぞ、な、もし。そんなことはイワズモガナだべし。文字を立てる勿れ。」、と。
その教えに道く。ヒドリ、地下深まで下りて行って、其処に置かれた〈賢者の石〉に対って自問せよ。「汝、神に対けて何を為し得るか?」、と。「汝は神から何を為して貰いたいのか?」ではないことが一大事。〈神〉とは如何? 「神とは百姓衆生の魂を救う者なんでR」。しからば、〈神の為〉とは〈百姓衆生の為〉と同然なるべし。而、「汝等各々の個性・資質に基づいて己の作為(な)し得ることを作為せ。藝術、哲学、科学、宗教、政治、経済などなど、その分野は問わない。」、と。言うまでもなく、〈賢者の石〉も〈神像〉も〈仏像〉も、御託宣を下されることはあり得ず、〈無言之言〉あるのみ。ありていに云うなら、「大事なことは自分の頭で考え自分の体で試みよ!」、と。
道く、難行門なる自力道。東西古今、その真理真実に変りはないでせう。その道が、「〈他利而自利、自利而他利〉を目指すことになるのは自然法爾(じねんほうに)なる必然に違いありません、ですよね。別に「そんなの綺麗ごとだ!」、と罵る必要などありますまい。自分自身が、「面白い」「楽しい」「開きたい」「明らめたい」「知りたい」「作りたい」「美しい」などなどのことに真摯に取り組むだけでいいのですから。では、〈問題(トラブル)〉は何処に潜んでいる
返信する
確かに (さぼ)
2013-11-20 00:05:54
残念なかんじですね。
平成20年に護岸工事をされたんですね。
もうちょっと川が持つ多面的な価値を考えた工事があるとよかったですね。
返信する
今と昔の違いです (さぼ様へ(鈴木))
2013-11-20 09:23:42
さぼ 様
 お早うございます。
 いつもありがとうございます。

 もちろん、治水を考えればやむを得ないこととは思いますが。
 なお、先程〝イギリス海岸の昔と今〟をアップしましたのでどうぞ御覧下さい。 
返信する

コメントを投稿

賢治関連」カテゴリの最新記事